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評価★★★★【4点】
ジョン・C・ライリーのキャラクターと名演技に尽きる。
◆
1851年、オレゴン。
兄のイーライと弟のチャーリーは誰もが恐れる最強の
殺し屋シスターズ兄弟。
“提督”と呼ばれる雇い主から与えられた新たな仕事は、
連絡係のモリスとともにウォームという男を探し出し、
始末せよというもの。
さっそく兄弟は、ゴールドラッシュに沸く
西海岸のサンフランシスコを目指して南下していく。
一方モリスは、一足先にウォームを見つけると、
正体を隠して彼に近づくのだったが…。
<allcinema>
◆
最強の殺し屋“シスターズ兄弟”という姉妹のような性で
最初からクスクス笑わせてくれる。
提督と呼ばれるボスの依頼で、ある男を追う話で
ほとんどロードムービーと言ってもいい。
男を追う道中で兄弟のやり取り(セリフ)が
なんとも言えず愉快爽快で、知らずのうちに惹きこまれる。
兄のジョン・C・ライリーと弟のホアキン・フェニックス
ボスに直接信頼されているのは弟の方で
指揮官として相棒の兄を引っ張っていくわけだが
兄は報酬の取り分など折半でなく自分の方が少ないことが
心に引っかかって仕方ない様子。
そんな中、連絡係のモリス(ジェイク・ギレンホール)の
裏切りが発覚し標的である男に寝返ったことを知る。
ここから話がイッキに加速し始め、俄然テンポよく進む。
男とモリスVSシスターズ兄弟という構図は
最終的にゴールドを掘る4人の仲間となり提督の命令に背いた
兄弟を追う殺し屋軍団が次々現れ、彼らは無事に生き残れるか。
シスターズ兄弟の背景がセリフの中でしっかり描かれ
普通の西部劇ならぜったいに描くことはないような描写など
とにかく人物像を詳細に表現しているから感情移入も
案外素直に入ってしまう。
ジョン・C・ライリーがこんなにも逞しくも笑えるキャラと
改めて気づかされた。
◆
【今週のツッコミ】
・ジョン・C・ライリーがどんどんジーン・ハックマン化する。
・風味がタランティーノ西部劇にフレンチをプラス。
・連絡係は銃撃戦に慣れてないためシスターズ兄弟の腕の見せ所。
・追っていた男に感銘を受けたモリスとシスターズ兄弟。
決して交われない男たちに友情が生まれる意外な展開。
・ひとりの貪欲さから失敗する鉄板のような展開は許しましょう。
・当時から化学者は重宝されていたようだ。
・歯磨きシーンが可愛い^^
・娼婦にやらせた一連の要求をみると兄の過去が想像できる(笑)
・もしも、テレビ放映されるなら毒蜘蛛と歯磨きシーンはカット?
こういう小さなシーンこそ人物に深みが増すのにね。
・ジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスの身長差すご!
ライリーが大巨人でなく、ホアキンの方が意外にも小柄だった。
ライリー188センチ、ホアキン173センチだそうで。
・監督、脚本を手掛けたジャック・オーディアールに要注目。
-----------------------------------------------------------
監督:ジャック・オーディアール
脚本:ジャック・オーディアール/トマ・ビデガン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ジョン・C・ライリー/ホアキン・フェニックス/ジェイク・ギレンホール
『ゴールデン・リバー』
ジョン・C・ライリーのキャラクターと名演技に尽きる。
◆
1851年、オレゴン。
兄のイーライと弟のチャーリーは誰もが恐れる最強の
殺し屋シスターズ兄弟。
“提督”と呼ばれる雇い主から与えられた新たな仕事は、
連絡係のモリスとともにウォームという男を探し出し、
始末せよというもの。
さっそく兄弟は、ゴールドラッシュに沸く
西海岸のサンフランシスコを目指して南下していく。
一方モリスは、一足先にウォームを見つけると、
正体を隠して彼に近づくのだったが…。
<allcinema>
◆
最強の殺し屋“シスターズ兄弟”という姉妹のような性で
最初からクスクス笑わせてくれる。
提督と呼ばれるボスの依頼で、ある男を追う話で
ほとんどロードムービーと言ってもいい。
男を追う道中で兄弟のやり取り(セリフ)が
なんとも言えず愉快爽快で、知らずのうちに惹きこまれる。
兄のジョン・C・ライリーと弟のホアキン・フェニックス
ボスに直接信頼されているのは弟の方で
指揮官として相棒の兄を引っ張っていくわけだが
兄は報酬の取り分など折半でなく自分の方が少ないことが
心に引っかかって仕方ない様子。
そんな中、連絡係のモリス(ジェイク・ギレンホール)の
裏切りが発覚し標的である男に寝返ったことを知る。
ここから話がイッキに加速し始め、俄然テンポよく進む。
男とモリスVSシスターズ兄弟という構図は
最終的にゴールドを掘る4人の仲間となり提督の命令に背いた
兄弟を追う殺し屋軍団が次々現れ、彼らは無事に生き残れるか。
シスターズ兄弟の背景がセリフの中でしっかり描かれ
普通の西部劇ならぜったいに描くことはないような描写など
とにかく人物像を詳細に表現しているから感情移入も
案外素直に入ってしまう。
ジョン・C・ライリーがこんなにも逞しくも笑えるキャラと
改めて気づかされた。
◆
【今週のツッコミ】
・ジョン・C・ライリーがどんどんジーン・ハックマン化する。
・風味がタランティーノ西部劇にフレンチをプラス。
・連絡係は銃撃戦に慣れてないためシスターズ兄弟の腕の見せ所。
・追っていた男に感銘を受けたモリスとシスターズ兄弟。
決して交われない男たちに友情が生まれる意外な展開。
・ひとりの貪欲さから失敗する鉄板のような展開は許しましょう。
・当時から化学者は重宝されていたようだ。
・歯磨きシーンが可愛い^^
・娼婦にやらせた一連の要求をみると兄の過去が想像できる(笑)
・もしも、テレビ放映されるなら毒蜘蛛と歯磨きシーンはカット?
こういう小さなシーンこそ人物に深みが増すのにね。
・ジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスの身長差すご!
ライリーが大巨人でなく、ホアキンの方が意外にも小柄だった。
ライリー188センチ、ホアキン173センチだそうで。
・監督、脚本を手掛けたジャック・オーディアールに要注目。
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監督:ジャック・オーディアール
脚本:ジャック・オーディアール/トマ・ビデガン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ジョン・C・ライリー/ホアキン・フェニックス/ジェイク・ギレンホール
『ゴールデン・リバー』
フィクションで西部モノと言えば映画好きには結構たまらないような気が…。
でも監督はフレンチなんですよね。それもまた興味深かったです。
男たち4人が4人とも小汚い…が、歯ブラシを使って嬉々として歯を磨くライリーは癒しでした。
アンチヒーローだってしっかり描けば素の人間性に共感したり、そういうところに惹かれます。
ジョン・C・ライリーが大好きだし、ワタシの中で駄作のないジェイク・ギレンホールも出てることで
結構楽しみにしていてハードル上げすぎたかもしれません^^;
銃撃戦少なかったけど、シスターズ兄弟唯一の腕の見せ所でしたね(笑)
歯ブラシの持ち方がお猿さんみたいで可愛かったです。