
評価:★★【2点】F=6
これって、2時間枠のテレビドラマを観ているようだ。
超高額なバイトという斬新な切り口以外は
どこにも見どころがないという、ある意味こんな作品が
堂々と劇場公開されることに腹立たしささえ覚える。
(無料だからよかったけど時間が無駄だった)
綾瀬はるか嬢の出演がなかったら
ぜったいにスルーした作品だったのに
彼女を見られただけでもOKにしておこうと思った次第。
◇
人気ミステリー作家・米澤穂信の『インシテミル』を
「リング」の中田秀夫監督の下、藤原竜也、綾瀬はるか、
石原さとみはじめ豪華キャストの共演で映画化した心理サスペンス。
時給11万2千円という高額の報酬を目当てに、
謎の心理学実験に参加した10人の男女が、想像を遥かに超える
過酷な心理ゲームの中で、疑心暗鬼による恐怖のスパイラルを加速させ、
パニックに陥っていくさまをスリリングに描く。
フリーターの青年・結城をはじめ、ワケあって大金を必要としている10人の男女。
彼らは、時給11万2千円もの高額バイトに参加するため、
謎の施設“暗鬼館”にやって来る。
彼らが参加する“7日にわたる心理学の実験”とは、
24時間完全監視の下で生活し、“事件”が起きたら全員で推理し
解決するというもの。その際、犯人は多数決で決定される。
一見、極めてシンプルな実験に思われたが、
そこには“犯人”や犯人を名指しした“探偵”への特別ボーナスなど、
事件を誘発するいくつものルールや仕掛けが用意されていた。
それでも、全員でおとなしくしていれば、
それだけで大金が手にはいるはずだった。
ところが2日目、いきなり参加者のひとりが死体となって発見される。
<allcinema>
◇
【ネタバレ少々】
とにかく、何から何まで無機質で、出演者への感情移入ができない。
いや、出来ないどころか怒りさへ覚えてしまうというありさまです。
ハッキリ言ってワクワク出来たのは、コンビニ内の雑誌コーナーで
バイト情報を模索してるフリーターの藤原くんに話しかけてきた
綾瀬さんの微妙にワザとらしい、現実離れした行動と、もうひとつ
2台の高級リムジンで、とある場所に連れてこられた見知らぬ同士の
男女10人がその場の雰囲気で自己紹介をするところまでです。
そうです!これはほとんど序盤のシーン。
メンツは悪くない。
むしろ若手、中堅、ベテランの中では演技に定評のある役者かなと
勝手に思っているんですが、出演者全員が金縛りにでもあったかのような
演技が固いというか、監督のダメ演出なのか、台詞の不自然さが目につき
さらには、地下シェルター(?)のロボット警備の造形が酷く時代遅れだし。
密室での10人のうち誰が最後まで生き残れるか!?
って、普通、そんなことを一方的に主催者に決められても
最初の一歩という切り込み隊長的な人物が居たわけでもなく
互いにどうしたものかと顔を見合わせるところはリアルな展開でした。
まぁ、そんなところも主催側には視野に入っていたのか
囮(?)として、ある人物を10人の中に紛れ込ませていて
そいつが最初の犠牲者となり悲惨な死に方をするんですね~。
そう、誰に殺されたか判らないようにしておく。
ひとって、自分以外を信じられなくなったら疑心暗鬼に陥り、
自ら恐怖心をなくすために先走った行動を起こしてしまう。
この辺りは、個人部屋を与えられていることにより
就寝タイムで全員一歩も外に出られなくなる時間だけが
唯一、命の危険から解放されるエスケープタイムなんでしょうね。
ひとことで言って、生死を掛けた非日常な環境に置かれた場合
いかに死なずに済むには、なにもしないことかもしれない。
他人の行動を良く観察し、分析し、皆が集合する場所では
付和雷同な生き方をしていけば、案外と生き残れるとか。
いや~!まさに今の某政府機関的方法がもっとも堅いとか(笑)
死を掛けた密室心理ゲームをネット配信してたのね。
なんだかステイサムくんの『デスレース』っぽいんですが
イマイチ、そこのところの主催側の意図が見えてこないから
「だから、なに?」みたいに感じてしまうのね^^;
追記)
・藤原くんの「やめてくれ!ココから出してくれよ~!!!」
こんなふうに絶唱する彼の台詞は、もう定番となりました。
ワタシ的に、彼の全作品は観てないんですが、少なくとも
これで連続3作品で、こんなセリフを聴いたかもな~^^;
・綾瀬さん!あなたはこういうミステリー映画に似合わない。
いや!これは今回の監督の演出のせいですかね。
実はもっと、シリアスな演技を秘めている潜在能力の高い女優さんと
確信しているのですが…。
・1億円のバッグを簡単に捨ててしまう動機が説明不足。
・「生きてるっていいな~!」ってそれをアンタが言うのは
ちょいと不自然ではないか?
・中世ヨーロッパ戦争に出てくるような、でっかい斧。
あれを振り上げて奇声を上げ唐突に突っ込んできた彼女には
失礼ながら小学生のケンカのように見えてしまった^^;
その直後、取っ手を下げて動脈をやっちゃうのは合理的でエコ運動(おい!)
・ま、とにかく台詞が不自然、行動が不自然、そんな映画でした。
----------------------------------------------------
監督:中田秀夫
脚本:鈴木智
撮影:林淳一郎
音楽:川井憲次
出演:藤原竜也/綾瀬はるか/石原さとみ/武田真治/平山あや/
片平なぎさ/北大路欣也
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
これって、2時間枠のテレビドラマを観ているようだ。
超高額なバイトという斬新な切り口以外は
どこにも見どころがないという、ある意味こんな作品が
堂々と劇場公開されることに腹立たしささえ覚える。
(無料だからよかったけど時間が無駄だった)
綾瀬はるか嬢の出演がなかったら
ぜったいにスルーした作品だったのに
彼女を見られただけでもOKにしておこうと思った次第。
◇
人気ミステリー作家・米澤穂信の『インシテミル』を
「リング」の中田秀夫監督の下、藤原竜也、綾瀬はるか、
石原さとみはじめ豪華キャストの共演で映画化した心理サスペンス。
時給11万2千円という高額の報酬を目当てに、
謎の心理学実験に参加した10人の男女が、想像を遥かに超える
過酷な心理ゲームの中で、疑心暗鬼による恐怖のスパイラルを加速させ、
パニックに陥っていくさまをスリリングに描く。
フリーターの青年・結城をはじめ、ワケあって大金を必要としている10人の男女。
彼らは、時給11万2千円もの高額バイトに参加するため、
謎の施設“暗鬼館”にやって来る。
彼らが参加する“7日にわたる心理学の実験”とは、
24時間完全監視の下で生活し、“事件”が起きたら全員で推理し
解決するというもの。その際、犯人は多数決で決定される。
一見、極めてシンプルな実験に思われたが、
そこには“犯人”や犯人を名指しした“探偵”への特別ボーナスなど、
事件を誘発するいくつものルールや仕掛けが用意されていた。
それでも、全員でおとなしくしていれば、
それだけで大金が手にはいるはずだった。
ところが2日目、いきなり参加者のひとりが死体となって発見される。
<allcinema>
◇
【ネタバレ少々】
とにかく、何から何まで無機質で、出演者への感情移入ができない。
いや、出来ないどころか怒りさへ覚えてしまうというありさまです。
ハッキリ言ってワクワク出来たのは、コンビニ内の雑誌コーナーで
バイト情報を模索してるフリーターの藤原くんに話しかけてきた
綾瀬さんの微妙にワザとらしい、現実離れした行動と、もうひとつ
2台の高級リムジンで、とある場所に連れてこられた見知らぬ同士の
男女10人がその場の雰囲気で自己紹介をするところまでです。
そうです!これはほとんど序盤のシーン。
メンツは悪くない。
むしろ若手、中堅、ベテランの中では演技に定評のある役者かなと
勝手に思っているんですが、出演者全員が金縛りにでもあったかのような
演技が固いというか、監督のダメ演出なのか、台詞の不自然さが目につき
さらには、地下シェルター(?)のロボット警備の造形が酷く時代遅れだし。
密室での10人のうち誰が最後まで生き残れるか!?
って、普通、そんなことを一方的に主催者に決められても
最初の一歩という切り込み隊長的な人物が居たわけでもなく
互いにどうしたものかと顔を見合わせるところはリアルな展開でした。
まぁ、そんなところも主催側には視野に入っていたのか
囮(?)として、ある人物を10人の中に紛れ込ませていて
そいつが最初の犠牲者となり悲惨な死に方をするんですね~。
そう、誰に殺されたか判らないようにしておく。
ひとって、自分以外を信じられなくなったら疑心暗鬼に陥り、
自ら恐怖心をなくすために先走った行動を起こしてしまう。
この辺りは、個人部屋を与えられていることにより
就寝タイムで全員一歩も外に出られなくなる時間だけが
唯一、命の危険から解放されるエスケープタイムなんでしょうね。
ひとことで言って、生死を掛けた非日常な環境に置かれた場合
いかに死なずに済むには、なにもしないことかもしれない。
他人の行動を良く観察し、分析し、皆が集合する場所では
付和雷同な生き方をしていけば、案外と生き残れるとか。
いや~!まさに今の某政府機関的方法がもっとも堅いとか(笑)
死を掛けた密室心理ゲームをネット配信してたのね。
なんだかステイサムくんの『デスレース』っぽいんですが
イマイチ、そこのところの主催側の意図が見えてこないから
「だから、なに?」みたいに感じてしまうのね^^;
追記)
・藤原くんの「やめてくれ!ココから出してくれよ~!!!」
こんなふうに絶唱する彼の台詞は、もう定番となりました。
ワタシ的に、彼の全作品は観てないんですが、少なくとも
これで連続3作品で、こんなセリフを聴いたかもな~^^;
・綾瀬さん!あなたはこういうミステリー映画に似合わない。
いや!これは今回の監督の演出のせいですかね。
実はもっと、シリアスな演技を秘めている潜在能力の高い女優さんと
確信しているのですが…。
・1億円のバッグを簡単に捨ててしまう動機が説明不足。
・「生きてるっていいな~!」ってそれをアンタが言うのは
ちょいと不自然ではないか?
・中世ヨーロッパ戦争に出てくるような、でっかい斧。
あれを振り上げて奇声を上げ唐突に突っ込んできた彼女には
失礼ながら小学生のケンカのように見えてしまった^^;
その直後、取っ手を下げて動脈をやっちゃうのは合理的でエコ運動(おい!)
・ま、とにかく台詞が不自然、行動が不自然、そんな映画でした。
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監督:中田秀夫
脚本:鈴木智
撮影:林淳一郎
音楽:川井憲次
出演:藤原竜也/綾瀬はるか/石原さとみ/武田真治/平山あや/
片平なぎさ/北大路欣也
『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』
本日、大阪天保山のサントリーミュージアム、IMAX3D「ハッブル宇宙望遠鏡」を見てきました。噂どおり、まさに宇宙空間を飛んでるような感覚(ハッブルが撮影した宇宙の映像)でした。
ただ失敗したのはギリギリに入館したため中央部席は埋まっていたため、前から3列目に座ってしまったことです。画面に近すぎました。若干3D酔いを感じたのと疲れていたのとで1/3くらい眠ってしまいました。
サントリーミュージアム鑑賞お疲れ様でした。
ハッブル宇宙望遠鏡の映像は素晴らしいですよね。
いちどは観てみたいです。
前から3列目は辛かったでしょう^^
やっぱり、3D酔いってあるんですね。
>1/3くらい眠ってしまいました。
ワタシ的には、それくらい癒される映像と思ったんですが
こういう映像を自室の天井にプロジェクターで毎夜映して眠りに就きたいです^^
不眠症には効くかも^^;
どうなんでしょうね・・(⌒~⌒ι)
来週は衛星がかなりアツいので、
劇場鑑賞の優先度を下げようかなぁ(=^_^=)
観れたら観てくださいね^^;
ほとんど軟禁状態の奴らが起こす行動に???の連続でした。
来週の衛星放送って気になりますね。
今からチェックしてみようと思います^^