ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

アルマーニベルト修理 

2018-01-06 17:09:33 | アルマーニ修理

アルマーニのベルト修理です。
このバックルは亜鉛で出来たバックルなので、直しようがありません。
バックルを交換するしか方法がありません。


残っているベルト通しの部分にアルマーニのロゴが入っていますので、裏面のこの隙間を活かして修理します。


交換に使えそうなバックルを探してきました。
2個買って来たのは、予備です。
失敗した時に備えて2つ用意しました。


ベルト通しのパーツのわずかな隙間からバックルを挿入するというのは、初めての試みの手法です。
このパーツ自体も亜鉛なので、ここは広げられません。
広げれば確実に折れてしましますから、アルマーニのロゴの部分を残せなくなってしまいます。


買ってきたバックルは真鍮なので強度がありますから、このくらいまで削って薄くしても大丈夫です。亜鉛のバックルだったらこの状態では持ちこたえられないですね。
もっと太かった元々のバックルが折れてるくらいですから。


見えない部分ですが、黒塗装しておきます。


乾いてから2度塗りしました。


実際に挿入して、スムースに稼働するかどうか確認します。
ギリギリで設定いているので、故意にはずそうとしない限りは、使用中にはずれたりするようなことはありません。


ご自分でベルトカットしたようで、ベルトが曲がって入ってました。
この部分もついでに修正しておきます。


曲がって入っていたのは、中に突起があるのに、形状が合っていないためです。
突起の部分、ベルトをカットしてあげないとまっすぐ入りません。


修理完了です。
どっからどう見ても、アルマーニですよね?


修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
修理依頼のお電話での問い合わせは、状態が確認できないので見積もり出来ません。
画像送付の無いまま実物を送って来られたもので修理できないものは、そのまま着払いで返品となります。
また、突然、持込でいらっしゃっられても、直せない、作れないものもありますので、必ず事前に画像を送ってからいらしてください。
留守がちですので、持込は完全予約制とさせていただきます。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku





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