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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

ソングバード

2022年10月08日 14時59分09秒 | 映画 さ行
評価★★★★【4点】(12)


もっと掘り下げてシリーズ化希望。



強力で致死率の高い恐ろしい変異ウイルスが流行し、
厳しいロックダウンが続くアメリカ。
人々は外出も許されず、感染者は“Qゾーン”とよばれる
隔離キャンプに強制収容されていた。
そんな中、免疫者の配達員ニコは、サラとロックダウン下で恋に落ち、
いつか直接会える日を信じて、ドアやスマホ越しに愛を育んでいた。
ところがある日、サラの感染が疑われ、“Qゾーン”への
強制隔離の危機を迎えてしまうのだったが…。
<allcinema>



今の時代をリアルに反映させ、且つスリル満点に描いた本作は
映画の世界だけにとどまらない恐怖を味わうことができる。

実際にコロナ禍の波がうねっている今だからこそ
今後の変異株次第ではこういう世界が起こらないとも限らない。
そういう意味では、まさにタイムリーということになる。

実際にロックダウン中のロサンゼルスで撮影した本作は
撮影隊を最小限にし、手持ちカメラ(POV)映像もふんだんにある。
それが功を奏し、逆に臨場感あふれる映像になっているのが面白い。

ドラマは、感染者として劣悪な隔離施設に入れられそうになる
女性を助けようとする免疫保有者の男の奔走を描いている。

施設が劣悪だろうがなんだろうが、感染したなら隔離でしょ!
と思っていたら、意外な方向に進んでいくのが本作の見どころ。

製作者にマイケル・ベイの名があったことで食指が動き
鑑賞したら、そんなに荒唐無稽な物語でもなく
案外すんなりとドラマに入っていけるところがいい。



【今週のツッコミ】

・新型コロナ世界的大流行直前に書き上がった脚本。
 ならば、その終焉まで是非とも書いてもらえないだろうか。
 『ウォーキング・デッド』みたいな感じでもいいから(え?)

・免疫保有者のバイク便の男の自由過ぎる行動の爽快感。
 ある意味、『アイ・アム・レジェンド』を見ているよう。

・4年もロックダウンされて経済も破綻状態。
 当然、引きこもりでは食えないから裏商売に手を出す輩たち。

・免疫保有者用のリストバンドも当然ながら裏取引。
 一人分の金額は高級スポーツレクサスが一台買えるぐらい。

・上司が全員死んだから下っ端だった初老男性が
 いつのまにか衛生局の代表って、ここは映画らしい。

・大役軍人の引きこもり男性が本作のMVPですね。

・デミ・ムーアお久しぶり!我が家の窮地を頭脳で救う。
 
・冒頭の12歳の子がヒロインだったらイヤだな~だったが
 いやいやしっかり綺麗どころが二人も出てきます。
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監督:アダム・メイソン
脚本:アダム・メイソン、サイモン・ボーイズ
音楽:ローン・バルフェ
出演:K・J・アパ、ソフィア・カーソン、クレイグ・ロビンソン

『ソングバード』
 





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