○対決の時
佐野日大先発は、稲葉くん。
センバツ大会以降、2番手投手を育成が課題だった佐野日大。
秋の関東大会で先発したのだが、初回に大炎上を起こし、
センバツでは守備、打撃に徹した稲葉くん。
春の大会、作新学院戦では好投していた。
先制は佐野日大。試合の落ち着いていない初回に
見事2点を取る。
その後、彼の高校も追撃を図る。
ヒット攻勢で、1点ずつ取り、佐野日大をおびやかせる。
スタンドも盛り上がっている。
そして、田嶋くんはブルペンでピッチングを始める。
夏休みの始まるころである。
小学生が田嶋くんのいるブルペンに集まり、注目している。
彼はというと、相変わらずの裏方だった。
7回、いよいよ田嶋くんがマウンドにあがる。
ここは逃げ切りたい佐野日大。
エースを登場させた。
そんな田嶋くんを、ベンチで見ていた彼。
何を思っているのだろう。
彼と勝負したい気持ちは絶対にあるはず。
どこかで勝負させたい気持ちがあった。
8回裏、佐野日大が追加点をあげ、いよいよ
佐野日大が勝ちに王手をかけた。
残るは9回表の攻撃のみ。
その9回表、彼の高校のスタンド方面から、
歓声が沸いた。
「○○くんに代わりまして・・・」
代打が告げられた。
彼がバッターに立つときが来た。
いよいよ、願いがかなう時がやってきた。
ボーイズバッテリー対決。
その時の手の振るえは今でも覚えてます。
注目の時がやってきた。
約1年間待っていた時が今そこに。
(つづく)
佐野日大先発は、稲葉くん。
センバツ大会以降、2番手投手を育成が課題だった佐野日大。
秋の関東大会で先発したのだが、初回に大炎上を起こし、
センバツでは守備、打撃に徹した稲葉くん。
春の大会、作新学院戦では好投していた。
先制は佐野日大。試合の落ち着いていない初回に
見事2点を取る。
その後、彼の高校も追撃を図る。
ヒット攻勢で、1点ずつ取り、佐野日大をおびやかせる。
スタンドも盛り上がっている。
そして、田嶋くんはブルペンでピッチングを始める。
夏休みの始まるころである。
小学生が田嶋くんのいるブルペンに集まり、注目している。
彼はというと、相変わらずの裏方だった。
7回、いよいよ田嶋くんがマウンドにあがる。
ここは逃げ切りたい佐野日大。
エースを登場させた。
そんな田嶋くんを、ベンチで見ていた彼。
何を思っているのだろう。
彼と勝負したい気持ちは絶対にあるはず。
どこかで勝負させたい気持ちがあった。
8回裏、佐野日大が追加点をあげ、いよいよ
佐野日大が勝ちに王手をかけた。
残るは9回表の攻撃のみ。
その9回表、彼の高校のスタンド方面から、
歓声が沸いた。
「○○くんに代わりまして・・・」
代打が告げられた。
彼がバッターに立つときが来た。
いよいよ、願いがかなう時がやってきた。
ボーイズバッテリー対決。
その時の手の振るえは今でも覚えてます。
注目の時がやってきた。
約1年間待っていた時が今そこに。
(つづく)