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評価★★★★
「おまえ、あいつに似てるよな!ほら『レインマン』の・・・誰だっけ」
「あ~!トム・クルーズに似てると、よく言われるよ」
「じゃなくて、兄貴の方」
「え・・・。」
「あんな兄貴だったが『ブラックジャック』だけは、やたら強かったよな」
「・・・。」
このやりとりには
一瞬、吹き出しそうなくらいウケたが
このシーンが最もスリリングでもあった。
チーム内で確執が発生し
主人公のずば抜けた能力に嫉妬したジミー(ジェイコブ・ピッツ)が
こともあろうにカジノの本番中に
妨害工作をしてきたのだ。
本番での暗号(カウント数を名詞に変換)などをぶち壊す行為だ。
テーブルでは冷静に受け流していたベンだったが
ホテルに帰ってから大喧嘩となる。
ミッキー教授もジミーに対して
即刻、帰宅命令を言い渡す。
◇-----
理工系大学の最高峰である
マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)。
将来、医者を目指している彼にとって目下の悩みは
MITを卒業した後
ハーバード大学医学部への進学するに当たっての
30万ドルという巨額な学費であった。
母子家庭のベンにとって奨学金に頼るしかなく
奨学生の試験を受けるが失敗。
スーツショップでのバイト代では到底おいつかず頭を抱えていた。
ある日、
天才的な数学力を持つベンの才能に、
ミッキー教授(ケヴィン・スペイシー)が
彼を自分の研究チームに勧誘する。
その研究テーマはブラックジャックで必勝する方法で
“カード・カウンティング”の習得だった。
ベンはミッキー教授に招かれ、チームを訪ねる。
当初は彼らがしていることが信じられずに
チームに入ることを断るベンだった。
-----◇
そりゃあ、そうでしょうとも
ラスベガスに行ってカジノで大儲けしようだなんて
そんなことを研究テーマにしていること事態が怪しいのだ。
ロボコンヲタクのベンにとって
堅実な生き方こそ失敗しない人生だと思っている。
このベンの生きてきた環境や
ロボコン優勝をめざして一緒にやっているヲタク系の親友などが
しっかりと描かれているので
彼がこの招待を簡単に受け入れられず
断り続ける気持ちがよく判ります。
結局は、やはり年頃の男の子です。
メンバーに憧れの学内一の美女ジルが居たことで決心が付いた。
いや、彼女の言い放った「なんにでもなれる」が決めてとなった。
週末だけラスベガスに行って週明けには大学にでる。
この物語は実話だそうですが
いったいどこまで実話なんでしょうか?
ミッキー・ローザ教授の人物像も
後半になってくると、かなり嫌らしい部分が露になるし
カジノのルール違反者を取り締まっているコールという用心棒の存在。
その男に捕まって拷問を受けるベン。
これは映画用に脚色したのかもしれません。
原作本を読んだことがないのでなんとも言えませんが。
この映画は全体のバランスが上手く取れています。
ベンがチームに入るまでの葛藤、
チーム内でのカード・カウンティングのトラの穴的修行、
カジノでのチームプレイ
欲が出てきて、徐々に狂い始めるチーム内
気が付いた時はボストンの親友もなくし
カジノで溜めた31万ドルの現金も消え
全てを失った時
ベンに残ったのはスゴロクの振り出しであった。
おまけ)
ミッキー・ローザ教授は
ケヴィン・スペイシーのはまり役だと思います。
中年の天才役が結構多い俳優です。
最初は普通の人で徐々に本性を現すところは非常に怖い。
ローレンス・フィッシュバーンもはまり役だったと思います。
カジノの用心棒。だが、この男もカード・カウンティングが出来るので
ベンたちの行為を最初に見破ったのです。
ベン(ジム・スタージェス)は見様によっては
トム・クルーズに似ているがダスティン・ホフマンにも似ている。
学内一の美女ジル(ケイト・ボスワース)は
実在していたのだろうか?
ボストンでの親友のひとりが
元F1のリカルド・パトレーゼにクリソツ(笑)
それで思い出しましたが、先日、ルーベンス・バリチェロに
総出走回数を塗り替えられましたね。
-----------------------------------------------------
監督:ロバート・ルケティック
脚本:ピーター・スタインフェルド/アラン・ローブ
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:デヴィッド・サーディ
出演:ジム・スタージェス/ケヴィン・スペイシー/ローレンス・フィッシュバーン/ケイト・ボスワース/ジェイコブ・ピッツ
『ラスベガスをぶっつぶせ』
「おまえ、あいつに似てるよな!ほら『レインマン』の・・・誰だっけ」
「あ~!トム・クルーズに似てると、よく言われるよ」
「じゃなくて、兄貴の方」
「え・・・。」
「あんな兄貴だったが『ブラックジャック』だけは、やたら強かったよな」
「・・・。」
このやりとりには
一瞬、吹き出しそうなくらいウケたが
このシーンが最もスリリングでもあった。
チーム内で確執が発生し
主人公のずば抜けた能力に嫉妬したジミー(ジェイコブ・ピッツ)が
こともあろうにカジノの本番中に
妨害工作をしてきたのだ。
本番での暗号(カウント数を名詞に変換)などをぶち壊す行為だ。
テーブルでは冷静に受け流していたベンだったが
ホテルに帰ってから大喧嘩となる。
ミッキー教授もジミーに対して
即刻、帰宅命令を言い渡す。
◇-----
理工系大学の最高峰である
マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)。
将来、医者を目指している彼にとって目下の悩みは
MITを卒業した後
ハーバード大学医学部への進学するに当たっての
30万ドルという巨額な学費であった。
母子家庭のベンにとって奨学金に頼るしかなく
奨学生の試験を受けるが失敗。
スーツショップでのバイト代では到底おいつかず頭を抱えていた。
ある日、
天才的な数学力を持つベンの才能に、
ミッキー教授(ケヴィン・スペイシー)が
彼を自分の研究チームに勧誘する。
その研究テーマはブラックジャックで必勝する方法で
“カード・カウンティング”の習得だった。
ベンはミッキー教授に招かれ、チームを訪ねる。
当初は彼らがしていることが信じられずに
チームに入ることを断るベンだった。
-----◇
そりゃあ、そうでしょうとも
ラスベガスに行ってカジノで大儲けしようだなんて
そんなことを研究テーマにしていること事態が怪しいのだ。
ロボコンヲタクのベンにとって
堅実な生き方こそ失敗しない人生だと思っている。
このベンの生きてきた環境や
ロボコン優勝をめざして一緒にやっているヲタク系の親友などが
しっかりと描かれているので
彼がこの招待を簡単に受け入れられず
断り続ける気持ちがよく判ります。
結局は、やはり年頃の男の子です。
メンバーに憧れの学内一の美女ジルが居たことで決心が付いた。
いや、彼女の言い放った「なんにでもなれる」が決めてとなった。
週末だけラスベガスに行って週明けには大学にでる。
この物語は実話だそうですが
いったいどこまで実話なんでしょうか?
ミッキー・ローザ教授の人物像も
後半になってくると、かなり嫌らしい部分が露になるし
カジノのルール違反者を取り締まっているコールという用心棒の存在。
その男に捕まって拷問を受けるベン。
これは映画用に脚色したのかもしれません。
原作本を読んだことがないのでなんとも言えませんが。
この映画は全体のバランスが上手く取れています。
ベンがチームに入るまでの葛藤、
チーム内でのカード・カウンティングのトラの穴的修行、
カジノでのチームプレイ
欲が出てきて、徐々に狂い始めるチーム内
気が付いた時はボストンの親友もなくし
カジノで溜めた31万ドルの現金も消え
全てを失った時
ベンに残ったのはスゴロクの振り出しであった。
おまけ)
ミッキー・ローザ教授は
ケヴィン・スペイシーのはまり役だと思います。
中年の天才役が結構多い俳優です。
最初は普通の人で徐々に本性を現すところは非常に怖い。
ローレンス・フィッシュバーンもはまり役だったと思います。
カジノの用心棒。だが、この男もカード・カウンティングが出来るので
ベンたちの行為を最初に見破ったのです。
ベン(ジム・スタージェス)は見様によっては
トム・クルーズに似ているがダスティン・ホフマンにも似ている。
学内一の美女ジル(ケイト・ボスワース)は
実在していたのだろうか?
ボストンでの親友のひとりが
元F1のリカルド・パトレーゼにクリソツ(笑)
それで思い出しましたが、先日、ルーベンス・バリチェロに
総出走回数を塗り替えられましたね。
-----------------------------------------------------
監督:ロバート・ルケティック
脚本:ピーター・スタインフェルド/アラン・ローブ
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:デヴィッド・サーディ
出演:ジム・スタージェス/ケヴィン・スペイシー/ローレンス・フィッシュバーン/ケイト・ボスワース/ジェイコブ・ピッツ
『ラスベガスをぶっつぶせ』
・「左利き」だった
・上司の自宅でいきなり撃たれる
・背後からゲイの軍人に撃たれる
・バナナを皮ごと食べ、犬と会話する
・ミルズ刑事の奥さんに嫉妬する
みたいなオチもアリなんじゃ? と思ったりしてます。
(どれも作品が違うってば!)
これは観てませんね~^^
バナナを皮ごと食べ、犬と会話するペテン師がお気に入りでした^^
K-paXのアインシュタインもびっくりの計算式は
“変わり者の一芸”と、まさにそれ。
実はワタクシ、もの俳優が大のお気に入りという変わり者です^^
『萠の朱雀』と共に、いつかはサントラをゲット☆ と考えております(・ω・)
これ良かったですよね~
癒し系の音楽と映像には現実逃避に持って来いという印象を持ちました。
『萠の朱雀』これは知らないです(^_^;)
『萠の朱雀』は河瀬直美監督の代表的な長編ですね。
ピアノ系のシンプルな音楽ですが、良かったです。
『トニー滝谷』の音楽も良かった~
まぁ“世界の教授”が手がけはったんで(⌒~⌒ι)
他には、おフランス映画の『WATARIDORI』ですね。サントラ盤を即買いしましたよ。
トム・クルーズに似ているがダスティン・ホフマンにも似ている。
ちょっとこれにうけちゃいました。
確かに彼ってかっこよくもかっこ悪くも見えるときがあって不思議な俳優さんでした。でもこれって演技が上手だったのかな?
どこまでが実話でどこが脚色かは分からなかったけど
すごく楽しめる構成で大満足でした!
画像検索したら見覚えのある画像でした。
以前、wowowで録画した記憶がありますが、
そのまま観ずに上書きしてしまったことを思い出しました。
>『トニー滝谷』の音楽も良かった~
まぁ“世界の教授”が手がけはったんで(⌒~⌒ι)
イッセー尾形主演の映画だったんですね~
トレイラーだけ観ても、雰囲気が伝わってきますね。
良い感じです。
http://www.tonytakitani.com/j/index.html
>他には、おフランス映画の『WATARIDORI』ですね。サントラ盤を即買いしましたよ。
この映画は、延々と続く鳥の映像に睡魔と闘って観ていた記憶があります。
音楽は良かったですよね^^
私が買った最近のサントラといえば、
『宇宙戦争』『ワールド・トレード・センター』くらいです^^
初めまして
>確かに彼ってかっこよくもかっこ悪くも見えるときがあって不思議な俳優さんでした。でもこれって演技が上手だったのかな?
ワタシはジム・スタージェスは、いずれトビー・マグワイアのような俳優になるのでは?
と思っていますね^^
>すごく楽しめる構成で大満足でした!
ほんと、良かったですよね^^
出来れば、“カード・カウンティング”の説明をもう少ししてくれていたら
カジノの本番で、もっと感情移入できたと思ったんですよ。
その辺りがチョット惜しいな~って感じです。