ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

フェラガモ バックル修理 3種類

2020-10-03 07:46:23 | フェラガモ修理

フェラガモのバックル修理です。
いくつもフェラガモのバックルを修理してきましたが、フェラガモのバックルは線が細いという印象です。
そのため、強度的にちょっと問題あるものが多いので、実用性には乏しい印象を持っています。
今回修理のこのバックルも、もっと全体が太ければそれなりに強度も出るのに、弱いために何かの拍子で変形してはずれたようです。


部品が欠品していたので、その分は製作して修理しました。


こちらもフェラガモでは多いタイプのトップバックルです。


バネの力に負けて、こうやって開いて来てしまうのです。
戻してもまた開きますし、それを繰り返せば折れますから、戻さずに修理します。


修理のために作った部品たちです。


組み立てて修理しました。


裏面です。


普通に組み立てるとガタガタしてしまうので、座金を入れてあります。


3つ目です。
これも連結部分の故障です。


正面からだとわからないのですが、側面にロゴが入ってます。


メッキの後に処理した変色止めの塗装の状態が良くありません。
きれいにするにはこの塗装膜をすべて磨いて剥がす必要があり、結構な作業となるのでこのままにします。
変色止めの膜を取ってしまうと、一時的にきれいになりますが、今度は数年でメッキ膜が黄ばんできます。


修理用に製作したリベットです。


見える部分だけメッキしました。


抜け落ちないように打ち込んで修理完了です。
抜けやすい部品なので、部品の作りや、組み立て方が肝心です。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
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