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トナカイは殺されて

2024年04月20日 17時45分55秒 | 映画 た行
満足度:★★★★【4.0点】



トナカイと雪景色がこんなに合うのはクリスマス映画以来だ。



スウェーデン発の実話に基づくヒューマンドラマ!
トナカイの子が殺されたにも関わらず、“盗難と処理する”という警官。
警官があてにならないことを知ったエルサは、自らの手で犯人に
正義の鉄槌を下す決意をする。
<Netflix>



冒頭、広大な土地に放牧される無数のトナカイの映像から始まって
そこで暮らす先住民族のサーミ人たちの暮らしぶりが圧巻で美しい。

この映画はNetflixオリジナルで巷の評価はあまり高くないけど
ワタシは北欧ミステリー映画のファンなので自ずと評価も甘くなってしまうのかも。

ズバリ、先住民族の立ち位置とか頼りにならない警察や保身に走る親とか
トナカイを何頭も殺され続け、犯人の証拠も警察に提出しているのに
決定打がなく捕まえられず、それによりフラストレーションがどんどん溜まっていき
それが最後で意外な方向で決着していくわけだが、その決着方法が若干物足らなく
サーミ人へのヘイトクライムが解決されたことになってないのが惜しいのです。

まあ、実話ということなのでそこを望む方が野暮なのかもしれませんが
でも、多少の脚色は映画としてアリと思っているので犯人への戒めは
オーディエンスに対し最高にスッキリさせるのもいいんじゃないかな~。



【今週のひと言】

・スウェーデンの広大な土地での放牧シーンは雪景色もあって 
 大画面+サラウンド+4K+HDR機能で見たらそれだけでウットリします。

・7歳のエルサが劇中で10年経った姿がかなり頼もしく自分の意見が言えるように。

・放牧を生業とすることで将来を悲観した友の自殺が痛々しい。

・最終的にメディアを味方につけることが得策だと知ったエルサ。

・とにかく、ヘタレな警察捜査に腹が立ちまくり(笑)

・今週末の劇場新作映画がなかったのでこれをアップできてよかったわ。
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監督:エッレ・マリア・エイラ
脚本:ペーター・ビッロ
音楽:ラッセ・エネルセン
出演:イェリン・クリスティーナ・オスカル、マルティン・ヴァルストロム、ラーシュ=アンテ・ヴァッサラ

『トナカイは殺されて』











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