グッチのベルトがこちらの状態で届きました。
他のブランドだと割とリバーシブルの部品が内部に入っていることが多いのですが、グッチの場合は剥き出しなので緩むとそのまま無くなるケースが多いですね。
本来壊れるべきではない部分ですので、剥き出しが良いとか悪いとかではなく、組み立て方の問題です。
ネジの太さは決まりましたので、あとは組み立てながら長さを徐々に短く微調整していきます。
バネも3種類の長さを用意しました。
最適解を探りながらの作業です。
何通りか組み立てて、一番具合の良いサイズで本締めします。
可動もスムースです。
ベルトだけではない話ですが、工業製品はコストダウンの影響だと思いますが、組み立て方に問題のある製品が昨今は多いような気がします。
ネジ一つ締めるだけでも熟練の技が必要な場合もあります。
ただ強く締めればよいというだけのものでなないのです。
熟練工が組み立てる製品というのが、今は世の中から減ってきている印象を持っています。
ねじは使い方によって適切な締め方を行わないと性能を発揮できないのです。
今回修理した部分も、本来であれば緩むことなどあってはならない場所です。
これがベルトだから危険にさらされることはありませんが、ブレーキ部品とかでしたら大事故になります。
ベルトでも日中突然壊れたりしたら、帰宅までパンツ押さえないと下がってしまいますから、ある意味、大事故ではあります。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像を添えてご連絡ください。
どのような状態か確認できないので、お電話では受け付けません。
よろしくお願いいたします。
持ち込みはワクチン2回接種済みの方のみお引き受けします。
その際もまずは画像送付お願いします。
修理できないものもありますので、無用な接触は避けさせていただいています。
伊東金属製作所
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