
評価:★★★★☆【4,5点】
キャストの魅力が作品をさらに盛り上げてる。
昨年のみなさんの映画ランキングのなかに於いて
本作をかなり評価されていたこともあり
年越しとはなりましたが、やっと公開され
初日のオープニングで観てきました。
劇場内に入って、舞台サイドにマイクが並べられている。
んん?いつもと様子が違うぞ!
と思っていたら、なんと!
突然、『キック・アス』のコスプレ男女が乱入してきた!
ヒットガールのマシンガントークに会場は騒然(いや、そこまでは)
舞台挨拶なんて何も聞いてないし、ホムペにも告知なし。
ちょっとびっくりしたけど、なんだか得した気分でした。
そういえば、当日のチケットも割引され、ポイントも2倍!
劇場を挙げてかなり盛り上がっている感じでした。
ちなみに、コスプレ戦士なるふたりとは
栄芸術映画祭プログラムディレクターの松岡ひとみさんと
映画専門フリーペーパーC2の発行人川本朗さんということらしいです。
当日なりきったコスチュームは本場からの輸入だそうですが
それって、ほんまかいな~!
キックアスの方は胴体部分がブッカブカでヒラヒラしてましたよ(爆)
◇
アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れるニューヨークの高校生デイヴ。
ある日彼は、インターネットで手に入れたコスチュームを身に纏い、
勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。
しかし、何の能力も持たない彼は最初のパトロールで
チンピラにボコボコにされ重傷を負ってしまう。
ところが、その治療で体中に金属を埋め込み、
神経の損傷で痛みにも鈍感になったデイヴは無類の打たれ強さを身につけていた。
そして、懲りずにパトロールを再開したデイヴ。
すると、その様子を野次馬が動画サイトにアップしたことから
キック・アスの名はたちまち知れ渡り、一躍時の人に。
だが、そんなキック・アスの活躍ぶりを知った地元マフィアの
ボス、ダミコは最近起きた組織のトラブルを彼の仕業と勘違いし、
キック・アスの抹殺へと乗り出す。
ところが、実際はキック・アスの影で別のヒーローが暗躍していた。
その正体は、ダミコへの復讐に燃える元警官の“ビッグ・ダディ”と、
彼が手塩に掛け恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げた娘“ヒット・ガール”だった。
やがてキック・アスは、この親子とダミコの血で血を洗う戦いの渦に
巻き込まれていくのだが…。
<allcinema>
◇
なんの取り柄もない主人公がスーパーヒーローに憧れ
夢と現実のギャップを思い知らされ挫折し人間的に成長していくという
そんな映画ではなかったのですね。
だれもが密かに想い描く自分のヒーロー像はあるわけで
デイヴにとっては「スパイダーマン」のような正義のヒーローを
いつか自分でほんとうに演じてみせたかったのだ。
ヒーロー、キック・アスとヒット・ガール&ビッグ・ダディは
それぞれ別物でまったく関わり合いがなかったところから
この映画は始まっている。
この映画の面白さはなんといっても、細かい小ネタと
“勘違い”というキーワードがそこかしこに散りばめられ
それぞれにキャラが真剣に演じれば演じるほど吹き出してしまう可笑しさがある。
そして、そんなところにビックリするような本物のヒーローが現れる。
しかもどう見たって小学生くらいの女の子。
この子が元警官の父による英才教育で殺人マシーンとなり
地元マフィアを相手に瞬殺していく姿に思わず見とれてしまうのでした^^
この映画のために7ヶ月間のスタントアクションのトレーニングを積み
ヒット・ガールの約9割のアクションを自分でこなしたという。
誕生日プレゼントのバタフライナイフのさばき方は本物!
当時11歳というクロエちゃんはもしかしたら数年後には
タイの女優ジージャーみたいになっていくのだろうか^^;
そういえば、3月にDVDがもう出るそうですね。
とりあえずDVDが出る前に観ることが出来てよかった^^;
おまけ)
・終盤で単身敵地に乗り込むクロエのシーンで効果音楽に
『夕陽のガンマン』(エンニオ・モリコーネ作曲)が流れたところで
おもわずウルウルと一気に来てしまった。
これはタランティーノの世界感じゃないのか^^
いや~!盛り上げてくれますね~。
・クロエちゃん、壁面後方宙返りだけは代役(スタントマン)だとか。
『ウォンテッド』のアンジー姐さんの決めのポーズを参考にしたそうな^^
どうりで銃を扱うときの睨みのショットがそっくりだったな~。
・キック・アスのアーロンくんがことのほか美形だった!
冴えない高校生もピッタリ似合ってた分、正直おどろいた。
・クロエの誕生日に「欲しいものは決めたか?」の返事に
ニコラスたちの変人親子の会話がかなり笑える。
・ニコラスのビッグ・ダディはコミカルな映画だけで消えて行くのは
とても惜しい気がする。
もしかしたらニコラス映画のなかでは本作がベストワンじゃないかと。
・この映画は不思議と元気が貰えるそんな映画でした。
----------------------------------------------------------------
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン/マシュー・ヴォーン/
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:ジョン・マーフィ/ヘンリー・ジャックマン/マリウス・デ・ヴリーズ/
出演:アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/ニコラス・ケイジ/
マーク・ストロング/
『キック・アス』
キャストの魅力が作品をさらに盛り上げてる。
昨年のみなさんの映画ランキングのなかに於いて
本作をかなり評価されていたこともあり
年越しとはなりましたが、やっと公開され
初日のオープニングで観てきました。
劇場内に入って、舞台サイドにマイクが並べられている。
んん?いつもと様子が違うぞ!
と思っていたら、なんと!
突然、『キック・アス』のコスプレ男女が乱入してきた!
ヒットガールのマシンガントークに会場は騒然(いや、そこまでは)
舞台挨拶なんて何も聞いてないし、ホムペにも告知なし。
ちょっとびっくりしたけど、なんだか得した気分でした。
そういえば、当日のチケットも割引され、ポイントも2倍!
劇場を挙げてかなり盛り上がっている感じでした。
ちなみに、コスプレ戦士なるふたりとは
栄芸術映画祭プログラムディレクターの松岡ひとみさんと
映画専門フリーペーパーC2の発行人川本朗さんということらしいです。
当日なりきったコスチュームは本場からの輸入だそうですが
それって、ほんまかいな~!
キックアスの方は胴体部分がブッカブカでヒラヒラしてましたよ(爆)
◇
アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れるニューヨークの高校生デイヴ。
ある日彼は、インターネットで手に入れたコスチュームを身に纏い、
勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。
しかし、何の能力も持たない彼は最初のパトロールで
チンピラにボコボコにされ重傷を負ってしまう。
ところが、その治療で体中に金属を埋め込み、
神経の損傷で痛みにも鈍感になったデイヴは無類の打たれ強さを身につけていた。
そして、懲りずにパトロールを再開したデイヴ。
すると、その様子を野次馬が動画サイトにアップしたことから
キック・アスの名はたちまち知れ渡り、一躍時の人に。
だが、そんなキック・アスの活躍ぶりを知った地元マフィアの
ボス、ダミコは最近起きた組織のトラブルを彼の仕業と勘違いし、
キック・アスの抹殺へと乗り出す。
ところが、実際はキック・アスの影で別のヒーローが暗躍していた。
その正体は、ダミコへの復讐に燃える元警官の“ビッグ・ダディ”と、
彼が手塩に掛け恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げた娘“ヒット・ガール”だった。
やがてキック・アスは、この親子とダミコの血で血を洗う戦いの渦に
巻き込まれていくのだが…。
<allcinema>
◇
なんの取り柄もない主人公がスーパーヒーローに憧れ
夢と現実のギャップを思い知らされ挫折し人間的に成長していくという
そんな映画ではなかったのですね。
だれもが密かに想い描く自分のヒーロー像はあるわけで
デイヴにとっては「スパイダーマン」のような正義のヒーローを
いつか自分でほんとうに演じてみせたかったのだ。
ヒーロー、キック・アスとヒット・ガール&ビッグ・ダディは
それぞれ別物でまったく関わり合いがなかったところから
この映画は始まっている。
この映画の面白さはなんといっても、細かい小ネタと
“勘違い”というキーワードがそこかしこに散りばめられ
それぞれにキャラが真剣に演じれば演じるほど吹き出してしまう可笑しさがある。
そして、そんなところにビックリするような本物のヒーローが現れる。
しかもどう見たって小学生くらいの女の子。
この子が元警官の父による英才教育で殺人マシーンとなり
地元マフィアを相手に瞬殺していく姿に思わず見とれてしまうのでした^^
この映画のために7ヶ月間のスタントアクションのトレーニングを積み
ヒット・ガールの約9割のアクションを自分でこなしたという。
誕生日プレゼントのバタフライナイフのさばき方は本物!
当時11歳というクロエちゃんはもしかしたら数年後には
タイの女優ジージャーみたいになっていくのだろうか^^;
そういえば、3月にDVDがもう出るそうですね。
とりあえずDVDが出る前に観ることが出来てよかった^^;
おまけ)
・終盤で単身敵地に乗り込むクロエのシーンで効果音楽に
『夕陽のガンマン』(エンニオ・モリコーネ作曲)が流れたところで
おもわずウルウルと一気に来てしまった。
これはタランティーノの世界感じゃないのか^^
いや~!盛り上げてくれますね~。
・クロエちゃん、壁面後方宙返りだけは代役(スタントマン)だとか。
『ウォンテッド』のアンジー姐さんの決めのポーズを参考にしたそうな^^
どうりで銃を扱うときの睨みのショットがそっくりだったな~。
・キック・アスのアーロンくんがことのほか美形だった!
冴えない高校生もピッタリ似合ってた分、正直おどろいた。
・クロエの誕生日に「欲しいものは決めたか?」の返事に
ニコラスたちの変人親子の会話がかなり笑える。
・ニコラスのビッグ・ダディはコミカルな映画だけで消えて行くのは
とても惜しい気がする。
もしかしたらニコラス映画のなかでは本作がベストワンじゃないかと。
・この映画は不思議と元気が貰えるそんな映画でした。
----------------------------------------------------------------
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン/マシュー・ヴォーン/
撮影:ベン・デイヴィス
音楽:ジョン・マーフィ/ヘンリー・ジャックマン/マリウス・デ・ヴリーズ/
出演:アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/ニコラス・ケイジ/
マーク・ストロング/
『キック・アス』
パーソナルジェットは、結構な飛行時間&積載量(?)を
誇るみたいですね(=^_^=)
そういや、本作におけるアメコミ描写では、平面を立体的に
表現してて、アレは結構「すごい!」と感心させられました。
爆弾をポイッと横投げしつつ、投げた方向など一切見ず、
淡々と破壊工作を作業的にこなしてるニコラスが最高でした(=^_^=)
わたしも年あが明けてから観たので、まだまだ新作気分なもんで、びっくり。
これから公開の劇場もたくさんあるのに、大丈夫でしょうか?
クロエちゃん、、、ほんとうに素晴らしかったです。でもって、アーロンくんがただのオタク青年そのものだったことも。ジョン・レノンやってたときとはえらい違いでしたね。
ケイジさんも楽しそうでした。
私はダメダメな主人公がヒーローになっていくB級風味たっぷりの物語も良かったのですが、なんといっても銃撃戦がすばらしかった!
ちゃんと考えて計算されているっていうか、魅せる部分と計算している部分が見事で、そこだけでも何度も見たくなります。
メジャーではないところから、こういう映画が出てくるところに、アメリカ映画の幅の広さと強さを感じます。
これは去年観ていたら確実にベスト入りでしたよ。
パーソナル・ジェットといえばロケッティアを真っ先に思い浮かべます^^
これって実際に売ってるそうですね。
いったいだれが買うのでしょうか(笑)
立体描写に見せるテクニックはダマシ絵が多いですが
本作におけるそれは、そういう意図もなくただ単に凄かったですよね^^
>爆弾をポイッと横投げしつつ、投げた方向など一切見ず
これはカッコよかった!
まるでプロの料理人が皿を見ずに盛り付けしていく感じに思えました(笑)
こういう演出こそ映画の醍醐味ですよね。
そうなんですよ~!余りに地方を無視してるというか
逆にDVDがすぐ後に発売(同時にレンタル開始)されたら
劇場に足を運ぶ客が激減しそうで、この辺りはどう考えているんでしょうね~^^;
>ジョン・レノンやってたときとはえらい違いでしたね。
そうなんですよね。『ノーウェアーボーイ』は未見ですが予告編は何度も見てました。
でもその彼だったとは・・・これも驚きでした^^
クロエちゃん自身は続編希望のようです。
その時にはパールのマントの下に小型ガトリング銃を取り付けてほしいとか。
なんか、希望する内容自体もタダものではないですね(笑)
コメントありがとうございます。
主人公の青年の純粋さに、早くから感情移入をしてしまいました^^
本作の銃撃戦は見応えありましたよね。
まったく無駄のない弾の使い方はもちろんですが
相手を射程距離に持ち込むために自分自身が囮としてダンスのように舞う姿に感動でした。
そういえば、本作品の舞台挨拶で言ってましたが
すでに16回も観たという凄い人もいるようですが
確かにこの作品はいろいろ確認したくなる名シーンが多かった気がします。
だいぶお気に入りになった様子ですね。
こういう衣装着るのって、やっぱりお腹辺りにはせめて自信がないと、すごくマヌケになってしまうというか。。。
ああ、このヒーロー、もう少しメタボでも面白かったかな?
いや、それではコメディ色が強すぎてしまうのか。。w
割引&ポイント2倍っ!!
何も言ってくれなかったです(大泣)
無料券使ったから?
二回目観たのですが、大盛況でした!
あんなに混んでる金銀に行ったの初めてです(爆)
ヒットガール、最高でしたね。
ヒーローものだから、エグくても許せちゃうし(苦笑)
そうそう、殺戮シーンはタラちゃんの世界!
「キル・ビル」思い出しました。
今回もニアミスでしたね~でもあの入りでは検討もつきませんわ(笑)
あ~、確かにキックアスの方はジャック・ブラック系のお兄さんがやってたら
モロ、マンガの世界になっちゃいますね(笑)
本作はもう一回観てもいいかなというくらいお気に入りになりました。
ニコラス親子は自然で本当の親子のようでここもポイントアップでした^^
そうそう!なぜか1100円でしたし、スタンプ2個押しますね~とか言ってましたよ。
チケット売り場のお姉さんも「ココで無料券使うと勿体ないですよ」くらい言ってほしいですよね(笑)
上映終了後にロビーに出てびっくりしましたよ。
なに?この混雑ぶりは!って感じでした。
オリーブリーさん、そのなかに居たのね~分らなかったわ残念!
意外に良く出来たストーリーで
面白かったです
ヒットガールが最高でした
ストーリーがしっかりしていればこれだけ面白い映画が出来るということでしょうか。
本作はキックアスに感情移入し
ヒットガールに魅了され、ビッグダディの存在感それぞれに圧倒されました。
続編は来年公開されるかもしれませんね。