きじひき高原・木地挽山と桜2012・5・14
標高683m木地挽(きじひき)山
カメラの位置は鉄山湿原
つい最近まで公共育成牧場の仲間だった
その広さは約1200haでした
昔はブナなどの原生林だったが
公共育成牧場造成のために伐採され
今は裸山です
鉄山から桜を通して眺める木地挽山の光景は
ふるさとの思い出となりそう
農業の機械化が進むと 馬の放牧が減った
外国との保護貿易が退化すると 肉牛や乳牛の放牧も減った
1200haの放牧地も約半分の面積に減った
時代の流れとは言え 農業政策に泣いた畜家は少なくない
見える山頂は 現役の放牧場
鉄山は光景が素晴らしいことから 環境保全林
どちらも法律の手厚い援護を受け 保護されている
木地挽山の高地は家畜の防疫に適し
放牧場として地域経済に貢献してきた
山に感謝を忘れない人も多く
後世に語り継ぐことも大事だなあと思う
カタクリの花は山頂を眺めながら団欒
鉄山とは違い 木地挽山頂の厳寒は 想像を絶する
ブナの大木も 木地挽山を365日眺めながら育った
山頂は車でスイスイ行けるので 鉄山より都会です
木地挽山頂付近自慢のものは ウメバチソウの宝庫
それに 湧き水の宝庫
北斗市のわが家の地域の水道水にも利用されている
地元の宝の山は 花見を楽しんでいることでしょう