今日は、仕事の関連で、
村上福之さんの<ソーシャルもうえぇねん>を読んでいます
軽~く読めます。
本当に大事なのは<何だ?>って確認するためには、
わかりやすいと思います。
ソーシャルの仕事の人たちの話を聞いていると、
今が<過渡期>だと、多くの方が言っています。
この先に、ちゃんと根っこのはれる人は、
いろんなことを、今わかって、次に進めるひとなのだろうと思いました。
<内容>
Twitterでフォローが多い人は実はカッコ悪いの?
地震や災害でネットが役に立たないのはなぜ?
「いいね! 」1万人分は、いくらで買える?
偽装されるYoutubeの人気動画、その仕組みと値段は?
食べログのやらせライターの実態は?
なぜ1日でつくったサイトが150万円で売れたのか?
なぜソーシャルの力だけで義捐金が3日で280万も集まったのか?
だれが、モバゲーやグリーで遊んでいるのか?
ネット募金からサイト売却まで、数々のプロジェクトの裏を語る。
装丁は<海猿><ブラックジャックによろしく>の佐藤秀峰さん。
元パナソニック組込エンジニアであり、
総アクセス2200万PVのエンジニアブロガー村上福之さんの本。
Twitterのフォロワーがネット上で売り買いされるようになったのは、
2010年くらいからです。
執筆時点で(2012年8月29日)アメリカのフォロワー販売サイトを見たところ、
フォロワー5000人で43ドル、つまり3800円です。
家族4人で回転寿司に行く料金よりもずっと安い値段で、
5000人分のフォロワーが買えます。
村上さんは、本書で「Facebookには<実際には存在しない>ユーザー」が、
かなり多くいるという協力会社の告発を取り上げています。
Facebookの広告ツールで見たところによると、
アルゼンチンでは人口の半分がFacebookを利用していることになっており、
その利用者数については信憑性が・・・。
その最大の特徴とも言われる<実名性>についても、村上さんは言及します。
<エヴァンゲリオン>のキャラクターである<綾波レイ>で検索したところ、
1万人以上のユーザーが出てきたということで、
特にミャンマーやイラクといった国に多かったそうです。
なじみのない国のユーザーが、
本名なのかどうかを審査するのは難しいのかもしれません。
かといって、実際に、多くの実名を名乗る人たちが参加していることも事実です。
おかしなところに巻き込まれたりしないように、細心の注意をはらって、
欲しい情報を得たり、連絡したりできることは、楽しいし、
今後も、大切にできたらいいな、と思います。
その為には、<数>よりも<質>で判断すべきだと感じます。
私が、この本の中で、いいな、と思ったのは、
以下の部分でした
法務局のおっちゃんは、割り印を押しながら僕に言ってくれました。
「ええか、これからもな、わからんかったら、人に聞いたらええんや。
誰でもなんでも最初からうまくいくもんちゃうんや。人生、勉強やで」
法務局のおっちゃんの一言は、僕の心に残りました。
そんなわけで、僕は
「プライドを捨てて、人に聞いたり、頼ったりする勇気」も手に入れました。
今までネットなどで調べた知識を聞きかじりして、
知ったかぶりで、プライドのみが高かったプログラマーに
一つのスキルが追加されました。
<プログラミングは『写経』して覚えろ>というのも・・・
<パワーポイントでのプレゼンテーションじゃなくて、
『動いている実物』を相手に見せろ>も・・・よかった

