ネットで検索すると、クロムなめしの革はコバが磨けないという意見が多数です。
確かに磨きにくいですし、タンニンなめし程のクオリティは出ません。
そのため、趣味でレザークラフトする人たちは、よりコバの仕上がりが良い、ピット層のタンニンなめしの革を欲しがります。
その為、栃木レザーさんが人気だったりしますよね。
でも昔の職人さんはクロム革でもコバが磨けたのです。
その技術が伝承されず、レザークラフト人気もあり、技術は伝承からネットや雑誌からの情報へと変化し、時代の流れの中で置き去りにされた技術なのかもしれません。
弊社ではクロム革でも普通に磨きますし、百貨店へ納入するくらいのクオリティは出せます。
もちろん納品もしています。
これは磨いただけの状態です。
かなり平滑では有りますが、タンニンほどにはなりませんので、バスコなどを仕上げに塗布します。
遡るとこれが磨く前の状態です。
このようにクロム革はぼそぼそになりますから、磨けないと思いこまれるようになってしまったのだと思います。
クロム革のコバ磨きはちょっとしたコツを掴めばそんなに難しいものではありません。
クロム革のコバが磨けないなんてことは全くありません。
弊社に裁断依頼や革漉き依頼いただいているお客様であれば、尋ねていただければ個別にお教えいたします。
レザークラフト初心者です。
クロム鞣しのコバ磨きについて検索してましたら御社のブログに運良く遭遇できました。
これからインスタとブログでいろいろ勉強させていただけそうで期待しております。
まずはクロム鞣しのコバ磨きについてご教授いただければありがたいです。
こちらは青森市在住で革屋さんらしいお店もなく、革の現物を見ての購入はほとんどできません。
寂しい限りです。
これからよろしくお願いいたします。
ここへ直接書き込めませんので、メールください。
info@itokinzoku.co.jpになります。
作るのはタンニン鞣しも好きなのですが自分が使うにはクロム鞣しが好きで、気付けば家にはカラフルなクロムばかり…
コバの処理がいつも上手くいかず悩んでおりましたところ、こちらに行き着きました。
貴重な技術を簡単に訊ねるなんて失礼な事と承知でどうかお願いできないかとコメントさせていただきました。
同色で仕上げる分には目立ちませんが、違う色で塗るとどんなに丁寧に塗っても吟面か床面にかすかにはみ出てしまいます。
何かコツがあるんでしょうか?
ごめんなさい、弊社のお客さまであれば尋ねていただければお教えしますと書いている通り、レザークラフトを趣味で行っているわけではなく、生業で革加工の作業をしております。
ゆえに、どなたにもオープンになんでも教えますというわけにも行きませんし、教室でもございません。
ご理解お願いいたします。
大変失礼を申しました。
これからも楽しみに拝見させていただきます。