ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

グッチ ベルト 革リメイク

2017-09-28 17:18:27 | グッチ修理

グッチのベルト、ダブルステッチ仕様です。
宮城県のお客様から依頼が来ました。
使っているベルトが傷んできたので作り替えです。


どうですか?
この仕上がり。
かなり真似て作りました。
別に偽物作ってるわけじゃないですがね。


こちらが既存のベルトです。
穴周りが劣化してきてます。



こちらのベルトもグッチです。
このベルトは横浜市のお客様からのご依頼品です。
バックルピンがありません。
これでは使えません。


この位置に小さくGUCCIとロゴが入ってます。
バックル表面には、磨けば取れそうな小傷が多いので、最後に軽く磨きますかね。
まずは修理です。


取り付けるピンはこれですね。
3.5ミリ甲丸ピンです。
長さは弊社で#3と呼んでいるものです。
ちなみに同じ太さのピンでも、例えばこの3.5mm甲丸ピンだと、#1~#12まで、途中#6.5というのも後から追加したので、13種類あります。
3mm幅になると、#1~#10と、間の#6.5があるので11種類なのですが、実は3mm甲丸ピンだと、#1の下に、#0.1,#0.2,#0.3という短いのがあるので、14種類の在庫があるのです。
そしてそれぞれに、ニッケルメッキ、ゴールドメッキ、うす金、黒ニッケル、アンティックゴールド・・・などなど。
いったいどのくらい種類があるのか自分でもわかりません。
そしてそれぞれが数百本は在庫がありますし、他にもいろいろな太さや、形が違うのもありますから、総数だとざっと50万~100万本くらいかもしれません。
特にピンだけを販売はしてないですし、自社製品に取り付けるためにあるのですが、それでも金具屋さんから時々分けてくれと相談されます。
なかなかこれだけのピンを持っている所は無いと思います。


で、取り付けですね。
バックルの軸の太さに合わせて細工します。
この方がピッタリフィットしますからね。
これは真鍮で作っているから出来るのであって、安価なベルトに使うようなダイキャスト製品だと折れますから細工できないです。


取り付けました。
ピッタリですね。


最後に軽くバックルを磨きました。
これはサービスです。
あまりやり過ぎるとメッキが剥げますから、あくまで軽くです。


ベルトの修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
修理依頼のお電話での問い合わせは、状態が確認できないので見積もり出来ません。
画像送付の無いまま実物を送って来られたもので修理できないものは、そのまま着払いで返品となります。
また、突然、持込でいらっしゃっられても、直せない、作れないものもありますので、必ず事前に画像を送ってからいらしてください。
返信はLINEのほうが早いですが、夜中は寝てますので、バンバン写真送って来ないでください><
目が覚めちゃいます。

おかげ様で毎月かなりの数の修理依頼をいただいております。
連日多忙のため、持込の場合は完全予約制とさせていただいております。
他のお客様の修理を途中で中断したくないのです。
ご理解、ご協力よろしくお願いします。



伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku




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