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評価:★★★★【4点】
ラビットの小さな悲鳴から事は狂い始めたんだろうな。
続編あるなら製作希望!
◇
18世紀初頭のイングランド。
フランスとの戦争が長引く中、アン女王の幼馴染で、
イングランド軍を率いるモールバラ公爵の妻サラは、
病弱な女王に代わって宮廷の実権を握り、戦費の調達に奔走していた。
そんな時、
サラの従妹で上流階級から没落した若い娘アビゲイルが現われ、
召使いとして働き始める。
サラが政治に時間を取られるようになる一方、
アビゲイルは巧みに女王の歓心を買い、着実にその信頼を勝ち取っていく。
宮廷で不動の地位を築いていたはずのサラも、
次第にアビゲイルの秘めたる野心に警戒心を抱くようになるが…。
<allcinema>
◇
政治に無知で臆病で痛風で糖尿病からくる目の不調(網膜剥離か老眼か)
いずれにせよ、主体となる女王の哀れな姿が可笑しすぎる。
そんな女王に対し召使いの立場から卑劣な手段で徐々に頭角を現し
遂には、女王の侍女にまで上り詰める醜悪女アビゲイルと
女王に代わり政治的実権を握っているやり手の側近サラとの
頭脳バトルがこの映画のみどころとなっている。
今回、したたかな女アビゲイルを見事に演じきった
エマ・ストーンがこんなにも魅せる女だったと初めて知った。
悪女がここまで似合ってしまうのも、いい女の証しなのだろう(笑)
宮廷からついに追い出される格好になってしまったサラ。
そして、すべてが思惑通りになって調子に乗ったアビゲイル。
だが、チョットした気のゆるみから視覚が鈍り逆に聴覚が冴えた女王に
小動物の小さな悲鳴が聴こえたのは言うまでもない^^;
【今週のツッコミ】
・この時代の民衆は道端で糞をし、その道端に顔から突っ込むアビゲイル。
・過去に17人もの子供を産んだアン女王。
・「容姿の醜い女王」という比喩は召使いらのコミュニケーションツール。
・痛風ってどのくらい痛いの。
・『ロブスター』『聖なる鹿殺し』とシュールな映画で有名な
ヨルゴス・ランティモス監督だからね。
・ちなみに、この監督の未見作品『籠の中の乙女』(2009)も
当時、アカデミー外国語映画賞にノミネートされたとか。
これは是非とも動画配信サービスで観たいわ~
・痛風、糖尿病からの目の不調、顔のゆがみ、半身不随と
これが徐々に重症化していく王女のワラをもつかむ思いに
笑いが止まらないアビゲイル。
・痛い時は厚切りステーキを貼る(上流層の湿布薬です)
・ワイドカメラで一種独特の撮影方法は小さな動きでも変化を表現できる。
ローアングル、下から上へのアップ映像を多用する面白い映画。
・おまけ映像はないけど、おまけ環境音があった。
これはアン女王に養われた聴覚の鋭さを表現していたのかもしれない。
----------------------------------------------------------------
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:デボラ・デイヴィス/トニー・マクナマラ
音楽:
出演:オリヴィア・コールマン/エマ・ストーン/レイチェル・ワイズ
『女王陛下のお気に入り』
ラビットの小さな悲鳴から事は狂い始めたんだろうな。
続編あるなら製作希望!
◇
18世紀初頭のイングランド。
フランスとの戦争が長引く中、アン女王の幼馴染で、
イングランド軍を率いるモールバラ公爵の妻サラは、
病弱な女王に代わって宮廷の実権を握り、戦費の調達に奔走していた。
そんな時、
サラの従妹で上流階級から没落した若い娘アビゲイルが現われ、
召使いとして働き始める。
サラが政治に時間を取られるようになる一方、
アビゲイルは巧みに女王の歓心を買い、着実にその信頼を勝ち取っていく。
宮廷で不動の地位を築いていたはずのサラも、
次第にアビゲイルの秘めたる野心に警戒心を抱くようになるが…。
<allcinema>
◇
政治に無知で臆病で痛風で糖尿病からくる目の不調(網膜剥離か老眼か)
いずれにせよ、主体となる女王の哀れな姿が可笑しすぎる。
そんな女王に対し召使いの立場から卑劣な手段で徐々に頭角を現し
遂には、女王の侍女にまで上り詰める醜悪女アビゲイルと
女王に代わり政治的実権を握っているやり手の側近サラとの
頭脳バトルがこの映画のみどころとなっている。
今回、したたかな女アビゲイルを見事に演じきった
エマ・ストーンがこんなにも魅せる女だったと初めて知った。
悪女がここまで似合ってしまうのも、いい女の証しなのだろう(笑)
宮廷からついに追い出される格好になってしまったサラ。
そして、すべてが思惑通りになって調子に乗ったアビゲイル。
だが、チョットした気のゆるみから視覚が鈍り逆に聴覚が冴えた女王に
小動物の小さな悲鳴が聴こえたのは言うまでもない^^;
【今週のツッコミ】
・この時代の民衆は道端で糞をし、その道端に顔から突っ込むアビゲイル。
・過去に17人もの子供を産んだアン女王。
・「容姿の醜い女王」という比喩は召使いらのコミュニケーションツール。
・痛風ってどのくらい痛いの。
・『ロブスター』『聖なる鹿殺し』とシュールな映画で有名な
ヨルゴス・ランティモス監督だからね。
・ちなみに、この監督の未見作品『籠の中の乙女』(2009)も
当時、アカデミー外国語映画賞にノミネートされたとか。
これは是非とも動画配信サービスで観たいわ~
・痛風、糖尿病からの目の不調、顔のゆがみ、半身不随と
これが徐々に重症化していく王女のワラをもつかむ思いに
笑いが止まらないアビゲイル。
・痛い時は厚切りステーキを貼る(上流層の湿布薬です)
・ワイドカメラで一種独特の撮影方法は小さな動きでも変化を表現できる。
ローアングル、下から上へのアップ映像を多用する面白い映画。
・おまけ映像はないけど、おまけ環境音があった。
これはアン女王に養われた聴覚の鋭さを表現していたのかもしれない。
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監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:デボラ・デイヴィス/トニー・マクナマラ
音楽:
出演:オリヴィア・コールマン/エマ・ストーン/レイチェル・ワイズ
『女王陛下のお気に入り』
それでも当時の宮廷の人間関係は、こんなものよりもっともっとおどろおどろしかったに違いない、と思う私なのでした。
女三人寄れば姦しいというけれど権力抗争になったら見るに堪えないんでしょうね~(笑)
鼻を鳴らすエマ・ストーンが演技を楽しんでいるように見えました。
お肉の湿布薬には驚きました!
女同士の戦いもこういった心理戦が入ってくるとかなり面白いです(笑)
下衆からみればステーキ肉のシップは大ヒンシュクでしょうね(笑)
こんなぐだぐだなのに。
晩年は身体が弱く(生活習慣病)、人の世話にならないと歩けないほどだったかもしれないけど、17回も出産できたのは、この時代にしてはすこぶる元気で健康だったのではと。。。
そうそう、サラのほうも、アンよりも長生きしてイングランドにもかえって来てるし、いい生活だったみたいですが、信念のある女は強いですね。
側近たちをわざとじらし、どちらが自分に忠誠心あるか見てたんでしょう。
そんなことしてるうちにメタボから病に侵され始めて、あの痛風には吹き出しましたよ(笑)
今回、三者三様の競演がとても面白かったです。
その監督が宮廷ドラマを作るなんて思ってもみませんでしたが、彼独特の世界で面白かったです。
オリヴィアを筆頭に俳優たちが皆素晴らしかったです。エマは本当に魅せましたね。ウサギをいじめるシーンも強烈でした。
その変人監督の感性を確認したいためです。
たしかに今回は意外に普通のまともな映画でしたもんね。
こういう作品も作れるじゃんみたいな(笑)
主演女優賞も納得の演技でしたね。
ワタシ、この映画のエマを見て悪女が意外に似合うことを知り
そこがうれしい発見でしたよ(←おいおい)
この場をお借りしてご報告ですが、気後れと気恥ずかしさでご挨拶が遅れましたが今月半ばに4年ぶりに拙ブログを再開させて頂きました。今までリンクに残して頂いていていて感謝の思いです一杯です。
細々の再スタートですが(そして恥ずかしい内容ばかりだと思いますが)どうぞ宜しくお願い致します。
あれからもう4年も経ってしまったんですね。
ここのところ、大手ブログが閉鎖されていく中、寂しい思いもありましたが
ぺろんぱさんの復活で心救われましたよ。
本作品、4月下旬なんですね。
はい、その折にはまたお越しくださいませ~。
今からそちらにGO!です(笑)