『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『天は赤い河のほとり』

2020-10-21 | 
『天は赤い河のほとり』

 

身分ってのは
上の者が下の者を
守るためにあるんじゃないの!?
権力があるなら
こんな時使わないでいつ使うのよ!!

どこの国も侵さず
どこの国にも侵されず
戦いのない 平和な治世だ

あの娘は
側室という身分でもイシュタルという名でもなく
またミタンニ人ヒッタイト人という区別なく
ひとりの人間として人間をひきつける

花や木だって
光や水がなければ育たない
人間だって愛されずに大きくなれなんてムリだよ!!

自分の野心のために
誰かを犠牲にしていいとは
思ってないさ

だがわたしが望んだことは
楽な道ではない



一気に読んでしまいました

そして、本当にあったこの時代の人々を思って、
歴史を辿ってみました。

世界史は苦手だったんだけど・・・

『祖父江慎+コズフィッシュ展』

2016-03-28 | 
先日、祖父江慎さんのコズフィッシュ展に、行ってきました。
すごく、気持ちのいいイベントでした
(もう終わってしまいました)

素敵でした。

好きなことを仕事にすると、本当に大変なんだけれど、
でも、誠実に、ちゃんと、ちゃんとやらないといけないな、

そんなことを、鼻の奥の方の、
胸の奥の方の、おなかの底のところに、感じました。
嬉しい、展示でした。



『祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ』は、
東京の、千代田区立日比谷図書文化館で開催されました。

祖父江慎さんは、1990年にデザイン事務所コズフィッシュを設立され、

松本大洋さんの『GOGOモンスター』、吉田戦車さんの『伝染るんです。』、
糸井重里さんの『言いまつがい』、宮藤官九郎さん著書の『私のワインは体から出てくるの』
など、様々な書籍の装丁を手掛けられました。

最近では『スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。』
『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』『岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ』をはじめとした、

展覧会のグラフィックや、
アートディレクションも、数多く担当されています。

今回の展示では、祖父江さんが、コズフィッシュさんでこれまでに手掛けられた、
約2千冊の装丁本を、前後期に分けて展示されました。

今回、本当に、画期的だったのは、
それらの本に使用される紙や本の構造、印刷、製本といった、
本作りの工程を、祖父江さんご自身が実際にデザインした本を例に紹介されていたことです。

さらに、感激したのは、
夏目漱石の『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版の、
制作プロセスが紹介されていたこと。と、

『こころ』初版本の装丁のために、
夏目漱石ご自身が描いた装画やゲラの展示も行なわれていたこと、です。



何かが生まれる、そこには、たくさんの<ひと>の、心がある。
素敵でした

【藤浩志のかえるワークショップ~いまをかえる、美術の教科書~】

2016-02-28 | 
今日、紹介したい本は、
【藤浩志のかえるワークショップ~いまをかえる、美術の教科書~】です。



藤浩志さんは、
1960年 鹿児島生まれ。

京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、
地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。

全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。

同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校勤務。
都市計画事務所勤務を経て92年藤浩志企画制作室を設立。
地域資源・適正技術・協力関係を活かした美術表現を試みる。

主な作品として、
取り壊された家の柱からつくられた「101匹のヤセ犬の散歩」。

一ヶ月分の給料のお米からはじまった「お米のカエル物語」。
家庭廃材を利用した「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「Kaeru System」。
架空のキーパーソンをつくる「藤島八十郎をつくる」等。

十和田奥入瀬芸術祭アーティスティックディレクター

下記、藤さんの過去の作品のお写真がございます。
http://geco.jp/top.page/idea/FujiWorks/Works.html



おもちゃを交換するシステム「かえっこ」は、
藤さんにより、2000年に発案されて以来、

国内外1,000カ所・5,000回以上にわたって開催され、

それぞれの地域が抱える問題に対応し、
市民や住民が主導となるコミュニティ・プロジェクトへと発展しています。

その「かえっこ」の中で生まれたさまざまなワークショップから、

50の事例をまとめた
「お金がかからず簡単で、とても楽しく意味深い」ワークショップのハンドブックです。



やわらかあたまを作ろう!

『じゅんびはいいかい』

2016-02-24 | 
昨日は、どうにも調子の悪い日でした。

打ち合わせで、相手のわがままな部分を見つけてしまう日。
そういう時は、きっと、自分の態度もよくないのだろうなぁと思います。

わがままに対して、寛容にはなれずに、
そこに蓋をしてしまった日でした。反省

そういう時は、荒井良二さんの本を読んで、
ふぁいとで、がんばろう



じゅんびはいいかい』は、
第21回日本絵本賞の候補作品に選ばれています。

投票は、今月末まで。
あと少しです。
春の訪れを感じる絵本です



もう1冊、最近のお気に入り。
こどもる

自由でいいんだよ。そんな本です。
楽しい絵本です。みなさま、ぜひ

『学びの、大事な場所~手紙社』

2016-02-20 | 
<学び>と<和み>の為に通っている、大切な場所です



<インターネット>という場所で、誰もが発信者になり、

0.1mmくらいの幅のところに、
ウヨウヨウヨウヨと、何だかわからない情報が積み重なって、

善意と悪意の境界線も、真実とウソの境界線も、
ものすごく曖昧になり、

その曖昧さ具合にまた、
ウヨウヨな情報が重なってしまうようになって、

自分なりの、自分にとっての『真実の場所』は、
『信じられる人』は、

自分で見つける必要がうまれてしまいました。

たくさんの情報を、集めるサイトもできたし、
たくさんの情報を、精査しようとするサイトもできたけど、

そういうサイトも、1本300円だったり500円だったりで、
検索して書いてください・・・と、ツイッターなどで募集されている。

恵まれているけれど、豊かではない。



だからこそ、大事な場所が必要です。
信じられる情報を、信じられるひとを、教えてくれる場所が