カール・レイモンの大野工場
更新は 私が「元気で自遊人」している写真記録です
過去記事2020 カール・レイモンさん
行雲流水 カールレイモン・獣魂碑④ふるさと散歩
北海道北斗市 市渡馬頭観音境内 カールレイモン・獣魂碑
前方の鳥居右に獣魂碑があります
1932年 カール・レイモンは大野村本郷駅(旧・渡島大野駅~現・新函館北斗駅)前に「ハム・ソーセージ工場」を建設
併設して「ミニ動物園」も造りました
昭和10年 食肉加工用として処理される家畜やミニ動物園で死んだ動物の供養をするため 工場地内に「獣魂碑」を建立したそう
動物園にはライオン2頭・サル7匹・熊2頭・わし1羽・犬14頭・猫7匹などの動物を飼っていたそう
寒さに弱いライオンのためにオンドル(床下煖房)まで造作したそう
また近隣の小中学生の遠足にも開放したそう
牛35頭・豚310頭・羊30頭を飼う施設は 当時日本一大きな工場と言われたそう
しかし昭和13年道庁から「日本人の手で畜産加工する」と言われ 五万円で引き取られたそう
1938年に工場は強制買収され工場は閉鎖
市渡地区の有志が市渡馬頭観音境内に移動安置しました
その後 国道バイパス用地にかかり 現在の場所に再移転されました
工場買収金5万円・・・元町に家を買い 移転
この当時から辛い生活が始まったそう
余談ですが 明治生まれの女たち「カール・レイモン」と結ばれてを読むと 苦労された道程が記されています
中尾仁彦案内人の函ぶら探訪では 函館で成功したカール・レイモンさんのことについて教えていただきました
工場のあった地域にも たくさんの伝聞が残っています
写真の建物はカール・レイモン歴史展示館・・・詳しく知りたい方は足を運ばるとよいでしょう
北斗市旧大野地区