
評価:★★★【3点】F=7
「りえ~!」って誰のこと?って、ずっと思ってたわ(爆)
そうなんです!予告で何度も観ている、殿が絶唱するシーン。
あ~!そういうことなのね!
思いっきり勘違いしてたんです!って良く聴けば判りますね^^;
それはともかく、この作品で思ったことは
山女を演じた天狗の蒼井優の演技力の素晴らしさです。
本作は、どのシーンに於いても、割と長回し撮りをしていて
しかも、単に台詞が延々と続くんではなく
それは乗馬の動のアクションから、そのままシリアスな
静の動きまでワンシーンで撮り続けているから凄い。
山での殿様・清水斉道との遭遇シーンに至っては
覆面を剥ぐアップに行くまで、殺陣と肉弾戦をやり続ける。
◇
将軍家に生まれ、重い宿命を背負いながらも
心に病を抱えて生きる孤独な若い殿様、清水斉道。
家臣・瀬田助次郎が語る“故郷の瀬田村には天狗がいる”という話に
興味を持ち、静養のため瀬田村へと向かう。
道中、“天狗の棲む山”にさしかかると、家臣の制止を振り切り、
ひとり山へと馬を走らせる斉道。
そこで出会ったのは雷という山育ちの若い娘だった。
天狗の正体が雷と知り、そのことを助次郎に話したところ、
助次郎は乳飲み子の頃に藩の政争に巻き込まれ
掠われた妹の遊に違いないと確信する。
晴れて村に戻り斉道と再会する雷。
身分がどういうものかも分からないことで殿様相手にも
心の赴くままに接していく雷だったが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレ少々】
ストーリ自体は、俗に言う身分違いの悲恋物語。
ファンタジー映画でもない限り、その行く末は自ずと見えてくる。
ただ、本作の場合、雷が斉道に惹かれていく過程が短くて
やや、描ききれてない状態に、ふたりの格闘シーンで
気を失った殿に対して、口移しで水をたむけるところは
ちょっと違和感を覚えてしまう。
流れ的にアソコは放置しておいて、後で様子を見に来て
そういう行動になる方が、ワタシ的には心境の変化、女心を描くのに
一旦間を開け、時間経過で表現した方が自然だと思うんですけどね。
途中で駆け足状態みたいに気が付いたのかは知らないが
監督の演出が中盤で、雷のお顔演技に頼り過ぎた感じがする。
そりゃあ、確かに若手女優ナンバー1の実力は判りますが
普通から考えてもお顔アップの泣きシーンはちょっとくどかった。
とにかくこの映画は蒼井優の映画であり、そこには
誰も立ち入るスペースがないと感じるほどです。
また、ひとりの若手女優の独壇場を阻止するかのように
御用人の榎戸角之進(柄本明)の命を掛けた迫真の演技に
その存在感をかなりアピールしたのではないでしょうか。
このひとは、なにをやってもその役になりきり作品を締める意味で
なくてはならない日本の名脇役だと思っています。
この映画を知ったときに最初に思ったのが
『七人の侍』の志乃と勝四郎のエピソードですかね。
曲者を倒しマウンテンポジションになった殿が、天狗の面を剥いだときに
「…お、おんな?」って、こういうの結構、好きなんですよね(笑)
追記)
・天狗の出生は謎のままにしておいた方がいいのに。
その方がミステリアスでラストのシーンが一層効いてくるかと。
・で、籠に居る殿の絶唱シーンは、やっぱり聴き取れないわ(笑)
その後にてっきり、「行け~!」かと思ったんですが違うみたい^^;
・ピーター弱過ぎ!逆に柄本明は予想を裏切り大健闘!
・冒頭シーンの男ふたりは高良健吾くんと誰?と思ったら
なんと!柄本佑くんといって、柄本明氏のご子息だったのね。
いちど見たら、なかなか忘れられないお顔でした。
・岡田くんの二役ってそういうことだったのね!
確かにそれなら納得です(笑)
---------------------------------------------------------------
監督:廣木隆一
脚本:田中幸子/加藤正人
撮影:鍋島淳裕
音楽:大橋好規
出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明/時任三郎/宮崎美子/高良健吾/
池畑慎之介/坂東三津五郎/
『雷桜』
「りえ~!」って誰のこと?って、ずっと思ってたわ(爆)
そうなんです!予告で何度も観ている、殿が絶唱するシーン。
あ~!そういうことなのね!
思いっきり勘違いしてたんです!って良く聴けば判りますね^^;
それはともかく、この作品で思ったことは
山女を演じた天狗の蒼井優の演技力の素晴らしさです。
本作は、どのシーンに於いても、割と長回し撮りをしていて
しかも、単に台詞が延々と続くんではなく
それは乗馬の動のアクションから、そのままシリアスな
静の動きまでワンシーンで撮り続けているから凄い。
山での殿様・清水斉道との遭遇シーンに至っては
覆面を剥ぐアップに行くまで、殺陣と肉弾戦をやり続ける。
◇
将軍家に生まれ、重い宿命を背負いながらも
心に病を抱えて生きる孤独な若い殿様、清水斉道。
家臣・瀬田助次郎が語る“故郷の瀬田村には天狗がいる”という話に
興味を持ち、静養のため瀬田村へと向かう。
道中、“天狗の棲む山”にさしかかると、家臣の制止を振り切り、
ひとり山へと馬を走らせる斉道。
そこで出会ったのは雷という山育ちの若い娘だった。
天狗の正体が雷と知り、そのことを助次郎に話したところ、
助次郎は乳飲み子の頃に藩の政争に巻き込まれ
掠われた妹の遊に違いないと確信する。
晴れて村に戻り斉道と再会する雷。
身分がどういうものかも分からないことで殿様相手にも
心の赴くままに接していく雷だったが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレ少々】
ストーリ自体は、俗に言う身分違いの悲恋物語。
ファンタジー映画でもない限り、その行く末は自ずと見えてくる。
ただ、本作の場合、雷が斉道に惹かれていく過程が短くて
やや、描ききれてない状態に、ふたりの格闘シーンで
気を失った殿に対して、口移しで水をたむけるところは
ちょっと違和感を覚えてしまう。
流れ的にアソコは放置しておいて、後で様子を見に来て
そういう行動になる方が、ワタシ的には心境の変化、女心を描くのに
一旦間を開け、時間経過で表現した方が自然だと思うんですけどね。
途中で駆け足状態みたいに気が付いたのかは知らないが
監督の演出が中盤で、雷のお顔演技に頼り過ぎた感じがする。
そりゃあ、確かに若手女優ナンバー1の実力は判りますが
普通から考えてもお顔アップの泣きシーンはちょっとくどかった。
とにかくこの映画は蒼井優の映画であり、そこには
誰も立ち入るスペースがないと感じるほどです。
また、ひとりの若手女優の独壇場を阻止するかのように
御用人の榎戸角之進(柄本明)の命を掛けた迫真の演技に
その存在感をかなりアピールしたのではないでしょうか。
このひとは、なにをやってもその役になりきり作品を締める意味で
なくてはならない日本の名脇役だと思っています。
この映画を知ったときに最初に思ったのが
『七人の侍』の志乃と勝四郎のエピソードですかね。
曲者を倒しマウンテンポジションになった殿が、天狗の面を剥いだときに
「…お、おんな?」って、こういうの結構、好きなんですよね(笑)
追記)
・天狗の出生は謎のままにしておいた方がいいのに。
その方がミステリアスでラストのシーンが一層効いてくるかと。
・で、籠に居る殿の絶唱シーンは、やっぱり聴き取れないわ(笑)
その後にてっきり、「行け~!」かと思ったんですが違うみたい^^;
・ピーター弱過ぎ!逆に柄本明は予想を裏切り大健闘!
・冒頭シーンの男ふたりは高良健吾くんと誰?と思ったら
なんと!柄本佑くんといって、柄本明氏のご子息だったのね。
いちど見たら、なかなか忘れられないお顔でした。
・岡田くんの二役ってそういうことだったのね!
確かにそれなら納得です(笑)
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監督:廣木隆一
脚本:田中幸子/加藤正人
撮影:鍋島淳裕
音楽:大橋好規
出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明/時任三郎/宮崎美子/高良健吾/
池畑慎之介/坂東三津五郎/
『雷桜』
柄本明に後ろから斬りつけられたりしたらヤダなぁ(=^_^=)
一瞬、誰?なんてことを思ってしまいましたが
柄本明で判りました^^
そうなんですよね~
ココでも柄本明の悩みの種って感じで迷惑かけっぱなし状態でした^^;
できれば次回作でも共演してもらいたいお二人ですよ(爆)
来週の電子番組表で「スティーブ・マックイーンのすべて」とか録画予約しました。
そうそう! 来々週は2週に渡って「マックィーン」特集らしいですね☆
『栄光のル・マン』が楽しみかな?
『ブリット』『砲艦サンパブロ』『シンシナティ・キッド』
あと・・『マックィーンの絶対の危機』が観たいっす(=^_^=) ←最後のは、やらねぇだろ!
当時は西部劇をたくさんTVでやってた。ボザンナ、ララミー牧場(淀川長治のサヨナラの始まり)、ローンレンジャー、ライフルマン、など。
拳銃無宿のマックィーンのジョッシュ・ランダルは最高だった。DVDが出てるかも。
後年流行ったのがローハイド。クリント・イーストウッドがこれまた超クールだった。
『悪人』ネタ、楽しいです^^
11月1日に、マックイーン生誕80周年なるものをやるようです。
『栄光のル・マン』は未見ですよ^^;
ワタクシ、意外と彼の作品は観てないことに気が付きました。
>『ブリット』『砲艦サンパブロ』『シンシナティ・キッド』
このなかでは『ブリット』くらいですよ。後は『大脱走』『荒野の七人』『華麗なる賭け』『パピヨン』かな。
この辺りはサントラなんか聴いていたなぁ~
ちなみにシングル・レコードで(笑)
いや~!さすがに『拳銃無宿』は観てなかったですね~^^
ワタシが覚えているのは『ライフルマン』の主役のおっちゃんのゴツイ顔くらいでしょうか^^;
こうしてみると、結構な数をやってたんですね。
クリントの『ローハイド』は観たかったです~。
でもまぁ、マカロニで十分魅せてもらったし、彼の作品で最も観たかったのが『奴らを高く吊るせ』です(って、テレビドラマと違うし)^^;
西部劇だけでもまだまだ沢山あったと思う。拳銃無宿・ララミー牧場・ローハイドはamazonに有りましたから、ツタヤで借りられるかもしれませんね。
『トワイライトゾーン』は映画しか知らないです。
テレビドラマがあったんですね^^
『コンバット』は観てましたよ~
そういえば、ビック・モローが奇しくも上の作品で命を落としたのは有名でしたね。
あとは『わんぱくフリッパー』や『名犬ラッシー』なんかも^^
また『サンセット77』なんてのも母親と一緒に観てた記憶があります。
観たくなったらツタヤにGO!ですね^^
日本の子ども向けドラマで記憶にあるもっとも古いのは「海底人間はやぶさ」。
ついで、七色仮面、月光仮面、赤胴鈴之介、まぼろし探偵、少年ジェット、隠密剣士、怪傑ハリマオ・・・。
アメリカので忘れてならないのが、スーパーマン!、バットマン。
スーパーマン俳優が自殺というニュースを聞いたとき信じられなかった。スーパーマンだから死ぬはずないじゃん、なんてね。
回想療法みたいにどんどん思い出してしまいました。脱線ご無礼。
『怪傑ハリマオ』は結構観てましたよ。
テーマ曲も、サワリなら唄えます。
しかもこれ、スポンサーまで覚えています(笑)
「なごやぎゅうにゅう~のんでるかい?」ってCMソングが流行りましたよね。
あと「なが~たやだ~」とか(これ違ったかな)
『少年ジェット』は知ってます。
『スーパーマン』、主役の自殺はびっくりしましたよね。
そういえば、あの頃『バットマン』と『グリーン・ホーネット』の違いが判らなかったです^^;