評価:★★★★【4点】
ジョージ・クルーニー監督作品としては最高傑作!
過去のクルーニー作品は、そのどれもが
イマイチ難しく、内容を理解するのに時間が掛っていた。
つまりは劇場よりもDVD鑑賞用に向いているのかなと
そんな印象をずっと持っていたのですが
この作品は、単細胞のワタシでもリアルタイムに理解することができた。
政治の裏舞台とはライバルをいかに蹴落とすか
やってることは裏社会とほとんど変わらない事実が興味深かった。
ましてや次期大統領候補の選挙活動ともなれば
そういった動きが活発化し、候補者はほとんど
執行猶予付きの生活を強いられるといっても過言でないでしょう。
◇
ペンシルベニア州知事としての確固たる実績に
清廉潔白なイメージ、おまけに申し分ないルックスで
有権者の心を掴み、民主党予備選の
最有力候補に躍り出たマイク・モリス。
いよいよ迎えた天下分け目のオハイオ州予備選を目前に、
陣営は緊張と熱気に包まれていた。
そんなモリスの選挙キャンペーンをベテラン参謀の
ポール・ザラとともに支えるのは、弱冠30歳にして周囲も一目置く
辣腕ぶりを発揮する広報官のスティーヴン・マイヤーズ。
彼もまた、モリスの語る理想に心酔する一人だった。
ところがスティーヴンは、
ライバル陣営の選挙参謀から巧みな引き抜き工作を仕掛けられる。
そんな中、選挙スタッフの美人インターン、モリーと
親密な関係となり、束の間の安らぎを得るスティーヴンだったが…。
<allcinema>
◇
自独内容で演説するモリスにダメだしする広報官って
あれってどこでもそういうものなんでしょうか。
若干30歳で演説の是非を瞬間に判断し
それをいとも簡単に修復させる手腕は凄かった。
並の人間にはとてもできることではありません。
ある意味、凄腕のエージェントと言ってあげてもいいくらい(笑)
こういう技量は劣勢なライバル陣営にも噂となり
引き抜き合戦が始まってしまうんですね~
マイク・モリスに心酔いするスティーヴンは
当然ながら完全拒否をするわけですが、そこには
チョットしたタイミングのズレから
思いもよらない方向へ流されてしまう悲しいお話でした。
しかし、IQの高そうなスティーヴンは簡単には引き下がらない。
ストーリー的には、常に駆け引きが仕組まれ
常時漂う緊張感にスクリーンから目が離せなくなります。
美人インターンの設定も非常に功を奏しており
ジョージ・クルーニーもこういうサスペンス調の
ドラマが撮れるんだなと感心することしきりです。
おまけ)
・もしかしたら、ライアン・ゴズリングの最高傑作ともいえる。
・美人インターンの父が「うちの娘は賢く美人」って言ってますが
さすがアメリカという印象でした。
日本じゃ、まずこうは言わないでしょう(苦笑)
身内なら謙った言い方をするのが普通なので違和感が少し。。。
・床に横たわる美人インターンの最期を下半身しか映さない技がいい。
敢えて見せないことにより、観客へのイマジネーションを掻き立てる。
・フィリップ・シーモア・ホフマンが脇を固めると
まず、コケないというジンクスは本当だった。
--------------------------------------------------------
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ/ボー・ウィリモン
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ライアン・ゴズリング/ジョージ・クルーニー/フィリップ・シーモア・ホフマン/
ポール・ジアマッティ/マリサ・トメイ/ジェフリー・ライト/
エヴァン・レイチェル・ウッド/
『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』
ジョージ・クルーニー監督作品としては最高傑作!
過去のクルーニー作品は、そのどれもが
イマイチ難しく、内容を理解するのに時間が掛っていた。
つまりは劇場よりもDVD鑑賞用に向いているのかなと
そんな印象をずっと持っていたのですが
この作品は、単細胞のワタシでもリアルタイムに理解することができた。
政治の裏舞台とはライバルをいかに蹴落とすか
やってることは裏社会とほとんど変わらない事実が興味深かった。
ましてや次期大統領候補の選挙活動ともなれば
そういった動きが活発化し、候補者はほとんど
執行猶予付きの生活を強いられるといっても過言でないでしょう。
◇
ペンシルベニア州知事としての確固たる実績に
清廉潔白なイメージ、おまけに申し分ないルックスで
有権者の心を掴み、民主党予備選の
最有力候補に躍り出たマイク・モリス。
いよいよ迎えた天下分け目のオハイオ州予備選を目前に、
陣営は緊張と熱気に包まれていた。
そんなモリスの選挙キャンペーンをベテラン参謀の
ポール・ザラとともに支えるのは、弱冠30歳にして周囲も一目置く
辣腕ぶりを発揮する広報官のスティーヴン・マイヤーズ。
彼もまた、モリスの語る理想に心酔する一人だった。
ところがスティーヴンは、
ライバル陣営の選挙参謀から巧みな引き抜き工作を仕掛けられる。
そんな中、選挙スタッフの美人インターン、モリーと
親密な関係となり、束の間の安らぎを得るスティーヴンだったが…。
<allcinema>
◇
自独内容で演説するモリスにダメだしする広報官って
あれってどこでもそういうものなんでしょうか。
若干30歳で演説の是非を瞬間に判断し
それをいとも簡単に修復させる手腕は凄かった。
並の人間にはとてもできることではありません。
ある意味、凄腕のエージェントと言ってあげてもいいくらい(笑)
こういう技量は劣勢なライバル陣営にも噂となり
引き抜き合戦が始まってしまうんですね~
マイク・モリスに心酔いするスティーヴンは
当然ながら完全拒否をするわけですが、そこには
チョットしたタイミングのズレから
思いもよらない方向へ流されてしまう悲しいお話でした。
しかし、IQの高そうなスティーヴンは簡単には引き下がらない。
ストーリー的には、常に駆け引きが仕組まれ
常時漂う緊張感にスクリーンから目が離せなくなります。
美人インターンの設定も非常に功を奏しており
ジョージ・クルーニーもこういうサスペンス調の
ドラマが撮れるんだなと感心することしきりです。
おまけ)
・もしかしたら、ライアン・ゴズリングの最高傑作ともいえる。
・美人インターンの父が「うちの娘は賢く美人」って言ってますが
さすがアメリカという印象でした。
日本じゃ、まずこうは言わないでしょう(苦笑)
身内なら謙った言い方をするのが普通なので違和感が少し。。。
・床に横たわる美人インターンの最期を下半身しか映さない技がいい。
敢えて見せないことにより、観客へのイマジネーションを掻き立てる。
・フィリップ・シーモア・ホフマンが脇を固めると
まず、コケないというジンクスは本当だった。
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監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ/ボー・ウィリモン
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ライアン・ゴズリング/ジョージ・クルーニー/フィリップ・シーモア・ホフマン/
ポール・ジアマッティ/マリサ・トメイ/ジェフリー・ライト/
エヴァン・レイチェル・ウッド/
『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』
ジョジクルさん映画だったんで、志を持った青年がつぶされる話なのか??とか思ってましたが、いあやいや、大逆転(笑)
>フィリップ・シーモア・ホフマンが脇を固めるとコケない
「リプリー」は成功だったのでしょうか?って、あれは脇じゃなかったんでしたっけ?主役食ってた?(笑)
闇に渦巻く陰謀が得意なジョージ兄貴。ワタシも予想と違って面白かったですよ。
タダでは転ばなかったライアンくんは見事でした(笑)
あ!『リプリー』は思いっきりコケました(苦笑)
なんと、フィリップ・シーモアが出てたんですね!
カメレオン俳優なんで、どこに出てたか分からなかったです^^;
マットの成りすましを見破って殺された?ゲイっぽかったかも。
って、この前NHKBSでアル・パチーノの「セント・オブ・ウーマン」に、イイトコの坊っちゃん学生(高校生かな)でシーモア出て来ましたよ。
当然若いんだけど、まんまシーモアだった(爆)
うん。
私もクルーニー監督で初めて良いと思った^^
分かりやすかったんですよね、きっと。
陰謀や策略はそこそこの緊張感もあるし、なるほど、ネガティブ・キャンペーンのように本丸を突くばかりでなく、外壁から落としてくって、なかなかスリリングで面白かった。
と言うわけで、「ラブ・アゲイン」から色んなライアンを楽しみましたわん。
まあ、ジョニーだと、こんな三者三様(?~爆)とはいかないと思うんで(苦笑)
「幸せの行方..」の一般公開はなさそうだしなぁ~。
『リプリー』はほとんど記憶に残ってませんが
大きなミラーの前でお着替えしながらハシャイでるマットに、もう全然ダメでした。
そうか!シーモアとマットが共演してたんですよね。
このふたりは実は親族なんです!と言われても違和感ありません(笑)
そうそう、外回りから徐々に、気付くころはもう遅い!みたいな^^
『ラブ・アゲイン』はやっぱり観たいわ!
ジョニー兄貴は変装系、特殊メイクの方向に行きやすいですよね^^:
『幸せの行方』は劇場ではもう無理ですね、
ミステリー系のライアンくんも見たかった気がするし、DVDになっちゃうのかな~。
実際とかけ離れていてもいいんです(笑)
映画用にデフォルメされているんでしょうけど
政界サスペンスとして観てもいいし、どこかシェイクスピアっぽい雰囲気もあって
観て損はないと思いますよ~^^
なお原作者のバローズはあのターザンを書いた人です。本作の原作邦題は「火星のプリンセス」、そう舞台は火星ということだった。他に金星シリーズもあった。
原作読破されてたのですね^^
ワタシは本作予告編で初めて知ったところです(苦笑)
自分の中で構築されてたイメージとちがうと迷いますよね。
これは分かります。
ワタシの場合、原作と映画は別物と解釈してますので、そういう映画でも観に行くと思います。
金星シリーズもあったんですね。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488601393
武部画伯の描くプリンセスの可愛くも色っぽい挿し絵が想像を膨らませてくれました。
表紙の絵に見るプリンセスの艶っぽさは、もはや熟女の粋ですね。
これを今回の映画のヒロインに求めるのは、ハッキリ言って無理な気がします(苦笑)