『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『ジャン・ミシェル=バスキア』

2012-07-04 | ひと
バスキアの作品が好きです



自由な気持ちになりたい時に、
なんとなく、みています。



27才で亡くなったバスキアのこと、
何となく知っているような気持ちにさせるのは、

1996年に映画化された『バスキア』や、
ドキュメンタリーの存在が大きいかもしれません。



 

本人のインタビュー映像をもとに作られたドキュメンタリー<バスキアのすべて>

ダウンタウンで署名入りのスプレーペインティングをして世の中に知られるようになる。
その後、手作りの絵葉書やTシャツなどを売って生活する。

冒頭インタビューは25才(亡くなる2年前)のバスキア自身。

友人でもあった監督のタムラ・デイビスにより、
バスキアの内なるこころまでのばした指でつかんだ映像が、作品となっています。

アンディ・ウォーホルに認められ、人気と栄誉を得て、輝かしい道を歩きはじめたバスキアの、
心のうちでくり返されていたこととは。

作品の見方が、少しだけ別の温度を足しました



監督&製作/タムラ・デイビス
<アグリー・ベティ>などの監督です

  

キャスト

ジュリアン・シュナーベル(映画<バスキア>の監督)

ブルーノ・ビショフベルガー(アート・ディーラー/
バスキア・ウォーホールの販売代理権所有者)

トニー・シャフラジ(ニューヨークのアート・ディーラーでギャラリーオーナー)

ファブ・5・フレディ(ヒップホップ界の先駆者)

ディエゴ・コルテス(キュレーター/アート・ディーラー/
バスキアの初期の頃の友人)

トニー・シャフラジ(ニューヨークのアートディーラー)

ジェフリー・ダイチ
(ロサンゼルス現代美術館館長/バスキアの初期作品のディーラー)

グレン・オブライアン
(作家/編集者/『ダウンタウン81(映画)』の脚本家/「TVパーティー」司会者)

サーストン・ムーア(「ソニック・ユース」ギター&ボーカリスト)

マリポール
(映画監督/フォトグラファー/デザイナー/『ダウンタウン81(映画)』プロデューサー)

カイ・エリック(テレビ「TV パーティー」プロデューサー)
ニコラス・タイラー(フォトグラファー/バスキアとバンド「グレイ」で活動)

マイケル・ホールマン(シナリオ作家/アート・ディーラー)
アニナ・ノセイ(ギャラリーオーナー/地下をスタジオとして貸していた)
スザンヌ・マロック(バスキアの元恋人/NY在住の精神科医)

レン・リチャード(詩人/「アート・フォーラム」でバスキアの作品評を書いている)
ケニー・シャーフ(ストリート派の画家)
ネルソン・ジョージ(音楽評論家)
エリカ・ベル(友人/ダンサー)ほか。



薬物の大量摂取という形で若くして亡くなるわけですが、

ここには、バスキアという天才の愛した音楽や、絵を描くこと、
楽しい世界があります。

創造の難しさ苦しみは、
ツクルことにたまたまついてきた<名誉>などという見えない爆弾だったのか・・・

そんなことをポツリと言い、去っていくスタッフSさん

私は、バスキアの絵から、色から、
楽しい部分だけを、いただくことにします