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満足度:★★★☆【3.5点】
『オーメン』(1976)の前日譚としてこれは秀逸でしょう!
◆
6月6日午前6時に生まれた悪魔の子ダミアンの周囲で起こる
謎の連続不審死の恐怖を描き、世界中で一大ブームを巻き起こした
伝説的ホラー映画「オーメン」の前日譚として贈るホラー・サスペンス。
修道女になるべくローマの教会にやって来たアメリカ人女性を主人公に、
その周りで次々と発生する不可解な連続死と、
迫り来る悪魔の子ダミアン誕生に秘められた恐るべき陰謀の行方を描き出す。
<allcinema>
◆
『エクソシスト』(1973)を東の横綱とするならこちらは西の横綱って感じかな。
さらに言えば、リーガン&ダミアンという悪魔の双璧は他の追随を許さないし
1970年代を席巻したホラー業界の金字塔として今も尚記憶に残るキャラクターだ。
そこで気になるのが、先日公開された『エクソシスト』のリメイク版が
期待値に遠く及ばず仕舞いで「こちらもどうせ…」という懐疑的な思いだったが
なんと!中盤までの起伏のないスローなテンポに目をつむれば
終盤からイッキに加速していく展開に俄然興味が湧いていくってやつです。
シスター見習いとしてローマを訪れたアメリカ人女性が修道院内の
ある一人の少女に気を留め、それに伴い修道院長らの不穏な動きも察知し
ガブリエル神父と共に少女の記録を内密に探ろうとします。
そうしていくうち、彼女らは衝撃的な事実を知ってしまうことになります。
これはある意味、第二次世界大戦中に起きた共産党圏の実験体のようで
それをしなければならない理由も理に適っているところがいいんですよ!
宗教離れが深刻化する若者たちを再度取り込むため不安を煽らせる陰謀論。
分かり易く、単細胞のワタシからすればこの脚本の優しさはありがたい。
そして、ラスト30分からさらにさらに衝撃の事実が判明していき
ラストの神父の言葉「あの赤ん坊の名はダミアンだそうだ!」
いいね~!しっかり前日譚としての役割を果たせている本作は期待以上でした。
◆
【今週のひと言】
・里親ファイルのなかにグレゴリー・ペックの写真が~!第一作の父親。
っていうか、大昔の俳優だと思ってたらそうでもなかったんですね。
・第一作へのオマージュ・シーンがそこかしこに~。
・ハリス神父(チャールズ・ダンス)の生命力。振り向けばパックリ!
・ガラスによる首切断に代わり今度は壁と車に挟まれた友人を引きずり出したら
上半身だけ抜けちゃったみたいな。かなり軽かったはずだが。
・仲間のシスターが自分に火をつけ首にロープ巻いて上階から飛び降り自殺。
・神父が神父に告解。
・種付けくんの実像だけがいまいちよく分からない。
・ベッドに横たわり目を覚ましたヒロインの髪の広がりが不気味すぎ!
で、背中の異常な汗じみとか伏線のオンパレード。
・冒頭シーンなんて70年代の映画をそのまま観ている錯覚を起こす。
粗い画面やフィルムな感じと挿入音楽効果で、ちょっとグラインドハウス。
・美形女優多数出演!これだけでも見て損はない。
・車のナンバープレート666のゾロ目見て「あ!ダミアンだ」と昔よく言ってたわ。
--------------------------------------------------------------------------------------------
監督:アルカシャ・スティーヴンソン
脚本:ティム・スミス、アルカシャ・スティーヴンソン、キース・トーマス
音楽:マーク・コーヴェン
出演:ネル・タイガー・フリー、タウフィーク・バルホーム、ソニア・ブラガ
『オーメン:ザ・ファースト』
『オーメン』(1976)の前日譚としてこれは秀逸でしょう!
◆
6月6日午前6時に生まれた悪魔の子ダミアンの周囲で起こる
謎の連続不審死の恐怖を描き、世界中で一大ブームを巻き起こした
伝説的ホラー映画「オーメン」の前日譚として贈るホラー・サスペンス。
修道女になるべくローマの教会にやって来たアメリカ人女性を主人公に、
その周りで次々と発生する不可解な連続死と、
迫り来る悪魔の子ダミアン誕生に秘められた恐るべき陰謀の行方を描き出す。
<allcinema>
◆
『エクソシスト』(1973)を東の横綱とするならこちらは西の横綱って感じかな。
さらに言えば、リーガン&ダミアンという悪魔の双璧は他の追随を許さないし
1970年代を席巻したホラー業界の金字塔として今も尚記憶に残るキャラクターだ。
そこで気になるのが、先日公開された『エクソシスト』のリメイク版が
期待値に遠く及ばず仕舞いで「こちらもどうせ…」という懐疑的な思いだったが
なんと!中盤までの起伏のないスローなテンポに目をつむれば
終盤からイッキに加速していく展開に俄然興味が湧いていくってやつです。
シスター見習いとしてローマを訪れたアメリカ人女性が修道院内の
ある一人の少女に気を留め、それに伴い修道院長らの不穏な動きも察知し
ガブリエル神父と共に少女の記録を内密に探ろうとします。
そうしていくうち、彼女らは衝撃的な事実を知ってしまうことになります。
これはある意味、第二次世界大戦中に起きた共産党圏の実験体のようで
それをしなければならない理由も理に適っているところがいいんですよ!
宗教離れが深刻化する若者たちを再度取り込むため不安を煽らせる陰謀論。
分かり易く、単細胞のワタシからすればこの脚本の優しさはありがたい。
そして、ラスト30分からさらにさらに衝撃の事実が判明していき
ラストの神父の言葉「あの赤ん坊の名はダミアンだそうだ!」
いいね~!しっかり前日譚としての役割を果たせている本作は期待以上でした。
◆
【今週のひと言】
・里親ファイルのなかにグレゴリー・ペックの写真が~!第一作の父親。
っていうか、大昔の俳優だと思ってたらそうでもなかったんですね。
・第一作へのオマージュ・シーンがそこかしこに~。
・ハリス神父(チャールズ・ダンス)の生命力。振り向けばパックリ!
・ガラスによる首切断に代わり今度は壁と車に挟まれた友人を引きずり出したら
上半身だけ抜けちゃったみたいな。かなり軽かったはずだが。
・仲間のシスターが自分に火をつけ首にロープ巻いて上階から飛び降り自殺。
・神父が神父に告解。
・種付けくんの実像だけがいまいちよく分からない。
・ベッドに横たわり目を覚ましたヒロインの髪の広がりが不気味すぎ!
で、背中の異常な汗じみとか伏線のオンパレード。
・冒頭シーンなんて70年代の映画をそのまま観ている錯覚を起こす。
粗い画面やフィルムな感じと挿入音楽効果で、ちょっとグラインドハウス。
・美形女優多数出演!これだけでも見て損はない。
・車のナンバープレート666のゾロ目見て「あ!ダミアンだ」と昔よく言ってたわ。
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監督:アルカシャ・スティーヴンソン
脚本:ティム・スミス、アルカシャ・スティーヴンソン、キース・トーマス
音楽:マーク・コーヴェン
出演:ネル・タイガー・フリー、タウフィーク・バルホーム、ソニア・ブラガ
『オーメン:ザ・ファースト』
抗議なのかサクリファイス(犠牲)なのかサッパリ分かりませんでした。ひょっとしたら観客を怖がらせるためだけだったのかも(笑)。
逃げた母娘の運命は❔三部作に出てこないキャラなんでとても気になります~‼️
1976年版も同じ飛び降り自殺してましたし、単にオマージュとしてそうるしかなかった深読みもできますし。。。
>逃げた母娘の運命は❔
少なくともドラマの続きは第一作になってしまうので、ここはスピンオフとして母娘のその後を見てみたいです。
こういう、王道なホラーはやっぱりいいですね。
そう、最初のシーンがとってもいい。
音楽と、表情、人の動きできちんと怖がらせる。
決してスプラッターものにしない。
ラストの種明かしも充分楽しめました。
「変な家」がすごい人気で混んでいたのに、
こちらはがらがらで、それが残念でした。
「エクソシスト」と悪魔でかぶってるのに互いに名作となっているところがいいですよね。
しかもこちらは、前日譚としての役割果たせているし大変満足しました。
「変な家」はこちらも通常よりかなり多かったですよ。
みんな期待してたんでしょうけど、そこはまあね(笑)
同じだ!こちらの作品は300席スクリーンなのに3~4人くらいでした。
どこも似たような感じなんでしょうね。