けやきの樹の下から

日々のことを綴ります。

子宮内膜症と私③

2021-09-15 09:00:00 | 日記
17歳で子宮内膜症と診断された私。


ところが、このクリニックでの診察が終わって、私はそのまま帰ってきてしまいました。



「どうやら何か変な病気のせいで、生理痛が酷いらしい」とは分かったけど
17歳の小娘になにができたのやら。


母親にも話してみたけど、彼女も当然初耳のことで、「ふーん」しか言われませんでした。


医師からは「あなたは子宮内膜症なのよ」と言われたが
・病気の説明
・治療法の説明
これをされた記憶がありません。

そしてこのクリニックでは直腸診のみで血液検査やエコーなどはしませんでした。


どちらかというと婦人科より産科(というより産院)のほうが強かったからか、結構小さな病院だったと記憶しているので、そんな検査もしなかったのかも。


そこから5年位かな?
社会人になるまで放置してしまいました。


子宮内膜症は自然治癒をするような病気ではなく、治療してとりあえず痛みを押さえ込めたり緩和したりできますが、自然治癒はせず、治療をしても、完治が難しい病気。

当然わたしの生理痛は更に酷くなって行きまして
生理1日目に痛みのあまり嘔吐して気絶するまでになっていきました。


まず、生理が始まると、下腹に「ズン!!」という痛みが走ります。


この時点ですぐに強めの鎮痛剤を飲めば痛みを押さえ込める率7割位。

タイミングが遅れたり、そんなに強くない鎮痛剤だともうアウト。


痛みが急激に増して、その痛みのあまり嘔吐。
そして本当に意識がなくなります。


意識が戻るのも、結局下腹のひどい痛みのせい。

そこでまた薬を飲み直し、横になって、あったかいカイロや湯たんぽをお腹にあてがって、体を丸めてしばしまた気絶、
次に目が覚めたら薬が効いており、そこでやっと行動できるようになります。

何度も何度も仕事を早退しました…
何度も何度も、駅や商業施設のスタッフさんの休憩室で横にならせてもらいました…

この当時、ロキソニンがまだドラッグストアで売っておらず、買える鎮痛剤としては、イブやナロンエースなどしかなくて


この頃酷い緊張型頭痛持ちでもあり、病院にも何回かかかりましたが、鎮痛剤でロキソニンをもらい、飲んだら驚くほど効いたので、余ってたものを試しに生理の時に飲んだら、鎮痛の速さが全く違ってこれまた驚いたものでした。


もしもこの時、ドラッグストアでロキソニンが売っててくれたら…
わたしのQOLはだいぶ違ってたでしょうと思うのです。

そんな感じで、結局治りもしないしひどくなったとしか言いようがない状態に、新たにまた婦人科にちゃんとかかろうと決意したのでした。



続きます。