評価:★★★★【4点】
誘拐された孫の身代金は当時のレートで47億円強と破格の金額だった。
◇
ある日、世界一の大富豪として知られた
石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールが誘拐される。
しかしゲティは犯人が要求する身代金1700万ドルの支払いを拒否する。
ポールの母親ゲイルは離婚してゲティ家から離れた一般家庭の女性。
到底自分で払えるわけもなく、ゲティだけが頼みの綱だった。
そのゲティににべもなく拒絶され、途方に暮れるゲイル。
一方、誘拐犯もゲティの予想外の態度に苛立ちを募らせていく。
そんな中、元CIAのチェイスが交渉役として事件の解決に乗り出すが…。
<allcinema>
◇
主人公は、大富豪ゲティではないし身代金でもない。
この映画は誘拐されたポールの母親が奔走する映画だ(←いや、知ってるし)
とにかく、異常なほどのゲティのドケチっぷりには呆れるばかりだ。
今ここで、それ言うか?みたいな^^;
散々身代金など払わないと豪語していたゲティだが
ポールの片耳が切り落とされ送られてきたときは、さすがにマズイと思ったか
身代金を払うことに同意する。
しかし身代金で減税対策ができるなどと言い出すから、喜んだ母も
もはや怒りしかこみ上げてこない。
この映画は実話に多少の脚色が加えられているようだが
それがどの部分だったのか知らないが、このままでもいい気がする。
ラストのドンデン返しがとても心地よかったからね(笑)
【今週のツッコミ】
・1973年当時のレートで1700万ドルといえば47億円。
たしかにゲティが言う孫の身代金にしては高すぎだろというのも分かる(笑)
・ちなみに、1971年8月に、ニクソンショックで360円/ドルの固定相場から
変動相場へ移行後なので、だいたい280円/ドルとして計算している。
・石油王ゲティの起業力だけは尊敬に値する。
・エセ誘拐犯グループが次々名乗りを上げて身代金の争奪戦って^^;
・本物の誘拐犯グループの中に人間味ある人物が一人いたことが大きい。
・第90回アカデミー賞助演男優賞ノミネートされたクリストファー・プラマー。
当初、このゲティ役はケヴィン・スペイシーで撮影完了していたが
当人によるセクハラ騒動で降板したらしい。
・撮り終え完成していたのなら、ケヴィン版も特別映像として
DVD辺りに挿入してもらえないだろうか^^;
・ドケチなゲティは最終的に身代金を払ったわけだが
それも値切りに値切って、最後は身代金で節税ができたって。。。(怖)
・誘拐されたポール役の青年はトム・ホランドとの最終決戦で
惜しくも「スパイダーマン役」を勝ち取れなかったらしい。
・そういえば挿入音楽「ふたりのシーズン」ゾンビーズの曲が懐かしい。
日産ティーダのCM曲でモデルのディレク・ジマーマンが自分に似てるとか(←おいこら)
--------------------------------------------------------------------------
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・スカルパ
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:ミシェル・ウィリアムズ/クリストファー・プラマー/マーク・ウォールバーグ
『ゲティ家の身代金』
誘拐された孫の身代金は当時のレートで47億円強と破格の金額だった。
◇
ある日、世界一の大富豪として知られた
石油王ジャン・ポール・ゲティの孫ポールが誘拐される。
しかしゲティは犯人が要求する身代金1700万ドルの支払いを拒否する。
ポールの母親ゲイルは離婚してゲティ家から離れた一般家庭の女性。
到底自分で払えるわけもなく、ゲティだけが頼みの綱だった。
そのゲティににべもなく拒絶され、途方に暮れるゲイル。
一方、誘拐犯もゲティの予想外の態度に苛立ちを募らせていく。
そんな中、元CIAのチェイスが交渉役として事件の解決に乗り出すが…。
<allcinema>
◇
主人公は、大富豪ゲティではないし身代金でもない。
この映画は誘拐されたポールの母親が奔走する映画だ(←いや、知ってるし)
とにかく、異常なほどのゲティのドケチっぷりには呆れるばかりだ。
今ここで、それ言うか?みたいな^^;
散々身代金など払わないと豪語していたゲティだが
ポールの片耳が切り落とされ送られてきたときは、さすがにマズイと思ったか
身代金を払うことに同意する。
しかし身代金で減税対策ができるなどと言い出すから、喜んだ母も
もはや怒りしかこみ上げてこない。
この映画は実話に多少の脚色が加えられているようだが
それがどの部分だったのか知らないが、このままでもいい気がする。
ラストのドンデン返しがとても心地よかったからね(笑)
【今週のツッコミ】
・1973年当時のレートで1700万ドルといえば47億円。
たしかにゲティが言う孫の身代金にしては高すぎだろというのも分かる(笑)
・ちなみに、1971年8月に、ニクソンショックで360円/ドルの固定相場から
変動相場へ移行後なので、だいたい280円/ドルとして計算している。
・石油王ゲティの起業力だけは尊敬に値する。
・エセ誘拐犯グループが次々名乗りを上げて身代金の争奪戦って^^;
・本物の誘拐犯グループの中に人間味ある人物が一人いたことが大きい。
・第90回アカデミー賞助演男優賞ノミネートされたクリストファー・プラマー。
当初、このゲティ役はケヴィン・スペイシーで撮影完了していたが
当人によるセクハラ騒動で降板したらしい。
・撮り終え完成していたのなら、ケヴィン版も特別映像として
DVD辺りに挿入してもらえないだろうか^^;
・ドケチなゲティは最終的に身代金を払ったわけだが
それも値切りに値切って、最後は身代金で節税ができたって。。。(怖)
・誘拐されたポール役の青年はトム・ホランドとの最終決戦で
惜しくも「スパイダーマン役」を勝ち取れなかったらしい。
・そういえば挿入音楽「ふたりのシーズン」ゾンビーズの曲が懐かしい。
日産ティーダのCM曲でモデルのディレク・ジマーマンが自分に似てるとか(←おいこら)
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監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・スカルパ
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:ミシェル・ウィリアムズ/クリストファー・プラマー/マーク・ウォールバーグ
『ゲティ家の身代金』
僕の中ではいまだにサウンドオブミュージックの大佐です。
クリストファー・プラマーって若いころは水も滴るいい男って感じでした。
ワタシ最近では「手紙は覚えている」の認知老人の復讐劇が印象にの追ってます。
ネットで検索したけど、見つけられなかったです。
それにしても、代役で短期間での撮影、
あの年での集中力、すごいです!
>ケヴィン版も特別映像として
DVD辺りに挿入してもらえないだろうか^^;
これは、マジ、ぜひぜひ観たいです。
本当の親族かと思いますよね。
でもカナダとニューヨーク州の違いもありますけど
たまたま同じ性で爺と孫役だから紛らわしいですよね(笑)
この二人、たぶん無関係ではないかと。
ケヴィンは特殊メイクアップで80歳の老人メイクまでやったそうで
チャーチル並みの老けメイクなのか、そこも気になりますね(笑)
特典映像で入れてくれるなら絶対買いたいわ(笑)
とても見ごたえありました。
>異常なほどのゲティのドケチっぷりには呆れるばかり...
ドケチだからこそお金貯まるのでしょうね?
そうやはりケヴィン版気になります。
しかしようやくゲイと明かしたケヴィンは俳優生命閉ざされてしまったようです。
同姓のプラマー...IMDbによると二人の関係は全くないそうです。
誘拐犯との戦いに加え、ドケチ爺さんとの戦いもあったので
それはもう大変な状況だったことが想像できます(←いや観てるから)
ケヴィン版気になりますよね~
特殊メイクまでして完成させてからの大騒動だったので
ケヴィンが出てるシーンすべて撮り直しですもんね^^;
ある意味、映画の母親と同じくらいリドリーも苦悩していたことでしょう(笑)
若いプラマーと老いたプラマー関係なかったですね(^O^)/
そういやモーガン・フリーマンもセクハラで訴えられてるけど彼もゲイなのかな(笑)
ケヴィン・スペイシー版、観たいですよね!
私、ケヴィン・スペイシーとマーク・ウォルバーグの競演をほんっとに楽しみにしていたんですよね~。
まあ、でも今の立場の彼が出ちゃうとパロ映画みたいになっちゃいますよね。リドリー・スコットほどの監督がパロ映画は世に出せないものなぁ…。
正攻法な方法で観られないなら不正してでも観たくなるのが世の常ですよね^^;
ケヴィン・スペイシー版もったいない話ですよね!
プラマーも緊急オファーで時間がないのにベテランらしく迅速に撮影完了ですもんね!さすがです。
リドリー監督もすでに80歳ですから、ダメ人間だけの群像劇なんか挑戦してほしいですわ(笑)
当然モーガン・フリーマンも出したいです^^;