悠久の歴史のなかで・・・

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古代キプロスの飼い猫「リビアヤマネコ」

2025-02-22 15:03:09 | 日記
 キプロスは1年のうち300日以上が晴天に恵まれるという太陽の島です。2004年、キプロス島のシロウロカンボス遺跡で、人間と一緒に埋葬された猫「リビアヤマネコ」の遺骨が発見されました。約9500年前の遺跡であることから人間と猫の共生が既に始まっていたと考えられています。このリビアヤマネコが家畜化され、現在の家庭猫の祖先であるといわれています。
 紀元前4000年頃の古代エジプトでは、猫はネズミ駆除のために飼われるだけでなく、神聖な動物としても崇められました。エジプトの神々の中には、猫の頭を持つ女神「バステト」がいて、病気や悪霊から人々を守る存在とされていました。
 その後、猫は交易によって世界中に広まりました。ローマ帝国の拡大に伴い、猫はヨーロッパ全土に広がり、中世ヨーロッパでは猫が魔女の使いとされることもありましたが、その一方で、農家や船乗りたちにとっては重要なネズミ駆除の手段として重宝されました。
 日本においては、猫は奈良時代に中国から渡来したと考えられています。仏教の経典をネズミから守るために連れてこられたという説や、珍しい贈り物として渡来したという説があります。

 今日2月22日は「猫の日」ですね。猫は古代より人間の良きパートナーとして共に生活してきました。ストレスを軽減する効果もあるとされ、多くの人々にとって癒しの存在となっています。




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