琉球八社(りゅうきゅうはっしゃ)
琉球八社とは、琉球王国において「琉球八社(官社)の制」により王府から特別の扱いを受けた8つの神社である。
その1:金武宮
その2:普天満宮
その3:天久宮
その4:末吉宮
その5:識名宮
その6:安里八幡宮
その7:沖宮
その8:波上宮
金武宮を後にして、全てではないにしても、この後もこのような衰退した姿を見ることになるのかと、ちょっと心配になりつつ、この場所から行ける次の目的地を探します。他の神社がほぼ市内に集中しているため、遠方となるのは、普天満宮。ちょうど通り道になるようなので、そのままバスで向かいます。
「普天間」と聞くと、一昨年から施設移設問題で話題となっている普天間基地があるというニュースで知る限りの知識しか思い出されませんし、今回初めて訪れる場所です。中部と南部を結ぶちょうどポイントのような場所にあるためか、交通の便には困ることは無いようですので、車でなくても比較的楽に訪問は出来そうです。
そうそう、こちらの神社は、「普天間宮」ではなく「普天満宮」の標記となっています。とはいえ、菅原道真を祭神としていることもないため、語呂で改名されたのでしょうか。
普天満宮(ふてんまぐう)
所在地:沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
御祭神:
熊野権現:伊弉冉尊、速玉男命、事解男命、天照大御神、家都御子神
琉球古神道神:日の神、竜宮神(ニライカナイ神)、普天間女神(グジー神)
最寄駅:普天間バス停 徒歩1分
※ 琉球バス:110番、21番、223番、227番、23番、27番、90番
沖縄バス:27番・80番、227番、52番、61番、77番
金武宮からは、沖縄バス 77番が一本で繋がります。但し、一般道で1時間10分、気長に頑張りましょう。
待ち時間も合わせて一般交通機関を使い、1時間30分でようやく普天間到着
出発してからコンビニなども無いため、朝からさんぴん茶のみで殆ど食べていないです・・・
バス停の向かい側に、普天満宮がありました
今回は、神社としての姿がきちんと残っているようです
あれ? 上の看板には「普天満宮」ではなく「普天満宮洞穴」??
=====
普天満宮洞穴(ふてんまぐうどうけつ)
琉球石灰岩層に形成された全長およそ280メートルの横穴洞穴で、主洞口を東にして西方向へ延びている。洞穴の開口部は二か所にあり、主洞部は石灰岩のがけの中腹、他の一つは洞壁が崩壊してできたものである。
洞穴の内部は、途中二か所ほど天井も低く幅も狭いところがあるが、平均して天井の高さは4~6メートル、幅は1~3メートルあり、十分立って歩ける広さである。洞内には、広い場所が三か所ある。その一つは、奥宮になり、広場のうち最も大きく幅15メートル、天井の高さ6メートルである。他の一つは、奥宮からおよそ80メートル奥の所である。そこにはつらら石や石筍がよく発達し、また広場の真中には幅4メートルほどの石柱があり、これが洞内全体を支えているかのようである。
洞内の入り口に近いところの洞壁には、連続している三つの細長い溝のようなものが見られる。これは洞穴ノッチである。つまり、洞内の中を流れる水によって侵食されてできたものである。これが洞壁の高さの異なる地点にあるということは、洞穴内の水位が次第に下がるなど何らかの地殻変動があったことを物語る科学上の重要な証拠である。
また、洞内の入口付近には、数万年前に絶滅したシカ類を含む厚い化石層がある。化石は、リュウキュウジカやリュウキュウムカシキョンで、200頭以上も発掘されている。化石は、洞内にも散在し、さらに、土器も発見され次第遺跡にもなっている。
平成四年三月 宜野湾市教育委員会
=====
こちらは、普天満山 神宮寺
先ほどもそうですが、琉球八社には、それぞれ神社とお寺があるようです
そのためか、こちらもやはり「普天満山」になっているのですね
おおっ~、やっとこ狛犬さんに遭遇
顔は、シーサーに似た豪快さを持ちつつ、身体がちょっとかわいらしいバランス
なんだかとっても可愛い気がします
正面から見ると、ちょっとだけ参拝者のほうを向いているのですね
鍾乳洞に入るためには、手続きが必要。
授与所にて奥宮の参拝を申し出ると、申し込みのために代表者の住所氏名などを記載する必要があるとのこと。記載すると、巫女さんに鍾乳洞に案内いただけます。決して、「洞窟に入りたいのですが」なんて口走ってはいけません。きょとんとされてしまいますので・・・あくまでも参拝目的で。
たくさんの絵馬を見ると、この神社が地域に根付いているのがわかります
本殿を横に見ながら奥に進むと
入口がありました
それにしても、巫女さんに連れられていくというのは、なんだか緊張します
続いて、ドア?
そして、廊下??
ちょっと、イメージしていたのと違いますね
・・・それにしても、巫女さん、いつまで一緒なんでしょうか・・・
そして、通路を抜けたところで、ご自由にと開放されました
眼前には、おおっ! と、なんだかすごい光景が
これが、普天満宮 奥宮・・・の遥拝所
奥宮は通常立ち入りできない場所のようで、「夏越の大祓」の時に近づけるようです
神社の雰囲気に鍾乳洞が加わると、神々しいですね
大きさは、それ程でもありませんが、静かで・・・ちょっと怖いです
なんとも、これは、異世界ゾーン
是非、一度ご覧頂きたい光景ですね
いい神社に巡り合えて満足をしつつ、次の目的地・・・といきたいところでしたが、時間が無くなってしまいました。
やはり、一般交通機関ですと、最短距離で行けないのが難しいところです。とはいえ、急いで目的地だけを目指すのも味気ないものですから、こういった方が性に合っているんですけどね。帰り際にもうひとつくらいは行けそうかなと思いつつ、目の前に来たバスに飛び込んだのでした・・・って、このバスどこ行くんだろう。
琉球八社とは、琉球王国において「琉球八社(官社)の制」により王府から特別の扱いを受けた8つの神社である。
その1:金武宮
その2:普天満宮
その3:天久宮
その4:末吉宮
その5:識名宮
その6:安里八幡宮
その7:沖宮
その8:波上宮
金武宮を後にして、全てではないにしても、この後もこのような衰退した姿を見ることになるのかと、ちょっと心配になりつつ、この場所から行ける次の目的地を探します。他の神社がほぼ市内に集中しているため、遠方となるのは、普天満宮。ちょうど通り道になるようなので、そのままバスで向かいます。
「普天間」と聞くと、一昨年から施設移設問題で話題となっている普天間基地があるというニュースで知る限りの知識しか思い出されませんし、今回初めて訪れる場所です。中部と南部を結ぶちょうどポイントのような場所にあるためか、交通の便には困ることは無いようですので、車でなくても比較的楽に訪問は出来そうです。
そうそう、こちらの神社は、「普天間宮」ではなく「普天満宮」の標記となっています。とはいえ、菅原道真を祭神としていることもないため、語呂で改名されたのでしょうか。
普天満宮(ふてんまぐう)
所在地:沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
御祭神:
熊野権現:伊弉冉尊、速玉男命、事解男命、天照大御神、家都御子神
琉球古神道神:日の神、竜宮神(ニライカナイ神)、普天間女神(グジー神)
最寄駅:普天間バス停 徒歩1分
※ 琉球バス:110番、21番、223番、227番、23番、27番、90番
沖縄バス:27番・80番、227番、52番、61番、77番
金武宮からは、沖縄バス 77番が一本で繋がります。但し、一般道で1時間10分、気長に頑張りましょう。
待ち時間も合わせて一般交通機関を使い、1時間30分でようやく普天間到着
出発してからコンビニなども無いため、朝からさんぴん茶のみで殆ど食べていないです・・・
バス停の向かい側に、普天満宮がありました
今回は、神社としての姿がきちんと残っているようです
あれ? 上の看板には「普天満宮」ではなく「普天満宮洞穴」??
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普天満宮洞穴(ふてんまぐうどうけつ)
琉球石灰岩層に形成された全長およそ280メートルの横穴洞穴で、主洞口を東にして西方向へ延びている。洞穴の開口部は二か所にあり、主洞部は石灰岩のがけの中腹、他の一つは洞壁が崩壊してできたものである。
洞穴の内部は、途中二か所ほど天井も低く幅も狭いところがあるが、平均して天井の高さは4~6メートル、幅は1~3メートルあり、十分立って歩ける広さである。洞内には、広い場所が三か所ある。その一つは、奥宮になり、広場のうち最も大きく幅15メートル、天井の高さ6メートルである。他の一つは、奥宮からおよそ80メートル奥の所である。そこにはつらら石や石筍がよく発達し、また広場の真中には幅4メートルほどの石柱があり、これが洞内全体を支えているかのようである。
洞内の入り口に近いところの洞壁には、連続している三つの細長い溝のようなものが見られる。これは洞穴ノッチである。つまり、洞内の中を流れる水によって侵食されてできたものである。これが洞壁の高さの異なる地点にあるということは、洞穴内の水位が次第に下がるなど何らかの地殻変動があったことを物語る科学上の重要な証拠である。
また、洞内の入口付近には、数万年前に絶滅したシカ類を含む厚い化石層がある。化石は、リュウキュウジカやリュウキュウムカシキョンで、200頭以上も発掘されている。化石は、洞内にも散在し、さらに、土器も発見され次第遺跡にもなっている。
平成四年三月 宜野湾市教育委員会
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こちらは、普天満山 神宮寺
先ほどもそうですが、琉球八社には、それぞれ神社とお寺があるようです
そのためか、こちらもやはり「普天満山」になっているのですね
おおっ~、やっとこ狛犬さんに遭遇
顔は、シーサーに似た豪快さを持ちつつ、身体がちょっとかわいらしいバランス
なんだかとっても可愛い気がします
正面から見ると、ちょっとだけ参拝者のほうを向いているのですね
鍾乳洞に入るためには、手続きが必要。
授与所にて奥宮の参拝を申し出ると、申し込みのために代表者の住所氏名などを記載する必要があるとのこと。記載すると、巫女さんに鍾乳洞に案内いただけます。決して、「洞窟に入りたいのですが」なんて口走ってはいけません。きょとんとされてしまいますので・・・あくまでも参拝目的で。
たくさんの絵馬を見ると、この神社が地域に根付いているのがわかります
本殿を横に見ながら奥に進むと
入口がありました
それにしても、巫女さんに連れられていくというのは、なんだか緊張します
続いて、ドア?
そして、廊下??
ちょっと、イメージしていたのと違いますね
・・・それにしても、巫女さん、いつまで一緒なんでしょうか・・・
そして、通路を抜けたところで、ご自由にと開放されました
眼前には、おおっ! と、なんだかすごい光景が
これが、普天満宮 奥宮・・・の遥拝所
奥宮は通常立ち入りできない場所のようで、「夏越の大祓」の時に近づけるようです
神社の雰囲気に鍾乳洞が加わると、神々しいですね
大きさは、それ程でもありませんが、静かで・・・ちょっと怖いです
なんとも、これは、異世界ゾーン
是非、一度ご覧頂きたい光景ですね
いい神社に巡り合えて満足をしつつ、次の目的地・・・といきたいところでしたが、時間が無くなってしまいました。
やはり、一般交通機関ですと、最短距離で行けないのが難しいところです。とはいえ、急いで目的地だけを目指すのも味気ないものですから、こういった方が性に合っているんですけどね。帰り際にもうひとつくらいは行けそうかなと思いつつ、目の前に来たバスに飛び込んだのでした・・・って、このバスどこ行くんだろう。
こうゆう入り方なら混雑してうるさくなるコトもないでしょうし、怪しい異世界を堪能できそう♪
神社だけあって(?)足元だけはしっかり整備されてるみたいなのも、ますます異世界感を醸しだしてますね。
横顔の狛犬さまは、かぶり物してるみたいでカワいすぎ~
不定期だというのに、神社ネタだというのに、
早速コメントをいただけるとは、有難い限りです。
このドアは、演出ではなくて、セキュリティの兼ね合いのようです。
雰囲気的には、申し分ない感じなので、もう少しこだわればいいのにと思ってしまいますが、
その辺りは、感覚が違うのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
狛犬可愛いですよね。
土地柄神社が少ないので、狛犬成分が少なめ だったので、
嬉しくなって沢山掲載してしまいました。
シーサーがベースなので、やはり顔が濃いめになるのですね。
場所がメイン観光地から少し離れているので、なかなかオススメしづらいですが、
中部、北部に行かれる方には、行き帰りの立ち寄りででしたら、いいかなと思えるスポットでした。
奥宮も見てみたいものです。