ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

グッチ剥がれ修理とベルトカット

2021-02-05 07:41:15 | グッチ修理

グッチベルトの剥がれ修理です。
ステッチの入っていないベルトは皮脂の影響でゴム糊が溶かされて剥がれてきます。
欧州との気候の違いなどは無関係で、実用性よりもデザインを優先するブランド側の言い訳です。


貼り合わせ直したところ、革が伸びていてすでに内外で差が出ています。穴側をできるだけ揃えて、バックル側でカットして調整します。


穴側は何とかきれいに貼り合わせられました。もっとひどくなると、内と外で穴の位置が合わなくなってきます。
ベルト剥がれは早めの処置が大切で、我慢しても良くはなりませんし、むしろ修理不能の手遅れとなる場合があります。


一度剥がれたゴム糊は2度目は浸透しないのでさらに弱くなります。貼り合わせはあくまで仮止めで、ミシンを入れて補強します。


コバ塗装も塗り直して仕上げました。


グッチのベルトカット依頼で、キャンバス柄のベルトです。
まだ新しいものです。


希望の長さにカットして、先端を同じように薄く漉きました。


再度縫い付けて完成です。


裏面の仕上がりです。
もちろん、ロゴの部分は切り落とされます。
いつもこうやって裏面も掲載しているのは仕上がりに自信があるからです。
お陰様で皆様、私の実績を信頼して発注してくださいますが、中には他店との値段の比較をされる方もいらっしゃいます。
もちろん悪いことではないですが、どこで作業してもらっても良いのであれば、ぜひとも他店をご利用ください。
弊社は信頼してくれるお客様のご依頼のみを一点ずつ私が直接作業していますので、作業量に限りがあります。


インターロッキングのベルトカットです。


裏面のデフォルトの状態です。


カット後の表面、10センチカットしました。


もちろん裏面も掲載します。
可能な限りオリジナルに近づくように作業しています。
オリジナルがベルト端とバックルへの取付で2本ミシン入れているのに対して1本にしたのは、あえてそうしています。
ミシン目とは切り取り線と一緒で、すなわち切れやすい部分なので、不必要に強度を落とす必要はないと思っているから1本にまとめました。
取り付けながらベルト末端もまとめるので、もちろん2回入れた方が楽ですが、あえて手の掛かる手法を用いてます。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
連日沢山のご依頼をいただいており、できれば事務作業を簡素化して、その分、より沢山の修理を行ってあげたいと考えております。
問い合わせ時は画像送付のご協力お願いします。これから送って良いですか?等の前置きも不要です。
現状では、少々時間の掛かりそうな修理では、申し訳ないですがお断りせざるを得ない状況もあります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、数年前からブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラルフローレン リバーシブル... | トップ | グッチ替えベルト製作 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

グッチ修理」カテゴリの最新記事