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評価:★★★[3/5]
謎の行為、どこまで引っ張るんだろうか?
予告編で出てきた“7”という数字。
何故、“7”なのかが分かるのが中盤以降である。
それまでは主人公が何者なのか。
何をしようとしているのかの説明が一切なし。
分かっているのは
主人公の職業が国税庁の職員ということだけ。
見知らぬ他人に自分の資産を贈るという
なんとも理解しがたい物語に
最初は戸惑ってしまうが
その理由が、徐々に分かってくる中盤辺りで
やっと主人公の行動が見えてくる。
だが、彼のしようとしていることへ共感はできない。
凡人の考えることではないね。
◇
過去のある事件によって
心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス。
彼は7人の名前が記されたリストをもとに、
ある計画を実行しようとしていた。
それは、7人がある条件に一致すれば、
彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうというもの。
その7人は互いに何の関係もない他人同士だが、
ベンにとっては彼らでなければならない理由があった。
またこの計画の目的や、贈り物の中身が何であるか、
ベン以外には彼の親友が唯一知るのみ。
こうして、ベンは7人それぞれに近づき、
彼らの人生を調べ始める。
だがやがて、
リストの中の一人で余命幾ばくもない女性
エミリーとの出会いがベンの計画に大きな影響をもたらせていく。
<allcinema>
◇
監督のガブリエレ・ムッチーノは
前例のない、まったく新しい試みを
この映画によって成し遂げようとしていた。
まるで、主人公が進めている計画のように
それまでの映画の常識を覆してしまうのか・・・。
とにかく観客には謎を抱かせたまま進行して行く。
ベンの計画を一切明かさない展開には
少々苛立ちさえ覚えてしまうのだが。
しかし、その計画が見えてきた時に
例えようもない気持ちに陥れられる。
この映画を観てどう思うかは人それぞれだが
ワタシは全く共感できなかった。
少なくともベンの取った行動に親兄弟は
どう思ったのだろうか。
この重いテーマに対して監督の意図が分からない。
内容はともかく、何故こういう作り方をしたのか。
これは、ウィル・スミスのイメージビデオなのか?
◇
先の『チェンジリング』が
非常に丁寧な人物描写をしていただけに
余計に本作のオブラート的な作りが気になってしまった。
そういえば、ひとつ気になったままだが
エミリーの家の前で待っていたはずの
ベンの弟は「来なければ家に押し入る」って
言ってなかったかな?
それなのに、あそこからあの展開にもっていくとは・・
なんだか妙に引っ掛かってしまったな(笑)
もうひとつ、終盤になってから気が付くのだが
それだと病院の経営者との会話は成立しないでしょ。
アレを訴えたところで、なにも解決はしないはずだが。
う~ん、矛盾点が浮き上がってくる。
-----------------------------------------------
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:グラント・ニーポート
撮影:フィリップ・ル・スール
音楽:アンジェロ・ミィリ
出演:ウィル・スミス/ロザリオ・ドーソン/マイケル・イーリー
バリー・ペッパー/ウディ・ハレルソン/
『7つの贈り物』
謎の行為、どこまで引っ張るんだろうか?
予告編で出てきた“7”という数字。
何故、“7”なのかが分かるのが中盤以降である。
それまでは主人公が何者なのか。
何をしようとしているのかの説明が一切なし。
分かっているのは
主人公の職業が国税庁の職員ということだけ。
見知らぬ他人に自分の資産を贈るという
なんとも理解しがたい物語に
最初は戸惑ってしまうが
その理由が、徐々に分かってくる中盤辺りで
やっと主人公の行動が見えてくる。
だが、彼のしようとしていることへ共感はできない。
凡人の考えることではないね。
◇
過去のある事件によって
心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス。
彼は7人の名前が記されたリストをもとに、
ある計画を実行しようとしていた。
それは、7人がある条件に一致すれば、
彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうというもの。
その7人は互いに何の関係もない他人同士だが、
ベンにとっては彼らでなければならない理由があった。
またこの計画の目的や、贈り物の中身が何であるか、
ベン以外には彼の親友が唯一知るのみ。
こうして、ベンは7人それぞれに近づき、
彼らの人生を調べ始める。
だがやがて、
リストの中の一人で余命幾ばくもない女性
エミリーとの出会いがベンの計画に大きな影響をもたらせていく。
<allcinema>
◇
監督のガブリエレ・ムッチーノは
前例のない、まったく新しい試みを
この映画によって成し遂げようとしていた。
まるで、主人公が進めている計画のように
それまでの映画の常識を覆してしまうのか・・・。
とにかく観客には謎を抱かせたまま進行して行く。
ベンの計画を一切明かさない展開には
少々苛立ちさえ覚えてしまうのだが。
しかし、その計画が見えてきた時に
例えようもない気持ちに陥れられる。
この映画を観てどう思うかは人それぞれだが
ワタシは全く共感できなかった。
少なくともベンの取った行動に親兄弟は
どう思ったのだろうか。
この重いテーマに対して監督の意図が分からない。
内容はともかく、何故こういう作り方をしたのか。
これは、ウィル・スミスのイメージビデオなのか?
◇
先の『チェンジリング』が
非常に丁寧な人物描写をしていただけに
余計に本作のオブラート的な作りが気になってしまった。
そういえば、ひとつ気になったままだが
エミリーの家の前で待っていたはずの
ベンの弟は「来なければ家に押し入る」って
言ってなかったかな?
それなのに、あそこからあの展開にもっていくとは・・
なんだか妙に引っ掛かってしまったな(笑)
もうひとつ、終盤になってから気が付くのだが
それだと病院の経営者との会話は成立しないでしょ。
アレを訴えたところで、なにも解決はしないはずだが。
う~ん、矛盾点が浮き上がってくる。
-----------------------------------------------
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:グラント・ニーポート
撮影:フィリップ・ル・スール
音楽:アンジェロ・ミィリ
出演:ウィル・スミス/ロザリオ・ドーソン/マイケル・イーリー
バリー・ペッパー/ウディ・ハレルソン/
『7つの贈り物』
興味あるなぁ・・
主人公の過去に何が?
ロスでスーパーパワーを暴走させて、7人ぐらいをぶち殺してしまったんでしょうかね、、
>何だか「気弱になったアリ」って感じにも見えました。
本作では終始うつろな眼差しだったので
まさにそれ。気弱になったアリさん状態です^^
>主人公の過去に何が?
本人が言うには、7秒で人生を潰したらしいんですが
確かに計算すると7秒くらいでしたね。
>ロスでスーパーパワーを暴走させて、7人ぐらいをぶち殺してしまったんでしょうかね、、
6人と1人で7人ということになりますかね^^
スーパーパワーでド派手にやってくれた方が観ている方はお気楽なんですけどね^^;
とにかく本作は、オフィシャルサイトでさえ
ネタバレ防止のためかは知りませんが、情報が少なすぎますね。
めちゃめちゃ丁寧に綴られてましたね(⌒~⌒ι)
他のしとたちにも、ああ言う念入りな聞取りをしたんでしょうか、、
しかしあの作品を観て抗議する「♨愛好家」とかがいそうですね(=^_^=)
>ベンの弟は「来なければ家に押し入る」って
>言ってなかったかな?
>それなのに、あそこからあの展開にもっていくとは・・
>なんだか妙に引っ掛かってしまったな(笑)
1)雨が降って来たので弟は戻った
2)待っていて、ベンがこっそり逃げ出すのを見つけ、自分も走って追いかけ、結果「家の前」には誰もいなくなった
3)適切でないシーンが含まれたため、バッサリカットされた
>それだと病院の経営者との会話は成立しないでしょ。
>アレを訴えたところで、なにも解決はしないはずだが。
アレは別々の施設なので、もはや本筋とは関係なくなったかなと。
って言うかあんな風にあしらっちゃったら、また「あのしと」は(より一層の)罰を与えられますでしょうね(×_×)
>前半ですが、お婆さんとの「対話シーン」が
>めちゃめちゃ丁寧に綴られてましたね(⌒~⌒ι)
そうなんですよ~
断固として口をきかなかったのは理由があったのですね^^
それを聞きだしたベンには人として尊敬してしまいました。
できれば、あそこで退席せず、最後までフォローして欲しかったトコロです^^
まぁでもテンポの都合でカットされたんでしょう(そんな映像撮ってないし)^^
>しかしあの作品を観て抗議する「♨愛好家」とかがいそうですね(=^_^=)
台詞のひとつをとっても気を使わないといけないということでしょうね。
>3)適切でないシーンが含まれたため、バッサリカットされた
ワタシはあのシーンで終始ハラハラしてました(爆)
できれば、本作のノーカット完全版なるものが存在してたら観てみたいですね。
案外と疑問が解決されてしまうかも^^