評価:★★★★【4点】
電撃の左アッパーはホープの今後の売りになるか(笑)
◇
感情を剥き出しにした壮絶な打ち合いの末に
逆転勝ちする捨身のファイト・スタイルで絶大な人気を誇る
無敗の世界ライトヘビー級王者、ビリー・‘ザ・グレート’・ホープ。
あるチャリティ・パーティの席で、
ライバル選手の挑発に激高して大乱闘を引き起こし、
混乱の中で妻モーリーンが流れ弾に当たって命を落としてしまう。
悔恨と悲しみで自暴自棄となり、
金も仲間も失い、ついには最愛の娘レイラとも引き離されてしまう。
どん底に落ちたビリーは、かつてもっとも自分を苦しめた対戦相手の
トレーナーを頼るべく、今は第一線を退き、
地元の少年たちを相手に小さなジムを営むティックのもとを訪ねるが…。
<allcinema>
◇
作品から漂ってくる匂いや空気感はどちらかというと
『ロッキー』よりも『ミリオンダラー・ベイビー』に近いかも。
編集方法がそうさせるのかは知らないが
クリント・イーストウッド監督が撮りましたみたいな(笑)
試合で使われる音楽はエミネム、家族と過ごすときは
ジェームズ・ホーナーのしっとり系と実に繊細なのだ。
さらにジェイク・ギレンホールの圧倒的なリアル演技に加え
妻レイチェル・マクアダムス、娘ウーナ・ローレンスによる
実力派を配置したことによりドラマに深みが増すことになる。
巷ではボクシング映画に外れなし!というらしいが
ワタシ的にはジェイク・ギレンホールに外れなし!なのだ(笑)
ジェイク映画で大コケしたってまずないからね(『プリペル』は別)^^;
作品選びが上手いし、彼の演技で全体に底上げされる感じだな。
【今週のツッコミ】
・娘役のウーナ・ローレンスの大人顔負けの演技が凄すぎる。
『スポットライト』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた
レイチェル・マクアダムスを完全に食っていた。
・ウーナちゃんは2013年に舞台でトニー賞をとる実力派。
見た目がシシー・スペイセクを幼くしたという印象ですが
まだ14歳ということで今後大いに期待です。
・養護施設で眼鏡を外した意図はダサイからでなく自分で生きていけると
ヘタレ父への当てつけか^^
でもね、君はメガネがとっても似合うから外さないでほしいよ。
・トレーナーのフォレスト・ウィテカー叔父さんがヤバイ。
この危険な感じは噛み合わない会話と年齢不詳からくる
不気味さだろうか(←おいこら)
・アレだけ打たれ試合後も流血してるのに病院になぜ行かないの。
トレーナーや家族のだれもそこを突かないのが不思議だった。
プロであれば試合後の精密検査は必須と思っていたのに^^;
・ちなみにホープの「血が止まらないんだょ…」これはなにかの伏線と
心の準備をしていたのに・・・なにもなしかよ^^;
・本作の企画を打ち出したのは意外にも音楽家のエミネム。
過去の名作『チャンプ』をモチーフにエミネム自身の人生を
この映画に投影させているらしい。
-----------------------------------------------------------
監督:アントワーン・フークア
脚本:カート・サッター
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジェイク・ギレンホール/フォレスト・ウィテカー/レイチェル・マクアダムス/
ナオミ・ハリス/カーティス・“50 Cent”・ジャクソン/ウーナ・ローレンス/
『サウスポー』
電撃の左アッパーはホープの今後の売りになるか(笑)
◇
感情を剥き出しにした壮絶な打ち合いの末に
逆転勝ちする捨身のファイト・スタイルで絶大な人気を誇る
無敗の世界ライトヘビー級王者、ビリー・‘ザ・グレート’・ホープ。
あるチャリティ・パーティの席で、
ライバル選手の挑発に激高して大乱闘を引き起こし、
混乱の中で妻モーリーンが流れ弾に当たって命を落としてしまう。
悔恨と悲しみで自暴自棄となり、
金も仲間も失い、ついには最愛の娘レイラとも引き離されてしまう。
どん底に落ちたビリーは、かつてもっとも自分を苦しめた対戦相手の
トレーナーを頼るべく、今は第一線を退き、
地元の少年たちを相手に小さなジムを営むティックのもとを訪ねるが…。
<allcinema>
◇
作品から漂ってくる匂いや空気感はどちらかというと
『ロッキー』よりも『ミリオンダラー・ベイビー』に近いかも。
編集方法がそうさせるのかは知らないが
クリント・イーストウッド監督が撮りましたみたいな(笑)
試合で使われる音楽はエミネム、家族と過ごすときは
ジェームズ・ホーナーのしっとり系と実に繊細なのだ。
さらにジェイク・ギレンホールの圧倒的なリアル演技に加え
妻レイチェル・マクアダムス、娘ウーナ・ローレンスによる
実力派を配置したことによりドラマに深みが増すことになる。
巷ではボクシング映画に外れなし!というらしいが
ワタシ的にはジェイク・ギレンホールに外れなし!なのだ(笑)
ジェイク映画で大コケしたってまずないからね(『プリペル』は別)^^;
作品選びが上手いし、彼の演技で全体に底上げされる感じだな。
【今週のツッコミ】
・娘役のウーナ・ローレンスの大人顔負けの演技が凄すぎる。
『スポットライト』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた
レイチェル・マクアダムスを完全に食っていた。
・ウーナちゃんは2013年に舞台でトニー賞をとる実力派。
見た目がシシー・スペイセクを幼くしたという印象ですが
まだ14歳ということで今後大いに期待です。
・養護施設で眼鏡を外した意図はダサイからでなく自分で生きていけると
ヘタレ父への当てつけか^^
でもね、君はメガネがとっても似合うから外さないでほしいよ。
・トレーナーのフォレスト・ウィテカー叔父さんがヤバイ。
この危険な感じは噛み合わない会話と年齢不詳からくる
不気味さだろうか(←おいこら)
・アレだけ打たれ試合後も流血してるのに病院になぜ行かないの。
トレーナーや家族のだれもそこを突かないのが不思議だった。
プロであれば試合後の精密検査は必須と思っていたのに^^;
・ちなみにホープの「血が止まらないんだょ…」これはなにかの伏線と
心の準備をしていたのに・・・なにもなしかよ^^;
・本作の企画を打ち出したのは意外にも音楽家のエミネム。
過去の名作『チャンプ』をモチーフにエミネム自身の人生を
この映画に投影させているらしい。
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監督:アントワーン・フークア
脚本:カート・サッター
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジェイク・ギレンホール/フォレスト・ウィテカー/レイチェル・マクアダムス/
ナオミ・ハリス/カーティス・“50 Cent”・ジャクソン/ウーナ・ローレンス/
『サウスポー』
あのテーマ曲が流れないと、
ファイトシーンはいまいち力が入らなかったわ(苦笑
映画ファンでなくともあの音楽は知ってると言いますし(笑)
ワタシもエミネムよりもロッキーだわ。
いつの間にか父親を演じるようになったのかぁとちょっと感慨深い。父と子のドラマがとっても良かったです。
「血が止まらないんだよ」は
止まらなかったのは・・と考えると、伏線と言えるのかもしれません。
先回の『ナイトクローラー』でガリガリ君だったのに(笑)
そういえば『プリンス・オブ・ペルシャ』の時は今回並みにマッチョに仕上げてて
この人ってもしや、第二のクリスチャンベイルだったりして^^
あの血が止まらない発言は案外深い意味があったのかもしれませんね。
あー、わかります、わかります。私も「ミリオンダラー・ベイビー」に近いものがあるという気がしました。とはいえ、ある種のハッピーエンドで良かったですが。
本作、全員が役柄にぴったりマッチしていましたね。ボディーガード代わりだったのにモーリーンを守り切れなかったチンピラ悪友との友情復活シーンが私の中ではかなり響きました。
ジェイクであれば単なるスポ根映画になるはずはない!って感じでした。
元ヤン妻を見事に演じたレイチェルハマってました(笑)
でも、それよりも娘の名演技に尽きるかもしれませんね。
あのチンピラくん切なかったです。
生涯十字架を背負って生きていくのでしょうか^^;
最も私のお気に入りはダスタンじゃなく第二王子ですけど(笑)
>ウーナちゃんは2013年に舞台でトニー賞をとる実力派
なるほど~!あの演技力は尋常じゃなかったですものね。
>見た目がシシー・スペイセクを幼くしたという印象
美少女じゃないところがいいですよね(褒めてます)
もしかしてリース・リッチー辺りですかね。
ちょっとネイティブ系入ってますみたいな(笑)
ウーナちゃんの眼鏡ルックはとてもお似合い!
うちには娘がいないのであんな子が一人いたらいいなと見てました(笑)