![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/74/87899c7b58f5c22c40d803afded8d8c8.jpg)
評価:★★★★[4/5]
たった一言、口が滑ったことも見逃さない敏腕記者。
今回のラッセル・クロウの演技は
過去のどの作品よりも素晴らしかったんじゃないかと思う。
ワシントン・グローブ紙の記者に完全になり切って
とても楽しそうに演じていたように感じた。
あの体型も今回のキャラ作りのためだったのか
それとも、前作の『ワールド・オブ・ライズ』から
メタボが回復されずに撮影されたのかは存じません。
しかし、メタボな体型でも違和感ないのが凄い^^
もうひとり、本作の中で
ラッセル・クロウの助手兼相棒として抜擢された
レイチェル・マクアダムスが実に可愛かった。
真夜中にカルからの電話で叩き起こされるとこなんか
一方的に情報を言われペンで走り書きするシーンで
アップ髪にパジャマに眼鏡ルックは必要三点セットですね^^
初めはワシントン・グローブ紙のどちらかというと
売れ行き重視の低俗なスキャンダル記事の
ウェブ版担当記者だったデラ(レイチェル)は
カルに皮肉めいた言葉を言われ、自分の職に
疑問を持ち始めていたところに、新たな事件が飛び込み
カルとデラはコンビで事件の真相を探ることになる。
このデラがなかなか良いんですね。
カルの言ったことを忠実に守り、機敏な行動力に
機転が利き、会話にユーモアがあり
そして、トドメは表情がとってもチャーミングでした。
でも決して超美人ではないんですけどね^^
もしも、こんな子が助手になってくれたら
どんなに仕事が捗るのだろうとか
どんなに毎日の仕事が楽しいんだろうとか
映画の中のデラに惚れ込んでしまいました。
◇
ワシントンD.C.で相次いで起こった二つの事件。
ひとつはドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、
そしてもうひとつは、気鋭の国会議員コリンズのもとで
働く女性職員ソニアが地下鉄に転落して死亡したこと。
ワシントングローブ紙の敏腕記者カルは、
この二つの事件の奇妙な関連性を発見する。
彼はリン編集長から、ソニアと不倫関係にあった渦中の
コリンズと接触するよう言われる。
やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていき…。
<goo映画>
◇
とにかくカルという記者は警察顔負けなくらい
やり過ぎだろうと思えるくらいの捜査をするんです。
事件の証拠を見つけても警察には提出せず独自捜査をする。
法律によれば、物証は48時間以内に届ければいいらしい。
その間は記事の裏を取るためだけに必死になり
自らの命の危険も顧みず行動する姿は唖然とするばかり。
そんなカルに対しても相棒のデラは従順に従って行くから
観てて愛おしくなってしまうのだ(爆)
ふたつの事件を探っていくうちに、やがて
それがひとつの事件へと繋がって行く展開は
案外、ありがちなパターンではありますが
そこには、政界と軍事ビジネスの癒着という只事でない
非常に大きな社会的事件などが見え隠れしてくるのだ。
事件は探れば探るほどに出てくる新しい展開に
観てる方は目が離せなくなってしまうという
なかなかにして秀逸な脚本だったように思う。
ただ、終盤までは骨太な作品として見応えは充分であったが
オールラストの余分ともいえる、ひとヒネリを加えたことで
そこまでは良質な本作の出来を幾分落としてしまった気がした。
おまけ)
・同じ新聞社を描いた日本映画『クライマーズ・ハイ』の方は
報道機関の緊迫性を映していたが、本作はいち個人の記者に
スポットを当てていたので比較するのは無理としても
映画全体を眺めた場合、日本の方が出来は良かった。
・久しぶりに観たベン・アフレック氏。今回は
国会議員の役どころでしたが、なぜか微妙に演技が硬かった。
う~ん気のせいかもしれませんが。『パール・ハーバー』の
もうひとりの方はキムタクとの新作が来ますね^^
・あの暗殺者は地下鉄で、なんでカメラ目線だったのか?
あそこでは尾行するだけの仕事だったのに脳内が逝ってたな^^
・架空企業やら、談合事件やら国家予算を裏で動かしているのは
どこの国も似てる。こう云う映画をもっと増やし問題定義しよう。
---------------------------------------------------------------
監督:ケヴィン・マクドナルド
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン/トニー・ギルロイ/ビリー・レイ/
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:ラッセル・クロウ/ヘレン・ミレン/ベン・アフレック/
レイチェル・マクアダムス/
『消されたヘッドライン』
たった一言、口が滑ったことも見逃さない敏腕記者。
今回のラッセル・クロウの演技は
過去のどの作品よりも素晴らしかったんじゃないかと思う。
ワシントン・グローブ紙の記者に完全になり切って
とても楽しそうに演じていたように感じた。
あの体型も今回のキャラ作りのためだったのか
それとも、前作の『ワールド・オブ・ライズ』から
メタボが回復されずに撮影されたのかは存じません。
しかし、メタボな体型でも違和感ないのが凄い^^
もうひとり、本作の中で
ラッセル・クロウの助手兼相棒として抜擢された
レイチェル・マクアダムスが実に可愛かった。
真夜中にカルからの電話で叩き起こされるとこなんか
一方的に情報を言われペンで走り書きするシーンで
アップ髪にパジャマに眼鏡ルックは必要三点セットですね^^
初めはワシントン・グローブ紙のどちらかというと
売れ行き重視の低俗なスキャンダル記事の
ウェブ版担当記者だったデラ(レイチェル)は
カルに皮肉めいた言葉を言われ、自分の職に
疑問を持ち始めていたところに、新たな事件が飛び込み
カルとデラはコンビで事件の真相を探ることになる。
このデラがなかなか良いんですね。
カルの言ったことを忠実に守り、機敏な行動力に
機転が利き、会話にユーモアがあり
そして、トドメは表情がとってもチャーミングでした。
でも決して超美人ではないんですけどね^^
もしも、こんな子が助手になってくれたら
どんなに仕事が捗るのだろうとか
どんなに毎日の仕事が楽しいんだろうとか
映画の中のデラに惚れ込んでしまいました。
◇
ワシントンD.C.で相次いで起こった二つの事件。
ひとつはドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、
そしてもうひとつは、気鋭の国会議員コリンズのもとで
働く女性職員ソニアが地下鉄に転落して死亡したこと。
ワシントングローブ紙の敏腕記者カルは、
この二つの事件の奇妙な関連性を発見する。
彼はリン編集長から、ソニアと不倫関係にあった渦中の
コリンズと接触するよう言われる。
やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていき…。
<goo映画>
◇
とにかくカルという記者は警察顔負けなくらい
やり過ぎだろうと思えるくらいの捜査をするんです。
事件の証拠を見つけても警察には提出せず独自捜査をする。
法律によれば、物証は48時間以内に届ければいいらしい。
その間は記事の裏を取るためだけに必死になり
自らの命の危険も顧みず行動する姿は唖然とするばかり。
そんなカルに対しても相棒のデラは従順に従って行くから
観てて愛おしくなってしまうのだ(爆)
ふたつの事件を探っていくうちに、やがて
それがひとつの事件へと繋がって行く展開は
案外、ありがちなパターンではありますが
そこには、政界と軍事ビジネスの癒着という只事でない
非常に大きな社会的事件などが見え隠れしてくるのだ。
事件は探れば探るほどに出てくる新しい展開に
観てる方は目が離せなくなってしまうという
なかなかにして秀逸な脚本だったように思う。
ただ、終盤までは骨太な作品として見応えは充分であったが
オールラストの余分ともいえる、ひとヒネリを加えたことで
そこまでは良質な本作の出来を幾分落としてしまった気がした。
おまけ)
・同じ新聞社を描いた日本映画『クライマーズ・ハイ』の方は
報道機関の緊迫性を映していたが、本作はいち個人の記者に
スポットを当てていたので比較するのは無理としても
映画全体を眺めた場合、日本の方が出来は良かった。
・久しぶりに観たベン・アフレック氏。今回は
国会議員の役どころでしたが、なぜか微妙に演技が硬かった。
う~ん気のせいかもしれませんが。『パール・ハーバー』の
もうひとりの方はキムタクとの新作が来ますね^^
・あの暗殺者は地下鉄で、なんでカメラ目線だったのか?
あそこでは尾行するだけの仕事だったのに脳内が逝ってたな^^
・架空企業やら、談合事件やら国家予算を裏で動かしているのは
どこの国も似てる。こう云う映画をもっと増やし問題定義しよう。
---------------------------------------------------------------
監督:ケヴィン・マクドナルド
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン/トニー・ギルロイ/ビリー・レイ/
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:アレックス・ヘッフェス
出演:ラッセル・クロウ/ヘレン・ミレン/ベン・アフレック/
レイチェル・マクアダムス/
『消されたヘッドライン』
軍需産業が本気になれば記者も議員もとっくに消されているのでは?と、途中思った。
それが蛇足のオーラスで解ったのだが、蛇足は蛇足ですね。
デラ良かったですよね~^^
>軍需産業が本気になれば記者も議員もとっくに消されているのでは?と、途中思った。
確かに!
普通の映画だったらとっくに消えてますよね。
当初のキャストはブラピとエドワード・ノートンだったらしいですけど
このふたりだったら互いに殴り合いをしそうです。
>それが蛇足のオーラスで解ったのだが、蛇足は蛇足ですね。
あれはいけません。完全なる余分^^
結局、な~んだ!って感想になってしまいますから。