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満足度★★★★【4.0点】
骨太で、人情の感動のヒューマンドラマ。
◆
アフガニスタンで活動するアメリカ軍に協力していた多くの現地人通訳が、
裏切り者としてタリバンに命を狙われたというアフガニスタンの実情を背景に、
戦場で命を救ってくれたアフガン人通訳を助けるため、
単身現地へ乗り込んだアメリカ人兵士の孤独な戦いと通訳との絆を描いた戦場ドラマ。
2018年、アフガニスタン。米軍曹長ジョン・キンリーは
危険な作戦の遂行中にタリバンの攻撃を受け瀕死の状態に。
その窮地を通訳として同行していたアーメッドの献身的な行動によって救われる。
米軍偵察隊に引き渡され、命を取り留めたキンリーはアメリカに帰還後、
アーメッドがタリバンに狙われ行方不明になっていることを知る。
命の恩人であるアーメッドを救い出すため、
単身でアフガニスタンへと戻ることを決意するキンリーだったが…。
<allcinema>
◆
昔観たオスカー作品『キリング・フィールド』(1984)とまではいかないけど
ざっくり言えば大体そんな感じかな~と勝手に決め打ちしましたよ。
それから、個人的にジェイク・ギレンホール映画に外れなし!
こんなことを日頃感じているワタシですけど、本作もまさにソレ!でした。
アフガンでタリバン武器庫を探し出す任務に就いた米軍曹長ジョン・キンリー。
キンリー率いる小隊と同行することとなった現地人通訳のアーメッド。
任務中に形勢不利な状況に追い込まれジョン・キンリー率いる小隊は全滅してしまう。
そのなかで、辛くも生き延びたキンリーとアーメッドだったが
追っ手からの銃撃に被弾したキンリーは重傷を負い意識を失いかける。
朦朧とするキンリーを担架でかつぎ手押し荷車でキャンプに戻ろうとするアーメッド。
だが、米軍キャンプまでの距離は山間を超え実に100キロにも及ぶものだった。
この信じられないような事をアーメッドは躊躇なく行おうとしている。
そこには、同じくタリバンを憎む思いとキンリーへの忠誠心からくるもので
任務遂行中にお互いをリスペクトしていることに気づいたのかもしれません。
現地人に扮装し丸腰で移動中にタリバン兵らと遭遇する緊張感はすごいし
米軍に確保されるまでの艱難辛苦な道のりは最後まで飽きさせないのです。
が、しかし、話はそれで終わらないのがこの映画なんですね。
数日が過ぎ、アメリカ本土の病床で目をさましたキンリーは
命の恩人であるアーメッドが現地に置き去りになっていることを知り心を痛める。
そこで自身の家を担保に民間の傭兵部隊に恩人を救出してほしいと願い出る。
そして、自らも単身現地に戻ることにしたのです。
とまあ、こんな感じでアーメッドとの信頼関係をしっかり描いているから
普通に感情移入しやすかったです。
ラストのテロップ《絆、誓い、約束》静かに出てくるこの文字に心打たれます。
◆
【今週のひと言】
・基本、映画は予告編だけで観に行くので監督がガイ・リッチーだったことに驚く。
てっきりアントワーン・フークアだとばかり。なかなかの骨太映画だったから。
・どちらかというと火薬量は娯楽性を追ってない分、割と控えめな感じ。
でも、そこがドラマに集中できる要素だったかもしれません。
・現地人通訳のアーメッドの類まれな洞察力でキンリーら小隊が何度も救われる。
・空の妖精(傭兵らの隠語でAC-130)が絶体絶命の危機に現れ機銃掃射したときは、
その破壊力にスタンディングオベーションしたくなったわ(←静かに見なさい)
・今思い出したけど、効果音楽がアーメッドやキンリーの心情を見事に再現していた。
この映画は音楽によって神々しくもあったような。。。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
音楽:クリス・ベンステッド
出演:ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム、アントニー・スター
『コヴェナント/約束の救出』
骨太で、人情の感動のヒューマンドラマ。
◆
アフガニスタンで活動するアメリカ軍に協力していた多くの現地人通訳が、
裏切り者としてタリバンに命を狙われたというアフガニスタンの実情を背景に、
戦場で命を救ってくれたアフガン人通訳を助けるため、
単身現地へ乗り込んだアメリカ人兵士の孤独な戦いと通訳との絆を描いた戦場ドラマ。
2018年、アフガニスタン。米軍曹長ジョン・キンリーは
危険な作戦の遂行中にタリバンの攻撃を受け瀕死の状態に。
その窮地を通訳として同行していたアーメッドの献身的な行動によって救われる。
米軍偵察隊に引き渡され、命を取り留めたキンリーはアメリカに帰還後、
アーメッドがタリバンに狙われ行方不明になっていることを知る。
命の恩人であるアーメッドを救い出すため、
単身でアフガニスタンへと戻ることを決意するキンリーだったが…。
<allcinema>
◆
昔観たオスカー作品『キリング・フィールド』(1984)とまではいかないけど
ざっくり言えば大体そんな感じかな~と勝手に決め打ちしましたよ。
それから、個人的にジェイク・ギレンホール映画に外れなし!
こんなことを日頃感じているワタシですけど、本作もまさにソレ!でした。
アフガンでタリバン武器庫を探し出す任務に就いた米軍曹長ジョン・キンリー。
キンリー率いる小隊と同行することとなった現地人通訳のアーメッド。
任務中に形勢不利な状況に追い込まれジョン・キンリー率いる小隊は全滅してしまう。
そのなかで、辛くも生き延びたキンリーとアーメッドだったが
追っ手からの銃撃に被弾したキンリーは重傷を負い意識を失いかける。
朦朧とするキンリーを担架でかつぎ手押し荷車でキャンプに戻ろうとするアーメッド。
だが、米軍キャンプまでの距離は山間を超え実に100キロにも及ぶものだった。
この信じられないような事をアーメッドは躊躇なく行おうとしている。
そこには、同じくタリバンを憎む思いとキンリーへの忠誠心からくるもので
任務遂行中にお互いをリスペクトしていることに気づいたのかもしれません。
現地人に扮装し丸腰で移動中にタリバン兵らと遭遇する緊張感はすごいし
米軍に確保されるまでの艱難辛苦な道のりは最後まで飽きさせないのです。
が、しかし、話はそれで終わらないのがこの映画なんですね。
数日が過ぎ、アメリカ本土の病床で目をさましたキンリーは
命の恩人であるアーメッドが現地に置き去りになっていることを知り心を痛める。
そこで自身の家を担保に民間の傭兵部隊に恩人を救出してほしいと願い出る。
そして、自らも単身現地に戻ることにしたのです。
とまあ、こんな感じでアーメッドとの信頼関係をしっかり描いているから
普通に感情移入しやすかったです。
ラストのテロップ《絆、誓い、約束》静かに出てくるこの文字に心打たれます。
◆
【今週のひと言】
・基本、映画は予告編だけで観に行くので監督がガイ・リッチーだったことに驚く。
てっきりアントワーン・フークアだとばかり。なかなかの骨太映画だったから。
・どちらかというと火薬量は娯楽性を追ってない分、割と控えめな感じ。
でも、そこがドラマに集中できる要素だったかもしれません。
・現地人通訳のアーメッドの類まれな洞察力でキンリーら小隊が何度も救われる。
・空の妖精(傭兵らの隠語でAC-130)が絶体絶命の危機に現れ機銃掃射したときは、
その破壊力にスタンディングオベーションしたくなったわ(←静かに見なさい)
・今思い出したけど、効果音楽がアーメッドやキンリーの心情を見事に再現していた。
この映画は音楽によって神々しくもあったような。。。
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監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
音楽:クリス・ベンステッド
出演:ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム、アントニー・スター
『コヴェナント/約束の救出』
>最初に「名前がない馬」が流れた時にはドキッとしました。
すみません。もうこの辺りのことを忘れていますよ。
最近、記憶に関してちょっとヤバいかもしれません。
最初に「名前がない馬」が流れた時にはドキッとしました。
その後の二人の不安と緊張を表すような不協和音もよかったですね。
この人の映画はホント外れませんよね!この期待通りの活躍?がまだまだ続くことを願いたいです。
そうそう!監督ガイ・リッチーってことで「えぇ!?」でしたよ。どちらかというとスタイリッシュな映画しか作らない人だと勝手に思ってたのでびっくりでした(笑)
どんな切っ掛けがあったのか分かりませんが、新たなジャンルをどんどん改革していってほしいです。
ジェイク・ギレンホールの出る映画にハズレなしですよね~。今回も期待を裏切りませんでした。
そして、「絆、誓い、約束」…コヴェナントの意訳としてはまさに的確!私も自分のブログの感想にコレ書きたかったんですけど、3語以上の単語がどうしても覚えられず…断念した経緯があるので、ここど書いてくださって非常にありがたいです。
そして、ガイ・リッチーなのになんと骨太な作品なのか!彼、いつもの洒脱な感じも良いけど、こういうのも作ってくれるんだ、と感激しました。