長瀞アルプス：第1回サイテイ山行（そして長瀞へ）

＜　長瀞駅で会いましょう　＞

ついに、山行当日がやってきました！！
ワクワクしているのは当然のことで、仕事の疲れも寝不足もなんのその、難なく起床出来てしまいました。いつもの週末がこうだと、もっと有意義なのですけどね・・・。

今日の集合は、長瀞駅に8時。
元々は、9時集合にしていたものの、sanae隊が車で来る事になったので、それならばと1時間早めた結果でした。同じ埼玉県内からでも2時間を要する行程ですが、それでも、皆さん快諾して頂けるのは、さすが山ヤな方々です。普通、こんな早くしたら一般人の方でしたら、当然嫌がられますからね。デ○トとかなんて・・・。

今回は、奇しくも全員が熊谷・寄居方面からの北からルート。とはいえ、(確認していなかったこともあって)初対面の皆さんがどこから来るのか知らなかったので、高崎線内からザックを持った人を探してワクワクドキドキ。珍しく寝ることすら忘れていました。

・・・と、携帯メールです。
宛先は、小太り親方さん。始発の電車に乗り遅れてしまい、遅刻しそうとのこと。ブログからも滲み出る、しっかりものの親方様。きちんと事前にご連絡を頂きました。と、そこまでは、いいのですが、問題はその文章。朝青龍やら亀田兄弟やらを交えて面白おかしく書かれた内容は、それはそれは、お見せ出来ないのが残念な位、ユーモアにあふれたメールでした。しかし、このために仕込んでおいたのではないかと思わせる位に、長過ぎますって・・・。車内で含み笑いのまま、お会いするのが益々楽しくなってくるのでした。

秩父鉄道への連絡が4分しかなかったため、ワタワタと乗り換え。
suicaが使えないということで、駅員と小競り合いながら、なんとか出発前の電車に飛び乗りました。マイカー登山派なので、あまり私鉄と接点はありませんが、「秩父鉄道」と聞くと、ハイキングやザック抱えたご年配がたくさんいるようなイメージを持っておりましたが、今回乗った電車には、学生と普通の人ばかりでなんだか拍子抜け。自分の乗った車両の周りでは、大荷物をもった人が一人もいなかったので、その後は、いつもの通り睡魔に襲われて眠りにつくのでした・・・。
途中、寄居駅にて間に合わなかったと親方さんから連絡があり、もしかして一人かなぁと思いながら窓の外を見ると、


紅葉がババーンと広がっておりました


長瀞アルプスの紅葉はなんだかとってもいい感じ。幸先いいです。



朝の長瀞駅、とても静かです

そして、運命の長瀞駅に到着です。
改札の向こうには、男性がこちらを伺っておりました。そう、一目で分かります、トシちゃんです。小心者の自分には出来ませんが、そのまま顔出しで掲載されていますから、こちらからすると一方的な知り合い状態。でも、向こうからは初対面なんですよね。sanaeさんにも挨拶をしますが、案の定というか恒例の

「違う、違う」
「ほーら、やっぱり嘘つきだ」

の大合唱。自分でまいた種ですから、最近ようやく慣れてきました。
それから、同じ電車だったようで後からheppoco隊が来るようです。トシちゃんと出口で待っていると・・・これまた、いつも見ているお二人が・・・

なぜか、笑いながら登場です。

「だから、イメージと違うからって言ってたでしょ～。笑っちゃダメだって」

・・・なんだか自分のせいらしいです。

sanae隊とheppoco隊は面識がありますので、親方さんが来るまで、しばしみんなで歓談します。自分は初対面のはずなのですが、名前を言ったきり、人となりの説明することも無く仲間に加わってしまえたようです。まぁ、あれだけブログに晒していれば、説明する必要も無いということでしょうか・・・。それから、親方さんのメールをsanaeさんと絶賛しながらみんなで閲覧してみたりと、人見知りの自分もすっかり馴染めたように思えます。


旦那の両親にいびられる嫁・・・ではなくて、歓談中の皆さん

遅れたというよりは、連結が悪くて電車が来なかったといった方がよいのですが、20分が経った次の電車で親方さんがやってきました。駅から登場した親方さんに、皆さんから祝福の大合唱

「小太りじゃないじゃないですか！」

看板に偽りありとまで言われておりましたが、親方さんはなんだか嬉しそうでした。自分も仲間が出来たようで、ちょっと嬉しかったです。


これにて全員集合です
・・・あ、トシちゃんが髪隠しに(ヲイッ)


＜　宝登山山行　＞

heppocoさんが、

『縦走をするかのような荷物になりました』

と前日にメールしてきた通り、各人、500mの低山日帰りとは、思えないような大荷物を背負っています。宴会 会合は、戻ってきてからとなりましたので、それ用の荷物は、トシちゃん車にデポ(？)することになりました。結果、大容量ザックは見事にスカスカとなってしまいまして、会合にかける並々ならない思いを感じてしまうのでした(もっと力をかけなきゃいけない部分もありますが・・・)。
荷物を分けたら、いよいよ出発です。「出発進行！」などという掛け声も無く、「まずはこちらから！」なんていう誘いも無く、誰とはなしに移動を開始したのでした。ダラダラ系な山行がこのメンバーには合っていますね。


前方・トシちゃん＆heppocoさん、後方・sanaeさん＆親方さん という夢のショット
隊長さんは、自分の後ろから自分を含めた写真撮影中

横一列というＧメン'75 ばりの歩き方で宝登山神社を目指します。ぱっと見は、普通のハイキング一団(にしてはザックが大きすぎます)のように見えますが、そこはブロガーですから、大きく違うのは、もちろんカメラです。歩きながら、紅葉や風景や初めて会った面々をしょっぱなから全員で撮影しまくる一行。そう、6人で5つのカメラがあるわけですから、もはや山行というよりは、カメラ教室です。


中でもトシちゃんのフットワークがとにかく軽かったですね
いい景色を見つけるとダッシュで駆けつけます
そのため、自分の写真には、トシちゃんがいつも一緒・・・(嘘ですよ)


トシちゃんが駆けつけるのが分かるほど
ここの紅葉は非常に綺麗でした


heppocoさんは、モデルなのでわれわれの撮影競争を見守る役
みんな戻ってこないので気になってます


カキ氷で有名な阿左美冷蔵さんが、朝早く閉まっているのを眺めたりしながら、ブラブラ歩いて行きまして、難なく宝登山神社にやってきました。ここからが、本番の山登りです。

・・・と、ここでロープウェイの文字を発見したのがheppocoさん。

「乗って行きませんか？」

あるものは使う派(自称・時間をお金で買う派)というheppoco隊、早速有効活用しようとします。ただ残念ながら今は運転時間外。始発は9:40からの30分間隔運転と事前確認をしていたので、早速リーダーらしくそのことを説明します。すると、おおっ、みんなの見る目も変わって来てるんじゃありませんか、ふふふっ。


トシちゃんを先頭に仲良く山頂を目指します

リーダーとして、ちょっと尊敬を集めたところで舗装道路から砂利道を歩くことしばらく。ふと、目の端に信じられないものを捉えました。

な、なんと、ロープウェイが登っていくではありませんか・・・

最初に気がついたからか、自分の位置からは、作業員風体の方々が乗っていたのが見えましたが、その説明をする間も無く、

「あっ、ロープウェイ」

という言葉と失笑と共に、皆さんの見る目が『ロープウェイに乗らせない為に嘘をついたズルイ人』に変わっていくのが分かります。しどろもどろに説明をしても、どうにもこうにも・・・。
とはいえ、優しいメンバーの皆さんは、そんな事はすぐに水に流して下さいます（本当に違うんですからね）。登り坂も緩やかで、道も広め、話したい事がたくさんあるメンバーですから、パートナーも入れ替わり立ち替わりでお散歩のように歩きながら談笑が続きます。

寒いと思い4枚重ね着で来ていたので、しばらく歩くと予想以上に暑さがこたえて来ます。今日は、とてもいい天気。上着を脱いでも、まだまだ暑いのは、久々の運動だからでしょうか。汗を拭って歩くのは自分だけか・・・と思いきや、その前を歩くのはハンカチ親方。とても親近感が沸いた瞬間でした。

広い道をウネウネと歩いても山頂にはいけるのですが、途中からトシちゃんお勧めの直登コースが登場します。ここで名乗り出たのは、や、やはり、トシちゃん。意外に先頭好きなようです。トシちゃんを先頭に一列に歩き出します。次第に急になる道で檄を飛ばすトシちゃん。なんだか格好良かったです。ただ、低山なのでこの登りも瞬間で終わってしまいましたが・・・。


常に先頭はトシちゃん
ペースも無理が無く、とても歩きやすかったです


しかし、本当の目的は、こういうことなのかも知れません
はい、撮るよ～！！


「あれ？　sanaeさんは？？」
一人で別行動をするとすぐに撮影の餌食です


山行途中にも紅葉が光に照らされて、綺麗に輝いている場所もありました


この石段の上は、ゴールですから頑張って！
heppocoさんブログのような後姿撮影が出来ました


そして、山頂神社に到着。


1年ぶりに狛犬さんにもご挨拶


そんな自分の姿を撮影するブロガーの皆さん
その撮影している人を撮影する人もいて
その撮影している人を撮影する人を撮影する人も・・・って、エンドレスです

神社の後ろには、宝登山山頂がありまして、無事に全員登頂となりました。
さすがに、ベテランの皆さんは、息の乱れも全くありません。山頂で記念撮影をして、ベンチから、周りの山々を眺めながらノンビリ・・・。


宝登山にも寒桜がもう咲き始めていました
今年は紅葉が遅れましたので、紅葉＆寒桜もありですね


蝋梅は、まだまだ時期には早いらしく、蕾のままでした(通常1月ro2月あたり)


山頂そばのベンチにてheppocoさんから頂いたみかんを頬張ります
皆さんの見ている先には


こんな風景を見ることが出来ました
heppoco隊長から周辺の山名のレクチャーを頂きます
（こういった所では自分全く役に立ちません）


＜つづく＞

長瀞アルプス：第1回サイテイ山行（氷池探検）