飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

下を向いて歩こう(有楽町駅の桜レンガ)

2020-12-30 19:35:29 | スポットなたしなみ
有楽町駅に何度か訪れたことがある人は、歩いていてふと目にしたことがあるかもしれません。

有楽町は、レンガの街。今も残るガード下の煉瓦造りのアーチや高架橋が有名ですし、それを活かした日比谷OKUROJIという施設も今年開業しています。その昔は、銀座煉瓦街が関東大震災まで立ち並び、その名残は、銀座レンガ通りなどに残されていたりします。

2007年(平成19年) 10月。有楽町駅東側は、有楽町駅前第1地区第一種市街地再開発事業により、歩道の拡張と地下ネットワークの整備が行われ、駅前広場と有楽町イトシア(ITOCiA)が誕生しました。その際、駅前広場を中心にレンガタイルで歩道も整備されることとなりました。


有楽町駅前広場
ここの中心の街灯から同心円状にタイルで円が作られています。おそらく10連ほど


メイン通りは、綺麗な道路が見られます



そんなレンガの中に桜の刻印がされたものがいくつか見られます。
結構なメイン通りにもあるため、気付かれる方も多く、写真に撮ったり記事に掲載したりと、四つ葉のクローバー的な見つけるとご利益があるような感じになっているようです。ただ、その詳細については、全く詮索されることも無く、このような面白そうなものにもかかわらず、あまり情報を得ることもできません。


銀座の入り口ということもあり、お洒落な意匠が多く見られますが
桜レンガに関しては、どこでも見られるわけでもなさそうです


その桜レンガは、道路のアクセントになっているこのような縞々の部分で見られます
他と比べると確かにレンガの感じが強調されていますね


先ほどのラインにも桜レンガが隠れていました
真ん中より少し上の部分ですが・・・分かり辛いですね


特に名前も決まっていないようですので、桜レンガと呼んでおきます
こちらが一般的な桜レンガ


こちらが日付入り。この開発事業が完了した2007年10月となっています
見て分かる通り、特定のレンガに刻印されているということではなく、色も様々なようです


人通りの多いガード下のインズ前あたりにある通りのものは


人の往来により表面が削られてしまい、判別も難しい状態になっていたりします


中には、その出自となる様な記載のあるようなものもありまして
こちらが文章も記載された桜レンガです


有楽町驛前廣場築造

昭和二十二年二月二十日
戦災復興計画決定より
約六十年の歳月を経て

平成十九年十月十日


千代田区の花が「さくら」であることがその意匠となった理由なのかもしれませんね。


こちらの文章入りは、見つけた範囲では3か所ありました
これは往来が激しい場所のため、このような姿に・・・

駅前広場の1つ目の円にあるものが一番分かり易く、綺麗でしたので
ご覧になりたい方は、まずはそちらにどうぞ


このような悲劇も・・・


メンテナンスにより新しいものに置き換わったりしているところもあるため、最初にどの程度置かれていたかもわからない桜レンガ。
その数を記載したところも結局見つからず、見た人は数多くいらっしゃっても、数えた方もあまりいないようでして、正確な数はいまだに分かりません。
ただ、分からない方がいいこともありますので、桜レンガを探しに街に繰り出すのも楽しいかもしれません。
有楽町というお洒落な都会の真ん中で、地面を見ながらフラフラ歩きまわるというのは・・・まぁ、結構な覚悟が必要な気もします。
おススメは、お店が開店する前の休日の朝10時までが人がまだ少なめですので、少しははかどるかと思います。


捜索エリアは、有楽町駅から晴海通り・外堀通りに囲われたこの範囲です




<以下、調査継続中 (知りたくない方はここまでで)>






桜レンガ:48個 (うち、1個欠損・上記記事の通り)
文章入りレンガ:3個

・・・20個くらいかと思っていましたが、こんなにありますので、いっちょ見てみるかと思った方は、ご注意ください。
また、もっとあったという情報があれば、教えて下さいませ。

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