
甲武信ヶ岳に行ってまいりました。
ちゃんと1回でまとめたかったのですが、お恥ずかしながら、あれもこれもと入れてしまい、写真も使いすぎて、だらだらと。次回は、文章で魅せるをモットーに頑張りたいですが、今回まではお許しください。はてさて、すでに前回クライマックスまで書いてしまったので、これ以上のメインがあるのかどうか?!
山頂にて (11:00)

なかなかよい景色ですね~

右から雲到来

さようなら・・・
様子からお分かりの通り、曇り時々晴れ模様で頑張っていた天気も、この時間からすっかり曇り空が増えまして、あたりは、次第にガスが出て来る残念な状況になりました。本当なら、金峰山や国師が岳なども見えるようですが、この状況では、じっくり見ることも出来ません。時折、ガスが晴れて山並みが現れると「お~っ」なんて歓声が聞こえます。
山頂は、平めの岩場になってまして、段々になっているので意外に座る場所は多めで、何処からでも山が見える感じになってます。現在は、団体さんもいるので、15人ほどになってますが、まだまだ余裕です。しばし、写真を撮ったり休憩したりと、曇り空ながら折角制覇した山頂ですから、思う存分堪能してみます。
さて、一段楽して、お楽しみにのお昼の時間。お昼といえば、そう!カップヌードルカレー味です。前2回は、カートリッジのガス切れ、バーナー忘れと、食べずに持ち帰る状況が続いておりましたが、さて、今回は・・・。

キングオブラーメン。カレー味登場!!
3回目の出番にかなりヘコんでます

ついに・・・開封!!飲み口付きになってしまいました
さすがに、今回3回目ですから、出発前の確認は怠りませんでした。水、カートリッジ、バーナー、フォーク、カップ、そしてカレー味よ~し、と指差し確認までして来たわけですから、今回は大丈夫。お湯を沸かして、1ヶ月ぶりの温かい山食。うん。山で食べるのカップヌードルは、うまいっす!(TOT) 無事に、胃袋に消えていきました・・・めでたしめでたし。
そして、仕上げは、コーヒー。やっぱり山に来たら、ダンディズムをアロマにのせて漂わすのが男(?)って奴です。(-.-)y-~~~

そこまで言うんだったら、インスタントはないでしょ・・・
いつもは、MAXIMのこだわりコーヒー(スティック)ですが、今回は、家で余ってたネスカフェ。山にはいつもカプチーノ。甘さもさることながら、あの泡がおいしいのなんのって・・・。

うーん・・・不味そうですね・・・。(゜д゜)
お勧め出来る絵柄ではないですね
さて、残念なことに、景色は見えなくなってしまいましたが、たまに雲の切れ間からちょこっとの時間だけ絶景が覗いたりしています。疲れていることもあり、後は帰るだけですので、山頂でちょっとノンビリしてみようと思い、横になって待ってみます。ボケーッとしていると、前(下?)に座っている人が大の字で寝転がっていたので、自分も真似てみました。まだまだ、生憎の曇り空ですが、心身共に伸び~な感じで、本当に気持ちいい!ヽ(´▽`)ノ
…はっ?!Σ(´Д` )
うわぁ…寝ちまった…?Σ(゜ロ゜ノ)ノ
慌てて時計を見ると、30分が過ぎてます。
…(ブルブル)・・・う~、寒いっす。(-.-;)
思いもよらない睡眠に動揺しまくり。死んでないよね?!(゜Д゜;≡;゜д゜)
前回の教訓:2000m以上の山頂は寒いから暖かい格好をしましょう
に従って、コロンビアでは珍しい、というか唯一の贅沢品でもあるゴアテックスのアウターを羽織っていて…ハクション…ギリギリ正解! しかし、知らない人が見たら、遭難者に見えてたかなぁ。恥ずかしぃ。
山頂下山開始(12:00)
パニくる頭を落ち着かせ、なんとか荷物をまとめて出発。往路を戻るピストンなので、下山は、ほぼ下りオンリーのはずですから、ちょっとは気が楽です。

1時間経過後。すでに厚い雲に覆われてました
まずは、小屋を目指します。下りですからすぐに到着しました。変に時間を過ごしてしまったので、このまま一気に帰ろうとしておりましたが、ふと目をやった先にはこんな標識がありました。
「水源の碑」
・・・この手のものに弱いんです。
こういうものを見てしまうと、歯止めが聞かないのが性格のようで、すっかり行く気になってます。小屋の水場ってことだろうし、直ぐ着くだろうと思い、水も欲しかったので、水場を求めて旅立つのでした…。

競馬のトレセンのウッドチップの如く歩きやすい道。フワフワでした
疲れてはいましたが、道は、緩やかにどんどん下っていまして、何より、腐葉土の様な道が今までの道に無い心地よさでして、すいすい足が進みます。…そんな調子で下れてしまったため、異変に気付いたのは、取り返しのつかないところまで来た時でした。
「うわぁ、極限まで下りる気だ…」(ToT)
すでに手ぶらで戻るには、許されざる距離を下ってます。ただ、これ以上、下りると戻れるか心配な距離でもあります。すぐに着いてしまいますように、下に別の下山ルートがありますように、と祈りつつ・・・。

荒川源流に到着しました
水源の碑は、静かに谷の奥底の残雪の中にたたずんでおりました。この水源は、埼玉県人には馴染み深い荒川の源流となっているようです。水干のような感じでは無く、小川となりながら、静かに流れております。空になったペットボトルで水を汲み一口…美味い!冷たさのせいか、シチュエーションのせいか、ただの水が、なんともおいしい味に思えます。勢いガブ飲みしてしまいました。

すでに小川ですので、ちょっと飲みづらいですね

帰り道、同じ道をひたすら登ります。霧も出てきてなんとも心細い
すでに体力の限界を山頂でむかえておりますので、歩きやすいとはいえ、ゾンビの如くダラダラと登っていきます。そんな時、
「やべぇ、お腹痛い・・・」ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿
寒いところで寝て、冷たいものを飲む。
朝からの状況とあわせれば、当然の結末です。
しかしまぁ、人間というのは、火事場の馬鹿力というのがあるんですね。ゾンビのように前かがみで歩いていた自分が、あの時ばかりは、カモシカいやチーターばりのスピードで駆け上がったんですから・・・。結局、下りより早いタイムを叩き出したとか、出さないとか。

この看板を見たとき、安堵の余り・・・(爆)

このような体験をすると、水の大切さが分かります
50円?当然の対価ですよ!!
帰り道(13:00)
・・・ええっと、いろいろありましたが、すっかり元気になりました。帰りは下り坂ばかりということもあり、行きと違うコースの徳ちゃん新道が意外に歩きやすかったので、余裕を持ちながら下ることが出来ました。

シャクナゲアーチ。こちらのルートの方が多いようです。
ただ、ここは光が良く当たるので、見ごろは終わってしまった様子

汚い話ばかりでは申し訳ないので・・・

急坂には変わりありませんが、あちらよりマシかも

西沢渓谷にある徳ちゃん新道の標識、戸渡尾根標識と比較すると・・・
いろいろありましたが、2時間以上の下りにも耐え、無事下山することが出来ました。好奇心もほどほどにしないといけませんねと思いつつ、もしあの時、水を求めていなかったら・・・なんて考えると助けてもらったんですよね、やっぱり。いろいろな時間(?)を除けば、実質は、7-8時間程度の山行ですので、体力自慢の方には楽勝なのかもしれません。ただ、今回は、自分の体力加減も少し分かってしまいましたので、次回は、連休を取ってもっとノンビリとしたいですね。
帰りの温泉:笛吹川温泉
高アルカリ単純泉(PH9.95)、700円(バスタオル・タオル無料)
他の施設と比べると、140号隣接ではないので、ちょっと分かり辛い場所にあります。話によると、天然かけ流しだそうな。高アルカリとなっている割に、目に見えての効果が表れない落ち着いた効能が、全国でも珍しいとのこと。外湯は、温度が低め(35℃程度)なので、じっくり浸かるにはいい感じ(風邪引かない程度で)。近隣施設が500円に比較すると、ちょっと高めですが、ロッカーにハンガー、石鹸備え付け、そして手ぶらでOK、と個人的には好きですね。実際、山ヤの方も3組(ザックが放置してありましたので間違いないかと)いらっしゃってました。
笛吹川フルーツ公園とあわせて、お立ち寄りください。
・・・って、温泉紹介の方が、レポとしてはちゃんと書けてるような。日々精進ですね。
ちゃんと1回でまとめたかったのですが、お恥ずかしながら、あれもこれもと入れてしまい、写真も使いすぎて、だらだらと。次回は、文章で魅せるをモットーに頑張りたいですが、今回まではお許しください。はてさて、すでに前回クライマックスまで書いてしまったので、これ以上のメインがあるのかどうか?!
山頂にて (11:00)

なかなかよい景色ですね~

右から雲到来

さようなら・・・
様子からお分かりの通り、曇り時々晴れ模様で頑張っていた天気も、この時間からすっかり曇り空が増えまして、あたりは、次第にガスが出て来る残念な状況になりました。本当なら、金峰山や国師が岳なども見えるようですが、この状況では、じっくり見ることも出来ません。時折、ガスが晴れて山並みが現れると「お~っ」なんて歓声が聞こえます。
山頂は、平めの岩場になってまして、段々になっているので意外に座る場所は多めで、何処からでも山が見える感じになってます。現在は、団体さんもいるので、15人ほどになってますが、まだまだ余裕です。しばし、写真を撮ったり休憩したりと、曇り空ながら折角制覇した山頂ですから、思う存分堪能してみます。
さて、一段楽して、お楽しみにのお昼の時間。お昼といえば、そう!カップヌードルカレー味です。前2回は、カートリッジのガス切れ、バーナー忘れと、食べずに持ち帰る状況が続いておりましたが、さて、今回は・・・。

キングオブラーメン。カレー味登場!!
3回目の出番にかなりヘコんでます

ついに・・・開封!!飲み口付きになってしまいました
さすがに、今回3回目ですから、出発前の確認は怠りませんでした。水、カートリッジ、バーナー、フォーク、カップ、そしてカレー味よ~し、と指差し確認までして来たわけですから、今回は大丈夫。お湯を沸かして、1ヶ月ぶりの温かい山食。うん。山で食べるのカップヌードルは、うまいっす!(TOT) 無事に、胃袋に消えていきました・・・めでたしめでたし。
そして、仕上げは、コーヒー。やっぱり山に来たら、ダンディズムをアロマにのせて漂わすのが男(?)って奴です。(-.-)y-~~~

そこまで言うんだったら、インスタントはないでしょ・・・
いつもは、MAXIMのこだわりコーヒー(スティック)ですが、今回は、家で余ってたネスカフェ。山にはいつもカプチーノ。甘さもさることながら、あの泡がおいしいのなんのって・・・。

うーん・・・不味そうですね・・・。(゜д゜)
お勧め出来る絵柄ではないですね
さて、残念なことに、景色は見えなくなってしまいましたが、たまに雲の切れ間からちょこっとの時間だけ絶景が覗いたりしています。疲れていることもあり、後は帰るだけですので、山頂でちょっとノンビリしてみようと思い、横になって待ってみます。ボケーッとしていると、前(下?)に座っている人が大の字で寝転がっていたので、自分も真似てみました。まだまだ、生憎の曇り空ですが、心身共に伸び~な感じで、本当に気持ちいい!ヽ(´▽`)ノ
…はっ?!Σ(´Д` )
うわぁ…寝ちまった…?Σ(゜ロ゜ノ)ノ
慌てて時計を見ると、30分が過ぎてます。
…(ブルブル)・・・う~、寒いっす。(-.-;)
思いもよらない睡眠に動揺しまくり。死んでないよね?!(゜Д゜;≡;゜д゜)
前回の教訓:2000m以上の山頂は寒いから暖かい格好をしましょう
に従って、コロンビアでは珍しい、というか唯一の贅沢品でもあるゴアテックスのアウターを羽織っていて…ハクション…ギリギリ正解! しかし、知らない人が見たら、遭難者に見えてたかなぁ。恥ずかしぃ。
山頂下山開始(12:00)
パニくる頭を落ち着かせ、なんとか荷物をまとめて出発。往路を戻るピストンなので、下山は、ほぼ下りオンリーのはずですから、ちょっとは気が楽です。

1時間経過後。すでに厚い雲に覆われてました
まずは、小屋を目指します。下りですからすぐに到着しました。変に時間を過ごしてしまったので、このまま一気に帰ろうとしておりましたが、ふと目をやった先にはこんな標識がありました。
「水源の碑」
・・・この手のものに弱いんです。
こういうものを見てしまうと、歯止めが聞かないのが性格のようで、すっかり行く気になってます。小屋の水場ってことだろうし、直ぐ着くだろうと思い、水も欲しかったので、水場を求めて旅立つのでした…。

競馬のトレセンのウッドチップの如く歩きやすい道。フワフワでした
疲れてはいましたが、道は、緩やかにどんどん下っていまして、何より、腐葉土の様な道が今までの道に無い心地よさでして、すいすい足が進みます。…そんな調子で下れてしまったため、異変に気付いたのは、取り返しのつかないところまで来た時でした。
「うわぁ、極限まで下りる気だ…」(ToT)
すでに手ぶらで戻るには、許されざる距離を下ってます。ただ、これ以上、下りると戻れるか心配な距離でもあります。すぐに着いてしまいますように、下に別の下山ルートがありますように、と祈りつつ・・・。

荒川源流に到着しました
水源の碑は、静かに谷の奥底の残雪の中にたたずんでおりました。この水源は、埼玉県人には馴染み深い荒川の源流となっているようです。水干のような感じでは無く、小川となりながら、静かに流れております。空になったペットボトルで水を汲み一口…美味い!冷たさのせいか、シチュエーションのせいか、ただの水が、なんともおいしい味に思えます。勢いガブ飲みしてしまいました。

すでに小川ですので、ちょっと飲みづらいですね

帰り道、同じ道をひたすら登ります。霧も出てきてなんとも心細い
すでに体力の限界を山頂でむかえておりますので、歩きやすいとはいえ、ゾンビの如くダラダラと登っていきます。そんな時、
「やべぇ、お腹痛い・・・」ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿
寒いところで寝て、冷たいものを飲む。
朝からの状況とあわせれば、当然の結末です。
しかしまぁ、人間というのは、火事場の馬鹿力というのがあるんですね。ゾンビのように前かがみで歩いていた自分が、あの時ばかりは、カモシカいやチーターばりのスピードで駆け上がったんですから・・・。結局、下りより早いタイムを叩き出したとか、出さないとか。

この看板を見たとき、安堵の余り・・・(爆)

このような体験をすると、水の大切さが分かります
50円?当然の対価ですよ!!
帰り道(13:00)
・・・ええっと、いろいろありましたが、すっかり元気になりました。帰りは下り坂ばかりということもあり、行きと違うコースの徳ちゃん新道が意外に歩きやすかったので、余裕を持ちながら下ることが出来ました。

シャクナゲアーチ。こちらのルートの方が多いようです。
ただ、ここは光が良く当たるので、見ごろは終わってしまった様子

汚い話ばかりでは申し訳ないので・・・

急坂には変わりありませんが、あちらよりマシかも

西沢渓谷にある徳ちゃん新道の標識、戸渡尾根標識と比較すると・・・
いろいろありましたが、2時間以上の下りにも耐え、無事下山することが出来ました。好奇心もほどほどにしないといけませんねと思いつつ、もしあの時、水を求めていなかったら・・・なんて考えると助けてもらったんですよね、やっぱり。いろいろな時間(?)を除けば、実質は、7-8時間程度の山行ですので、体力自慢の方には楽勝なのかもしれません。ただ、今回は、自分の体力加減も少し分かってしまいましたので、次回は、連休を取ってもっとノンビリとしたいですね。
帰りの温泉:笛吹川温泉
高アルカリ単純泉(PH9.95)、700円(バスタオル・タオル無料)
他の施設と比べると、140号隣接ではないので、ちょっと分かり辛い場所にあります。話によると、天然かけ流しだそうな。高アルカリとなっている割に、目に見えての効果が表れない落ち着いた効能が、全国でも珍しいとのこと。外湯は、温度が低め(35℃程度)なので、じっくり浸かるにはいい感じ(風邪引かない程度で)。近隣施設が500円に比較すると、ちょっと高めですが、ロッカーにハンガー、石鹸備え付け、そして手ぶらでOK、と個人的には好きですね。実際、山ヤの方も3組(ザックが放置してありましたので間違いないかと)いらっしゃってました。
笛吹川フルーツ公園とあわせて、お立ち寄りください。
・・・って、温泉紹介の方が、レポとしてはちゃんと書けてるような。日々精進ですね。
山行レポート、写真がいっぱいで懐かしく拝見しました。
甲武信ヶ岳はちょうど2年前、私にとって初めてのテント泊だったので、何かと思い出深い山です。
それにしても日帰りとはお疲れ様でした。
結構キツイですよね~、あの登り。私は甲武信ヶ岳から雁坂嶺経由でぐるっと一周しましたが、かな~り疲れ果ててしまいました。
次はどこへ行かれますか?
同じ関東圏だしそのうち行く山がかぶるかもしれませんね?!
またきま~す。
いつもコメント有難う御座います。
雁坂経由は、自分が始めに考えていたコースでしたが、日帰りではさすがに無理でしたね。いつか再チャレンジしたいです。
テント泊?!羨ましいです。皆さんの話の中にも必ず出てくる「テント」。本当に欲しいんですよ。車中泊も辛くなって来てますし。でも、テント買ったら、家に帰らなくなりそうで・・・(笑・・・えないなぁ。
そろそろ梅雨になりそうなので、しばらくは、秩父か青梅でノンビリすると思いますが、最後の一踏んばりでどこか行っておきたいです。関東圏も広いですが、同じ山だったら面白いですね。積極的に汗をかいているデブ・・・もとい少々肥えた人がいたら、おそらくかいねこです。こちらも、女の人に積極的に声をかけて・・・ってダメですって、それは。
また来てください!!