Kazuaki Koseki Photo Blog

KAZUAKI KOSEKI PHOTOGRAPHY from Yamagata,Japan 写真と僕と山形の風景・・・

フライとYMOと僕の青春。~4th episode~

2008-11-04 13:18:09 | ひとり言
僕は、地元に戻り今の職業に就いた。
ある年の秋、9月に入って渓流は禁漁目前の頃、
僕はフライフィッシングを始めた。

誰かに薦められた訳でもなく、
今まで、全く釣りをしたことすらなかった。

当然、教えてくれる人は誰もいない。

それでも、それが僕にとっての当たり前の事だったので、
分からない事だらけだったし悪戦苦闘の連続だったけれど、
初めて足を踏み入れたフライフィッシングという世界が楽しくて楽しくて仕方がなかった。

川に立って初めて見えた景色も、木々の間から射す木漏れ日も、本当に美しくて素晴らしくてたまらなかった。

残念ながら、その頃毎週の様に通った川は去年の台風で死んでしまった。
今は、平にならすだけの無惨な工事が行われている。
何処かで目にしたのだが、
最近の法改正で、生き物や自然に優しい河川工事をしなければいけなくなった筈なのだが、行政の考える安全という名目のもとでは何の効力もない事なのだろう。

その川には、流れに削られて出来たであろう崖のすぐ上に、数年前から新しい住宅が建ち始めていて、釣りをしていると家を建てる風景が何時も眼に入った。
川から見ると土と石が少し崩れていて、流れがぶつかっている。何かあれば直ぐに崩れてしまいそうな場所だった。

結局その場所は崩れて、住民は避難(たぶん)、台風の数日後には土嚢が積まれていて、今はガッチリと護岸工事がされてしまった。

僕にとっては、大切な思い出の場所。
その川は、昔から幾度となく氾濫している暴れ川で、災害は予測出来たはず。
税金で護岸工事がされて、
自然も破壊され、
住民は危険にさらされた。

自然の気まぐれなのか、
家を建てた住民が悪いのか、
許可を出した行政が悪いのか、
住宅メーカーが悪いのか、

僕には分からない。
でも、ただ無性に悔しかった。


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2 コメント

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ご無沙汰してます (かつ)
2008-11-05 00:10:41
ライディーンが流行ったころは中学生だったかな?
当時アイドル全盛の頃、クラスに2人位YMO狂がいました。(笑)
うちはTVと言えばNHKしか見ない家だったので、自然と子供はグレてしまいましたが・・・(爆)

そういえば芸能界では幸宏さんはじめ、BOOMのミヤ、伊勢正三さん、國村隼さんに根津甚八さんと渋い人たちがフライをやってますよね。
まさか芸能人がフライフィングのようなマイナーな釣りをやる時代が来るなんて、当時は思いもしなかったです。
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かつさん、どーもです(^0^) (issey)
2008-11-05 18:33:25
やっぱり多少はグレますよねっ!!(笑)
それまでのうっぷんの反動でしょうか。
僕の家庭も、音楽番組やバラエティーは中々見る事が出来ませんでした。
クラスメイトとの話題について行けないのが、子供ながらに辛かったデすね。

フライフィッシングをやっている芸能人は結構いるんですが、
それ以上に、ルアーや海釣りの方は多いですよね。
もっと、沢山の方が始めてくれるとフライフィッシング業界も活性化されるんでしょうけど。
フライフィッシングは覚えるのに時間も掛かって大変というイメージが強いのでしょうか。楽しいんですけどね!

YMOの話に戻りますが、
ナンバーワンのマニアの方も芸能人だったと思いますよ。
1990年代に、うじきつよし司会のカルトQというマニアックなクイズ番組が有りまして、
YMOの回に優勝したのが電気グルーブの砂原まりん(良徳)さんでした。
ヤバイくらいにYMO狂でしたよ。
当時、電気グルーブのオールナイトニッポンがあってよく聴いていたのですが、
砂原まりんさんだけ参加していなかった理由は、YMOの話しかしないからだったとか・・・

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