ミルクスタンドへようこそ

ミルクスタンド、またの名を牛乳バー。

以前、といっても、キオスクが出来る前の話となるのでしょうが、朝の出勤途中にパンと一緒に牛乳を一杯、と立ち飲みしている光景を実際見たのかテレビで見たのかすでに定かではありませんが、そんな記憶が昔の思い出として残っています。最近であれは、フレッシュジューススタンドは一般的に良く見かけますが、牛乳自身の消費量も減少している今では、ミルクスタンドに関しては、殆ど見かけなくなっているのも当然の理なのでしょう。

ただ、自分の生活圏では、何故か目にする機会も多く、不思議と存在の違和感が無かったのですが、考えてみれば結構珍しいもののようですので、ちょっと思い出しついでに、現役で頑張るミルクスタンドを訪ねてみることにしました。

まずは、自分が一番良く立ち寄る　JR 御徒町駅北口改札前のミルクスタンドです。

アメ横という人気スポットの玄関口であるにも拘らず
にじみ出るこの場末感がたまりません



ガードしたにあるためにちょっと暗めの雰囲気が
まさに「昭和」のままといった感じを漂わせています

場所の場末感も相まって、ここだけ過去にタイムスリップしたかのようです。
ラインナップは、牛乳を中心として・・・20種類以上でしょうか・・・1日1本飲んでも1ヶ月ローテーで楽しめそうな位のラインアップです。

今回は、立ち飲み用の台の広告につられて、豆乳を選択
いつも飲んでいる紀文の調整豆乳とは違い、結構強めの豆乳の味です

続いては、飯田橋駅の地下鉄東西線地下鉄通路の途中にある PLANE Milk Station にやって来ま・・・あれ閉まってる。

土曜日・祝日は早めの営業時間(～14:00)、日曜日は定休日ですので
休日に立ち寄りたい方は、ご注意下さい

ちょっと遅かったようで残念でしたが、気を取り直して、次にやって来たのは、池袋駅北口改札前にある・・・あれ、無い。

ランチパック cafeになっていました

池袋駅には、しばらく来ていませんでしたが、牛乳バーは、ランチパック専門店になってしまったのですね。
ランチパック cafeは、その名の通り、数多く販売されているランチパックを地方限定なども含めて取り扱っている、ランチパック好きにはたまらないお店となっています。東京ですと、小さいバージョンがTX(つくばエキスプレス)の秋葉原駅にもありますね。

その名残として、明治の牛乳・フルーツ・コーヒー牛乳などが多くありました
ミルクスタンドは、持ち帰り不可ですが、ここの飲み物は持ち帰りOKでした



折角なので、明治のフルーツとご当地ランチパック：ニューサマーオレンジ＆ホイップを購入

続いて、自分が知っている場所としては、最後となりますが、区内勤務の方は、一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。秋葉原駅総武線ホームのミルクスタンドです。乗降客も多いため、いつもなかなかな賑わいを見せているイメージです。 ご存知の方も多いかもしれませんが、総武線の5番線ホームと6番線ホームどちらにもお店があります。だから、結構見かけるのかもしれませんね。

まずは、6番線ホームから。

周囲の自販機も牛乳でいっぱいです



運がよければ、コンビニで見かけることもありますが、ヨーグルッペもあったりします
それにしても秋葉原上陸って・・・


名前とこの見た目ですので、普通の人はなかなか手が出ないと思いますが、これが、美味しいんですよ
ヨーグルッペがあるのでしたら、ソフトカツゲンも欲しいですけどね

秋葉原駅の両店舗と御徒町駅も大沢牛乳の店舗とのこと
これからも是非頑張ってほしいです



甘酒の暖簾もありましたが、その他牛乳だけでもバリエーション豊か


お店の名前は、MILK SHOP LUCK(酪)


ここでは、何故かひときわ安さが目立つ「かずさ牛乳：110円」を選択
持ち帰り不可のため、必ず開けて提供されます

瓶だからということは無いでしょうが、やはり美味しいです。
そうそう、最近の蓋は、プラスチックになっているため、開けやすくなっているのですね。牛乳のふたを開ける針なんてものは、もう今後見ることも無いのでしょうかね。


続いて反対の総武線 5番線ホームに移動。

自販機の中も見てみると面白いもので
くまもん絵柄の大阿蘇牛乳や、ホワイトバージョンのヨーグルッペ、森下仁丹共同開発という謎の飲料
など飲んでみたくなりますね

こちらは御徒町駅と同じ「ミルクスタンド」



冷えた飲み物が居並ぶ姿に惹かれてしまいます

ここまで、乳飲料ばかり飲み過ぎたため、味を変えようと牛乳以外を選択しようと物色していると、総武線から降りて来たと思しき常連っぽいお兄さんが「青汁」をチョイス。

おぉ、そんなものもあるのですね。

折角なので、つられて自分も「青汁」をオーダー。

出てきた青汁は、牛乳瓶よりも一回り小さな瓶に、いかにも効きそうな深い緑色。

特に気にかけることもなく、瓶を傾けますが、その液体が喉に到達する頃に、その行為を後悔することになりました。



に、苦い・・・


そういえば、「まずい! もう一杯!」と八名信夫さんもコマーシャルでも警告(？)していましたし、昔の罰ゲームの定番飲料といえば青汁でしたっけ。
最近は、マイルドで飲みやすいものが主流になっているようで、自分も「大人になったから、あの渋味も心地よいものとなったのか」と思い込んでいましたが、
いやいや、とんでもない思い違いの勘違い。

喉の奥から「いやぁ、こいつは無理っすよ」と返品してこようとするものですから、変な汗をかきつつ半分残った青汁を再び飲み込んだのでした。

恐るべし青汁。

良薬は口に苦しと申しますし・・・
何といいますか・・・そう！　効きそうです！！　是非飲んでみて下さい！！！

今も残る懐かしい記憶を探したい気分に任せて、知っている場所を巡ってみましたが、区内でも探せばまだあるかもしれません。それとも、他の地域にもあるのでしょうか。とはいえ、池袋駅のように時代の流れで新しいものに変わっていってしまうのは、致し方ないことですが、一周まわってこのスタイルが新しいとなる時代が来るかもしれませんので、これからも残って欲しいものです。

皆さんもお見かけしましたら、昔の銭湯さながらに、腰に手を当てて牛乳一気飲みなんていかがですか？