
評価:★★★★★【5点】
こういった映画制作の舞台裏映像は本当に貴重です。
次は「スタントマン」に関わる映像なんかを希望したい(笑)
◇
ハリウッド映画史を彩るすばらしき名曲たち
『007』『荒野の七人』『ロッキー』『E.T.』『スター・ウォーズ』
『バットマン』『グラディエーター』…
ハリウッド映画を彩る映画音楽の名曲の数々。
大ヒットした主題歌やメインテーマ曲など、
映画史に輝く幾多のメロディがどのようにして生まれたのかが、
いま紐解かれる。
映像からイメージされた最初のシンプルな旋律が、
やがてオーケストラ演奏によるダイナミックで感動的な楽曲へと
変貌を遂げていく。
映画音楽が誕生して観客に届くまでの知られざる制作過程について、
豊富な作品群を題材に描いた貴重な音楽ドキュメンタリー!
<公式サイト>
◇
我々映画ファンにとって映画音楽は永遠に記憶に残る。
それは時が経ってもひとつの旋律だけで、あの時の感動が蘇るからだ。
今回、長年にわたり映画用として作曲された数々の映画音楽が
いったいどのように作られてきたのか、企業秘密といってもいい内容を
当事者によるインタビューと一部のアーカイブ映像などから紹介され
さらには、音楽がもたらす影響を脳神経の分野からも切り込んでいる。
なんだかディスカバリー・チャンネルっぽいぞ(笑)
やはりというかジョン・ウィリアムズは映画音楽業界のなかで
誰もがその才能を認め、その天才音楽家は、ほぼ“神の領域”にいるらしい。
これは同じ作曲家たちが口をそろえ「彼の瞬発的な閃きは凄い」というが
中には「私はジョンのような音楽は作りたくない」とシニカルな
発言をするダニー・エルフマンもいたりする(笑)
オーケストラ演奏ともなると、もはやクラシック音楽として
そのまま後世に引き継がれていくという意見もあったし
カバー曲として演奏されることも当然あるだろう。
『ロッキー』と『ジュラシックパーク』のテーマで鳥肌が立ち、
『続・夕陽のガンマン』のクライマックスで膨大な墓地を目の当たりにし
3人が対峙する「ゴールドの恍惚感」「対決する3人」で感動の涙が流れ、
『ソーシャル・ネットワーク』の旋律の美しさに酔いしれ
『卒業』のサイモン&ガーファンクルの切ない音楽に胸キュンとし
『マッドマックス/怒りのデスロード』の興奮が再び蘇り、
これら映像シーンを巧みに抄出させた本作品の監督に感謝したい!^^
映画音楽は本当に素晴らしい!
これはもう今年最後にして最高の一品に出逢った感じだ!
【今週のツッコミ】
・ひとつの旋律が出来たら、シーンのどのタイミングで挿入するのか
また、どこで切るのか、これは何度も何度も映像見ながら
まさに試行錯誤の世界なんだな~ということが分かった。
・ショーン・ペン主演『ザ・ガンマン』(2015)の製作中に音楽監督が
「今、行き詰まってて先が見えない^^;」と苦しい胸の内を語る。
・『ジョーズ』のサメ目線のあの有名な曲は当時誰もが
首をかしげたらしい。「これはないだろう機関車のエンジンか?」的な
しかし、ジョン・ウィリアムズは「これで行く!」だったらしい。
・当時、オバマ大統領が予備選勝利演説で登壇した時に使われた音楽が
『タイタンズを忘れない』だったらしく、作曲家のトレヴァー・ラビンは
何も聞いてないし勝手に使われたことは…まあいいや(苦笑)だって。
・ハンス・ジマー、ダニー・エルフマン、ジョン・パウエル
それにトーマス・ニューマン辺りが“準”神の領域かもしれない。
もしもジェームズ・ホーナーが健在ならば当然この位置にいたはず。
・ところでウカツだったが本作品の音楽も控えめだが誰かが担当(笑)
これからは(脇役的な)映画音楽にもしっかり意識し鑑賞したい。
-------------------------------------------------------------------------
監督:マット・シュレイダー
脚本:マット・シュレイダー
音楽:ライアン・トウバート
出演:ハンス・ジマー/ジェームズ・キャメロン/ダニー・エルフマン
『すばらしき映画音楽たち』
こういった映画制作の舞台裏映像は本当に貴重です。
次は「スタントマン」に関わる映像なんかを希望したい(笑)
◇
ハリウッド映画史を彩るすばらしき名曲たち
『007』『荒野の七人』『ロッキー』『E.T.』『スター・ウォーズ』
『バットマン』『グラディエーター』…
ハリウッド映画を彩る映画音楽の名曲の数々。
大ヒットした主題歌やメインテーマ曲など、
映画史に輝く幾多のメロディがどのようにして生まれたのかが、
いま紐解かれる。
映像からイメージされた最初のシンプルな旋律が、
やがてオーケストラ演奏によるダイナミックで感動的な楽曲へと
変貌を遂げていく。
映画音楽が誕生して観客に届くまでの知られざる制作過程について、
豊富な作品群を題材に描いた貴重な音楽ドキュメンタリー!
<公式サイト>
◇
我々映画ファンにとって映画音楽は永遠に記憶に残る。
それは時が経ってもひとつの旋律だけで、あの時の感動が蘇るからだ。
今回、長年にわたり映画用として作曲された数々の映画音楽が
いったいどのように作られてきたのか、企業秘密といってもいい内容を
当事者によるインタビューと一部のアーカイブ映像などから紹介され
さらには、音楽がもたらす影響を脳神経の分野からも切り込んでいる。
なんだかディスカバリー・チャンネルっぽいぞ(笑)
やはりというかジョン・ウィリアムズは映画音楽業界のなかで
誰もがその才能を認め、その天才音楽家は、ほぼ“神の領域”にいるらしい。
これは同じ作曲家たちが口をそろえ「彼の瞬発的な閃きは凄い」というが
中には「私はジョンのような音楽は作りたくない」とシニカルな
発言をするダニー・エルフマンもいたりする(笑)
オーケストラ演奏ともなると、もはやクラシック音楽として
そのまま後世に引き継がれていくという意見もあったし
カバー曲として演奏されることも当然あるだろう。
『ロッキー』と『ジュラシックパーク』のテーマで鳥肌が立ち、
『続・夕陽のガンマン』のクライマックスで膨大な墓地を目の当たりにし
3人が対峙する「ゴールドの恍惚感」「対決する3人」で感動の涙が流れ、
『ソーシャル・ネットワーク』の旋律の美しさに酔いしれ
『卒業』のサイモン&ガーファンクルの切ない音楽に胸キュンとし
『マッドマックス/怒りのデスロード』の興奮が再び蘇り、
これら映像シーンを巧みに抄出させた本作品の監督に感謝したい!^^
映画音楽は本当に素晴らしい!
これはもう今年最後にして最高の一品に出逢った感じだ!
【今週のツッコミ】
・ひとつの旋律が出来たら、シーンのどのタイミングで挿入するのか
また、どこで切るのか、これは何度も何度も映像見ながら
まさに試行錯誤の世界なんだな~ということが分かった。
・ショーン・ペン主演『ザ・ガンマン』(2015)の製作中に音楽監督が
「今、行き詰まってて先が見えない^^;」と苦しい胸の内を語る。
・『ジョーズ』のサメ目線のあの有名な曲は当時誰もが
首をかしげたらしい。「これはないだろう機関車のエンジンか?」的な
しかし、ジョン・ウィリアムズは「これで行く!」だったらしい。
・当時、オバマ大統領が予備選勝利演説で登壇した時に使われた音楽が
『タイタンズを忘れない』だったらしく、作曲家のトレヴァー・ラビンは
何も聞いてないし勝手に使われたことは…まあいいや(苦笑)だって。
・ハンス・ジマー、ダニー・エルフマン、ジョン・パウエル
それにトーマス・ニューマン辺りが“準”神の領域かもしれない。
もしもジェームズ・ホーナーが健在ならば当然この位置にいたはず。
・ところでウカツだったが本作品の音楽も控えめだが誰かが担当(笑)
これからは(脇役的な)映画音楽にもしっかり意識し鑑賞したい。
-------------------------------------------------------------------------
監督:マット・シュレイダー
脚本:マット・シュレイダー
音楽:ライアン・トウバート
出演:ハンス・ジマー/ジェームズ・キャメロン/ダニー・エルフマン
『すばらしき映画音楽たち』
それは時が経ってもひとつの旋律だけで、あの時の感動が蘇るからだ。
同感です!
年間マイベストのところに書いてしまったんですが素晴らしい映画でした。
>ディスカバリー・チャンネルっぽいぞ...
そうそうそんな感じわかりますね!
>『卒業』のサイモン&ガーファンクルの切ない音楽に胸キュン...
私も胸キュンしました。
基本的にMusic大好きなので映画音楽は最高です!
それまではWOWOWから始まって、カリコレから全国順次公開となっていたようですね。
幸いにも昨年の年内に観ることが出来たのはラッキーでした。
ワタシもミュージックは好きですし、映画のサントラも大好きなんです(笑)
この映画は、すべてのジャンルの作品を取り込んでいてまったく抜かりなく仕上げている感じが凄かったです。
脳神経のドクターが出てきたところからディスカバリー・チャンネルでしたよね(笑)
音楽による影響でドーパミン効果で認知症予防になるとか、結構興味深かったです(笑)