けやきの樹の下から

日々のことを綴ります。

子宮内膜症と私④

2021-09-16 10:00:00 | 日記
病院を再び受診することを決意した私。


17の時に婦人科での直腸診で、一発で「あなたは子宮内膜症」と診断をされたので


別の婦人科に行っても、診断はすぐにまたくだると思っていました。


ところが…
17の時に行った病院とは別の病院に行ったんですが、血液検査や内診を経ての診断は「異常なし」。


そんなわけない、とこれまた別の病院に行きましたが
「子宮後屈」とだけ診断。


「子宮内膜症」、最低でも「月経困難症」の診断(と然るべき治療の提案)が欲しかったんですが、合計4件か5件か婦人科を「ハシゴ」したにも関わらず、どこも、どこもですよ、


「異常なし」。


この時以来、激しい痛みがあったり明らか生活に影響が出ているにも関わらず、検査しても「異常なし」と言ってくる場合、「実は異常ありに違いない、ここでの検査はこれが限界なんだろう」と察するようになりました。


そして「異常なし」と診断された人で実際は何か疾患を見つけてもらえてないだけの人もたくさんいるのだろうな、とも…


結局、当時の婦人科を5件だか6件だか行ってみたものの全滅。全滅って逆にすごくないですか。この地域、どんだけヤブ婦人科医が揃ってたんだろう(暴言失礼)。


その間順当に生理1日目はぶっ倒れており、もう毎月恐怖でしかありませんでした。


皮肉なことに生理不順とは無縁で、毎月きっちり28日ごとに来るのですよ💧
本当に嫌になるくらい28日ごと。



そんな折、私は転職のために神奈川県の川崎に引っ越しまして
たまたま自宅最寄り駅の近くに大きな大学病院があり、初診も初診料がかかるけど普通に診てくれたもんで、ここの産婦人科にも行ってみました。

このN大学病院(仮名)で、ついに診断がくだります。


ここでは血液検査で子宮内膜症とすぐ判明しました。


なんでも子宮内膜症だとなんらかの数値が高くなるとかで
そこをうまく見つけてもらえたというわけです。


他のところでは検査をしても異常が見当たらなかったのに、「ここではなぜすぐに分かったのか?」と、ここがとても疑問。

生理前や生理後でその数値とかも違ってきたりなどあったのかもしれませんが
それにしたって…


もやもやはどうしても残るけど、
とにもかくにもやっと、やっと診断が…、診断がおりました。


その頃の私の年齢は24歳あたりだったでしょうか。


長かった。



さて
子宮内膜症にはいくつか治療法などがあるのですが

約25年ほど前はこうでした。


①鎮痛剤で対処するのみ…経口の鎮痛剤や座薬で痛みを抑える。ロキソニン、ボルタレンという当時医師処方でしか貰えない鎮痛剤がよく効くが、経口のものは強いだけに胃が荒れがち&座薬は1日目はきれるのがやたら早かった

②ピルを飲む…ピルは排卵を抑えて生理周期を整えたりする薬ですが、排卵がないと生理って驚くほど楽なのです。それでも1日目は鈍い痛みがあったほどでしたが。
喫煙者や40以上の方は血栓ができる恐れがあるため禁忌。

③生理を半年止めて様子を見る…これは尻のほっぺたへの注射や点鼻薬、経口薬もあったかな?
文字通り人工的に生理を止めて、子宮内膜の増殖をしないようにする。生理が来なくてパラダイスかと思いきや、これって人工的に閉経に持ってってるので、更年期に起きると言われているのぼせやホットフラッシュが副作用で出て困りました。
そしてこの薬は半年しか使えません。

④手術…腹腔強で腹に穴を開け、器具を入れて、レーザーで病巣を焼くというもの。全身麻酔と入院必須。

⑤何もしない


私は⑤以外すべてを試しました。


最初は鎮痛剤を活用しつつ、生理を止める治療を試みてみました。

治療の説明にも書きましたが、この治療だと副作用が結構ひどくて、季節は秋だったのに夜中に暑さを感じたのかエアコンをつけ、明け方寒くて目が覚めたことがありました。今だに覚えてるとかなんなんだ^^;

まあまあこの薬は半年だけしか使えないので、次に選んだのはピルでした。

このピルを飲んでた期間だけ、生理痛がとーーーーっても軽かったです。出血も3日ほどで終わってしまうし。

ただ……、、
私この頃喫煙者だったんですよね^^;


血栓の副作用が怖くて途中でやめてしまいました💦


鎮痛剤もロキソニンやボルタレンがきれると、また病院にもらいに行かなくてはならない。
それが面倒くさくてついついもらわずにいて再びぶっ倒れる。


もう手術で病巣を一掃しちゃったほうが私みたいな面倒くさがりはいいんじゃないかと思うようになり…


悩み考えた末、手術を決意しました。


続きます。