石橋海中案内☆ガイドマンのLog

神奈川県小田原市のダイビングポイント石橋で日々潜り続けているガイドのブログです。

石橋最新生物事情2024/11/23[w/map & pic] ※加筆/追加掲載有り

2024-11-23 12:14:53 | ダイビング
※加筆/追加掲載(写真)あり[11/27付]

みなさん、こんにちは。

諸事情相俟って、またしても久しぶりの更新とあいなります。
その間、海況はもとより生物状況も相当な変遷があっての今日、、ただまずまずの成果でした。

そんなこんなで海況からまいります。


[海況]

透明度   8〜10m
水温   22℃

ここ一番に穏やかで、そして透明度もここ一番でした。



[生物情報]

まず今日イチのトピックは、しばらく姿を消していたイロケロさんの復活。久しぶりに嬉しい邂逅でした。

諸々含め、生物羅列していきます。



魚系
イロカエルアンコウ(オレンジ2㌢/復活/New)、ニシキフウライウオ(ペアNew)、アカハチ(ygNew)、ガラスハゼ()、クロイトハゼ()、クロユリハゼ、アライソコケギンポ、ミナミギンポ、ミツボシクロスズメダイ、ネッタイミノカサゴ(yg)、キリンミノカサゴ(yg)、モヨウフグ(yg情報/写真アリ)など
◆少しだけ盛り返してきた印象です☆イロケロさんとの再会はほんと幸運。僥倖の極みw因みに少し大きくなっていました☆


甲殻類
アカホシカクレエビ()、イソギンチャクモエビ(増)、カザリイソギンチャクエビ、アカスジカクレエビ()、クリアクリーナーシュリンプ()、イソバナカクレエビ(cvアリ)、オシャレカクレエビ()、ベニサンゴガニ(yg)、コマチコシオリエビ()など
◆アカスジさんが少し減ってしまったようですが、見処はまだまだ尽きません☆


ウミウシ
ハナオトメウミウシ(yg)、カメキオトメウミウシ()、オトメウミウシ()、ホソジマオトメ(情報)、ヒロウミウシ()など
◆ウミウシ系はちょっと寂寥感……ただ乙女系が孤軍奮闘で頑張っていますw☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ()、ベニキヌヅツミ、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ
◆さして大きな変化はないかと……☆


その他
アオウミガメ(時々)など
◆カメさんは本当に不意にやってきますw☆


[86点:先ずはイロケロさんの復活も叶って、光明―明るい兆し―を見たという印象と併せ、まだまだ伸び代はあるという期待も含め、この点数]

[北エリア:水底の堆積物の影響で、生物的にも厳しい状況が続く北側。ぼちぼち生物も回復傾向にはあるようだが…。いずれニシキの存在は大]


[南エリア:やはりひときわ賑わいを魅せるのは南側。透明度も比較的安定して良いという点では、“ワイド”も“マクロ”も楽しめるのが何よりの利点]


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実は当日いらしていたお客様より写真(11/23撮影)を頂いておりまして、それがコチラ⇩です。
(ありがとうございます!!)
[モヨウフグ(yg/15cm←可愛い)//Photo by Ashina₋san]

私(筆者)自身は今回確認できていないのですが、北エリアで出逢えたとの情報。
いずれにせよ石橋では初観測だと思われます。

聞くところによれば、そもそもが―こと西湘エリアでは―“レア”種。その上にこの形態(幼体→中成魚/成長過程)で出逢うことが更に珍しいとのこと。
という訳で、石橋初記録にして、超レア種の生体確認、且つ写真まで頂けたという貴重な機会を得られたので、急遽追加掲載をさせて頂きました。
(欲を言えば、みたかった……自分自身の眼でww)

本件本種の情報及び同定等でご協力頂いた皆様、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
お陰様で新たな世界、知識を得る(楽しむ)ことができました。

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以上今回の成果でした。
ひと時の落ち込みから比べれば、現状かなり盛り返してきたと感じます。
(これを切っ掛けに勘も少しは戻ったかw)
今後にも期待は高まります。
諸々このまま右肩上がりを願うばかりです。


なおきxoxo


コメント
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