ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Launceston Day 4 part1

2009年10月28日 | HR Mania!
ローンセストン旅行最終日はGにとっては時間があまりすぎて「はぁ~…」な日だったようだけど、私にとってはグランドフィナーレでした。
朝10時にチェックアウトし、荷物はホテルに預け、市内のBanjo'sというパン屋さんのカフェで軽めの朝食の後、タクシーでEntally Estateへ。

この邸宅は1819年に建てられ、1910年頃までの家具などが展示されています。
リージェンシー(1811-1830年)オタクの私にはヨダレもの!!!
市街地から18kmほどの牧草地に悠々と広がるエンタリーという名前の私有地は1819年にトーマス・リーベイ2世によって設立されました。

外見はちょっと地味?
このトーマス2世の母メアリー(旧姓ヘイドック)は英国で15歳の時に馬を盗んだ罪で死刑を言い渡されますが、叔父の介入でシドニーに流刑となります。
メアリーは刑期を終えた後、東インド会社で阿片の輸入をしてリッチになっていたトーマス(1世)と出会い、結婚。二人は農場、貿易、輸送会社経営などでシドニーからタスマニアに至るまで進出していきます。
特にメアリーにはビジネスの才能がありカリスマ的でもあったのか、今では20ドル札の裏に肖像が載っています。

Drawing Room(食事の後Withdraw「引き下がる」部屋)



書斎。本を数多く所有しているのは知性をひけらかすというよりは、本は高かったので富の象徴でもありました。

メアリーは夫の死後もビジネスで成功し、元囚人だったにもかかわらず、上流社会でも受け入れられ地位を確立します。
シドニーのCircular Quayはこの夫婦にちなんで名づけられたとか。
最初のエンタリー邸もシドニーのGeorge stに建てられましたが、後にシドニー初の銀行Bank of NSWが建てられ、そして現在ではその跡地にWestpac銀行が建っています。

トーマス2世は船長として両親の会社を受け継ぎます。
そして、タスマニアに渡り、政府から300エーカーをもらい(くれと言ったらもらえた時代で、しかも政府所有のお店や囚人を6ヶ月間借してもらえる)、エンタリー邸を建設。妻のリカルダと共に農場経営などで成功します。
トーマス2世は1842年に亡くなり、邸宅は長男のトーマス3世に受け継がれました。
3世の人生はちょっとスキャンダラスだったようだけど、長くなるので割愛…。

2階は主に寝室と子供部屋。

寝室

洗面用具とベッド暖め器。

お風呂。ヤカンのような部分から熱いお湯を継ぎ足せたのかな。
↓この家の目玉、子供部屋。



おままごとのティーセットやお人形の家、本やパズルなど、おもちゃがたくさん!

お人形は1年に5mmほど髪が伸びるので教会で悪魔祓いしてもらおうとしたそうです。でもその頃、邸宅を管理しているスタッフ達に怪我や事故が起こり始めます。
邸宅内でも不審な物音や人影目撃の情報が増えたため、悪魔祓いは断念することに。お人形の髪の毛は今でも伸び続けています…。
というのはウソ。

マスターベッドルーム。ここでトーマス2世が亡くなったようです。

これはリージェンシーのもうちょっと後の時代のトイレ。手を洗う部分もついてますねー。

何気に次の部屋へ入っていくと…、ウワッ、ウェディングドレス。びっくりしたヨ…
写真では案外キレイにうつってるけど、実際はかなり黄色くて生地もかなり古いのが一目で分かるほどでした。誰が着たのかは分かりません。古いウェディングドレスも怪奇現象のネタになりやすい。

また階下へ。まだまだ見る部屋がたくさん!(ダイニングルームやワインセラーなどたくさんあったけど割愛)

ピアノフォルテ。キーボードはダメージが目立つけど、彫刻も素敵だし、感動!ピアノフォルテはハープシコードと現代のピアノが混じったような音。(もちろんこれには触ってはいけないけど)

キッチン。かまどの左に黒いダッチオーブンがあります。これで料理すると風味がすごく良かったと書いてありました。
現代英語でダッチオーブンは、お布団の中でオナラして布団の中にいたみんなが「料理」されてしまう意味で使うことのほうが多いです。

温室や素敵な庭をぬけて裏手へまわると、小さなチャペルがあり、その横には大きな厩舎・馬車小屋などがある広~~い裏庭がありました。

馬車小屋。左手の小さな建物がチャペル。
この馬車小屋、地味に見えるかもしれないけど、個人的にはこの風景に膝を折って泣きたい気分になるほど感動した私。初めてこんな大きな、イラストやドラマで見るような典型的なデザインの馬小屋を目にしました。

手前のがフェートンという2頭立て4輪馬車。奥のが4頭立て馬車。他にもいろんな種類の馬車がたくさんありました。成金!

日傘付きの椅子(馬をつける部分があるから引いてもらうのかな)や乳母車、初期の自転車も置いてありました。

初期のトラクター!!!すんげーでかいの。

てか、これのほうが古い?これもトラクター。でもトラクターって一口に言うものの、これでどんな作業をしたのかはよく分かりません…。

ブドウ畑。

トーマス3世が亡くなると、親戚のGeorge Arthurに受け継がれますが、Scenic Preservation Board(遺跡保存委員会のようなもの)の要望で1947年に政府が買い取ります。
2005年にはGunns Limitedという木材製品会社が買い取り、この邸宅と敷地の管理のために500,000ドルの費用をかけているそうです。遺跡保存だけでなく、レストランやワインセラーの開設も手がけており、シャンペンやピノ・ノワールなども製造しています。
[文字制限のため、パート2へ続く…] (Day 1

08年お気に入りヒストリカル・リージェンシー

2008年12月22日 | HR Mania!
今年もいつもと変わらず読んでたんだけど、あんまりレビューせずに終わっちゃいました。楽しめてもありふれたようなお話なので特に印象に残らず、レビューが面倒になったものがたくさんありました。つわりもあったし。

そんな中でも以下が今年印象に残っているものです。
でも「ドカン!」とくるものはあまりありません。

The Secret Desires of a Gentleman
L.L.GのGirl-Bachelorシリーズ。これはオススメ。

Laird of the Mist
久々のスコットランドものでした。最後まで勢いよく読ませる面白さアリだけど、ちょっと深みに欠けるかな…。

One Forbidden Evening
レビュー記事のタイトルが間違ってますね。^^; "Unforbidden"ではなくて"Forbidden"(きんじられた)です…。ごめんなさい。また訂正しておきます。
最近注目のJo Goodman。来年はもっと読みたいです。

Everynight I'm Yours
デビュー作品。Wallpaperものだけど、楽しめます。

The Price of Pleasure
Connie Masonは久しぶりでした。もっと他にも読みたくなりました。

Once a Knight
アンチヒーローもの。特に印象に残ってます。
GovernessシリーズのDoddとは一味違うものに。

Simply Perfect
やはり、これでしょう!Mary Balogh。今、"Under the Mistletoe"(短編集)を読んでます。これも泣かせます。

Irresistible
コメントを寄せていただいた方からもオススメ。これも読まねば、でしょう!


3作ともお気に入りです。Tracy Anne WarrenのMistress Trilogy:
Book1: My Fair Mistress
Book2: The Accidental Mistress
Book3: His Favorite Mistress


そして、Georgette Heyerの
Venetia
今でもドキドキ感が忘れられません。


ドラマ、映画では:
The Tudors(TVドラマシリーズ)
"Bend it Like Becham"のJonathan Rys Meyersをはじめ美男美女揃い。
私はSuffolk公爵のHenry Cavillに萌え。

The Prestige(小説・映画)
私のお気に入りHugh JackmanとChristian Baleに19世紀のコスチュームを着せたら………、気絶。 
そんな夢かなう映画のほうが原作(Christpher Nolan作)の小説よりおもしろくできています。

The Illusionist(映画)
実力派のEdward Norton。でもイギリス発音はかなりがんばってます。
ヒロイン役のJessica Biel、上唇にコラーゲン入れすぎ。
でも話のスジはいいです。見る価値アリ。

Amazing Grace(映画)
英国の奴隷解放についてちょっと知りたかったらこれ。
別のBBCドラマシリーズ"Hornblower"(このシリーズもオススメ)でも活躍したIoan Gruffuddのファンでもあります。最近は"Fantastic Four"で大コケしただけに、こういうちゃんとしたのにも出てるんだと一安心。
ウェールズ出身の彼のこの変な名前は英語発音では'Ian Grifith'のようになるんだそう。


その他:コンテンポラリー、フィクション:
How to Kill Your Husband
爆笑。フェミニストジョーク満載。
最近、英国の有名シェフGordon Ramseyの愛人騒動で英国も豪州も賑わってますが、この作家のKathy Letteに言わせると、Ramsey夫人は「クリスマスに夫を料理する方法」という本を出せばいいのになんて。「夫をオリーブオイルで揚げる方法」などが載ったレシピ本です。(The Age新聞からリンクするブログから)

The Kite Runner

号泣。超オススメ。
戦渦のアフガニスタンで育った幼い少年2人の不屈の友情の話。
「切ない」や「罪を償う」という本当の意味を知ります。
DVDも出てます。


というわけで、これが私の08年お気に入りリストでした。

話題になった"Becoming Jane"はこのリスト入りせず。
私からは文句しかないのでこのブログではレビューもまだしていません。
ある意味、ひどすぎるので印象に残ってはいますが。

皆さんの08年のお気に入りは何でしたか?

The Tudors by Anne Gracie

2008年12月04日 | HR Mania!

数ヶ月前からケーブルTVでおもしろいヒストリカルドラマシリーズやってるなと思ってシーズン1から見てます。

"The Tudors"というヘンリー8世が王位継承してからの人生をドラマ化したTVシリーズ。

今豪州ではシーズン2が始まっています。
さらにおもしろくなってきたので「世間の反応は?」と思って検索してみました。

映画"Elizabeth"を脚本したMichael HirstがこのTVシリーズの脚本を手がけ、シーズン1はEmmy Award(優秀TV番組賞みたいなの)受賞。
大好評のようです。

驚いたのはヒストリカルロマンス繋がり。ストーリー性だけじゃなくて、他にもあるんです。

HRファンにはおなじみのAnne GracieがこのTV脚本の小説化を手がけているということ。
Michael Hirstからは絶賛、読者からも

                         
           The Tudors: The King, The Queen, and The Mistress

                         

             The Tudors: King Takes Queen

                          
             The Tudors: It's Good to be King


DVDではシーズン1・2の両方が出てるので、イギリス王朝の歴史やヒストリカルフィクションが好きな方にはいいクリスマスプレゼントかも。
ヒストリカルロマンスが好きな方にもイケます。

主な俳優さん達がみんなよだれが出るほどの美男美女。衣装も豪華で、官能的なラブシーンがたくさんあってエンターテイメント性100%。

シーズン1の第3話目くらいから、何も知らずに見だした私はヘンリー8世と気づくまでにしばらく時間がかかりました。
絵でみるヘンリーと俳優さんのギャップが…。
彼自身も彼と絡む妖艶なAnne Boleynもモダンな雰囲気で、セットも薄暗くて肌寒そうな中世期の城内の様子などはあまりありません。
セクシャルテンションも高く、BBCが創り出すコスチュームドラマとは全く違う雰囲気に。
歴史的事実とは全く違う点も気になるというコメントもオンラインでは見られますが、そういうコメントを残している人たちからも高評価です。

シーズン1は、Wolsey枢機卿が強大な権力を振るっていた頃。若きヘンリー王はフランスとの戦争に持ち込んでいきたいけど、Wolseyが思いとどまらせます。
外交面ではこの枢機卿のおかげで平和の方向へ持っていくことができたけど、王室内では波乱気味。Katherine女王の女官Elizabeth Blountがヘンリーの子を身ごもっていることが発覚。
この頃から、世継ぎをなかなか産んでくれないKatherineと何とか理由をつけて離婚できないかと奔走するヘンリー。そんな彼の前にこれまたKatherineの女官で妖艶なAnne Boleynが現れます。

シーズン2は、Wolsey枢機卿の死からヘンリーの2人目の妻Anne Boleynが処刑されるまでの7年間のお話。


最近Kate Blanchett演じるエリザベス1世(Anneの娘)の2作目の映画"Elizabeth: The Golden Age"が出てるし(1作目は1998年)、Philippa Gregoryのベストセラー"The Other Boleyn Girl"(Anne Boleynとヘンリーの愛人になったAnneの妹の話)と、それをもとにした映画、さらに小説の続編などが続々と出てて、興味津々。

            
         "The Other Boleyn Girl"       映画・DVD

豪州国内では特に話題になりました。Kate Blanchettは私が前に住んでいたIvanhoe出身だし、The other…の映画版でヘンリーを演じたEric Banaもオーストラリア人なので。

Michael Hirst脚本の映画"Elizabeth"は2作とも見ました。
両方とも歴史を勉強するための映画というよりは、ロマンスもうんと楽しめるコスチューム映画ですね。
"Elizabeth: The Golden Age"の中でMary Stuart役のSamantha Morton、すごいです。1997年の"Jane Eyre"でもすごく印象的です。
このおかげで、P.Gregoryの"The Other Queen"にも興味が沸いてきました…。
今度Boleyn姉妹の小説もDVDのほうも見てみようと思っています。


4月のリージェンシー

2008年04月05日 | HR Mania!

3月は忙しかったのであまりネット上でじっくりと色々な作品を探すこともできなかったのですが、今月はいくつか注目作品を見つけました。

まずは、4月出版とアマゾンに出ていたのに実は3月下旬に出版されていたMary BaloghのSimply4連作の最終回、Claudia Martinのお話!

Simply Perfect
Mary  Balogh

アマゾンにはすでにレビューを書き残している人が数人。今のところ5点満点です。

あとバログでもう一冊、6月出版の新刊があります。

The Ideal Wife / Mary Balogh


UK Historical Romanceをチェックすると、Jane AutenのP&Pに登場してくるお騒がせリディアのお話が去年の暮れに出たようです。

Lydia Bennet's Story
/ Jane Odiwe

さらに、Darcy's Diary、Mr.Knightly's Diary、Captain Wentworth's Diaryとヒット続きのAmanda GrangeCol.Brandon's Diaryを7月に出版するそうです。
Col.Brandonは、Sense and Sensibilityのヒロイン姉妹の妹の方Marianneと結婚した人ですね。彼の過去の悲劇的な恋愛のことや、Willoughbyとの対決が気になります!

それと、Nicola CornickLord of ScandalがRWA RITA Awardにノミネートされました。私からもオススメです。ゼヒどうぞ。

私のお気に入りJo Beveleyも続々と。でもなかなか読む暇がありません…。
A Lady's Secret

10年ぶりにTrade Paperbackで再版:
Lovers and Ladies / Jo Beverley
この中にはThe Fortune HunterDeidre and Don Juanが収録されています。

BaloghのBedwynシリーズ、Gaelen FoleyやJulia Rossが好きな方でBeverleyは未経験な方にはMallorenシリーズもオススメ
1. My Lady Notorious
2. Tempting Fortune
3. Something Wicked
4. Secrets of the Night
5. Devilish

読む暇がないと言えば、Gaelen FoleyのSpiceシリーズにも追いついていってません…:
1. Her Only Desire
2. Her Secret Fantasy
3. Her Every Pleasure 


あと、Nicole JordanのCourtship Warsトリロジーも:
1. To Pleasure a Lady (購入済み)
2. To Bed a Beauty
3. To Seduce a Bride 


Jane Featherの新トリロジー(Cavendish Square Trilogy)も

1. A Wicked Gentleman
2. To Wed a Wicked Prince 

1冊目以来読んでいないSally MacKenzieのNakedシリーズ:
1. The Naked Marquis
2. The Naked Earl
3. The Naked Duke
4. The Naked Gentleman


まだ1冊しか読んだことがないNicole Byrd
Enticing the Earl

注目デビュー作品:
Enchanting the Lady / Kathryne Kennedy


注目新シリーズはスパイものからは脱出したようです。Celeste Bradleyの:
1. Desperately Seeking a Duke
2. Duke Most Wanted
3. The Duke Next Door 


他には…:
One Sinful Night / Kaitlin O'Riley
(1870 England)

Her Majesty, My Love / Sharon Long
(1815 London)

A Knight Most Wicked / Joanne Rock
(Bohemia & London)

Theft of Shadows / Naomi Bellis
(1799 England, Paranormal)

Seduced by a Spy / Andrea Pickens

High Seas to High SocietySophia James
(1822 England)

Compromised / Kate Noble
(Regency England)


ホット系HRではおなじみ?Sharon Pageの:
Black Silk

Cheryl Holt
もホット系HRでおなじみ:
Double Fantacy
(設定・Regency England。これはエロティカには入っていませんねぇ)

彼女はCanessa Marloweの名前でコンテンポラリーエロティカも
出したようです。
Sleeping with the Devil


あとは、私がヒストリカルフィクションで気になるのはJ.Austenものですね、やっぱり…。
The Confession of Fitzwilliam Darcy / Mary Street
RT Book Reviewsでは5点満点中4点の評価です。


3月のリージェンシー

2008年03月18日 | HR Mania!

今月も半分以上過ぎてしまいましたが、今月気になっているリージェンシーロマンスです。でも、今月はあんまり気になるものがありません。

ホットなJordanの新トリロジー:
To Bed a Beauty / Nicole Jordan

以前から気になってる:
When a Lady Misbehaves / Michelle Marcos

時間があったら読みたい:

Desperately Seeking a Duke / Celeste Bradley

Let Sleeping Rogues Lie: School for Heiresses / Sabrina Jeffries

A Dangerous Beauty / Sophie Nash

The Perils of Pleasure / Julie Anne Long


PBでました:
Simply Magic / Mary Balogh


スパイ物には最近ちょっと興味が薄れがちなんですけど:
Andrea PickensのMerlin's Maidensシリーズ
Book1: Spy wore Silk
Book2: Seduced by a Spy


リンクもあらすじも何もナシでゴメンナサイ。

あと、金曜日に引越したら今度いつネットに接続されるかわかりません…。


2月のリージェンシー

2008年02月07日 | HR Mania!

今月の私が気になる作品です。

一番気になるのはNicole JordanのBack-to-Back historical romance trilogy:
 Book1: To Pleasure a Lady
Book2は来月、Book3は4月出版。
Book2: To Bed a Beauty
Book3: To Seduce a Bride

Book1のヒロインArabellaはKate Blanchett、Book3のヒーローは、先日急死したヒースをモデルにしていてるそうです。

他にも、人気シリーズの新刊が出てます。
Cathy MaxwelのCameron姉妹シリーズ:
 Book4: In the Highlander's Bed

Book1: The Price of Indiscretion
Book2: In the Bed of a Duke
Book3: Bedding the Heiress

ヒストリカルで、スコッツマンがヒーローのトリロジー:
 Book3: To Catch a Highlander

 Book1: How to Abduct a Highland Lord
 Book2: To Scotland with Love


時間がなくてなかなか読めないDebra Mullinsも新刊が続々:
 The Night Before the Wedding
他には:
 Just One Touch
 Scandal of the Black Rose
 Two weeks with a Stranger


その他、2月出版の気になるリージェンシー:

 Every Night I'm Yours / Christie Kelley

 The Perils of Pleasure / Julie Anne Long

 The Governess Wears Scarlet / Sari Robins

 Untamed / Hope Tarr

 Where the Heart Leads / Stephanie Laurens
シンスターシリーズの新刊です。HCなのでトレードPBか、普通のPBまで待ちます。ワンパターンのお話でがっかりするだけになるんだろうけど…。

色んなジャンルをまたいだ新ジャンルと豪語しているLaura Willigですが、私は普通のヒストリカルロマンスだと思います。でも読者を惹きつけて離さない面白味は並み以上

 Book4: The Seduction of the Crimson Rose

Book1: The Secret History of the Pink Carnation
Book2: The Masque of the Black Tulip
Book3: The Deception of the Emerald Ring

             

カレン・マリー・モニングの「ハイランドの霧に抱かれて」を読んで以来、タイムスリップするお話に興味が沸いてきたので…
Allie MacKayの:
Highlander in Her Bed
Highlander in Her Dreams

Cindy Milesの:
Into the Thin Air
Spirited Away
Highland Knight (2008年6月出版)

↑この両作家のシリーズは、アマゾンではあまり高評価でないものも含まれてますね。

タイムスリップのような感じもあるのが、Dark Hunterシリーズで、これにはすでにハマってマス。一口で言えばこれらはパラノーマルですが、ヒストリカルが絡んでるところが私は好きです。
ローマ帝国時代の戦士やケルト人戦士などが永遠の命を授けられ、現代に出てきます。吸血鬼ものが好きという方にも断然イケます。

1. Fantasy Lover  
2. Night Pleasures 
3. Night Embrace  
4. Dance with the Devil
5. Kiss of the Night
6. Night Play
7. Seize the Night
8. Sins of the Night
9. Unleash the Night
10. Dark Side of the Moon
11. The Dream-Hunter

と、まだまだこのシリーズは続きますが、今年は気になるAcheronのお話が出るのでファンも出版社側までも浮きだっている様子。


豪州でもロマ小ファンの大集会ARRCがあります。
現在、来年開催のConventionのために
アンケートをやっているようです。
>>Australian Romance Readers Convention
シドニーでやるかメルボルンでやるかも問題のうちの一つみたい。
いっそのこと、真ん中のキャンベラでやればいいのにって思ったけど、キャンベラほどつまんない街はないのよね…。

それと、Anne GracieやStephanie Laurensがメル郊外の図書館でお話をするイベントがあるのですが、せっかくメルボルンでやるのに二つとも遠いので行きません…。市内かその周辺でやってほしかったなぁ。


07年お気に入りリスト

2008年01月14日 | HR Mania!
去年1年の間に読んだ・見た物の中で今でも記憶に残っている気に入ったものを挙げてみました。

まずはDVDから:
Corpse Bride
Jane Eyre
Under the Greenwood Tree
Lorna Doone

Daniel Deronda
                                   


ロマンス小説では:
Jo Beverley:  An Unwilling Bride
ヒーローがジェラシーのあまりヒロインを平手打ちするシーンあり!DVだと騒ぐ読者も。私も「痛っ!」。でもA.Campbellの問題シーン同様、若い読者が過激反応をしめしたのかも。
Suzanne Enoch:  Lady Rogue
男装もの。最近のEnochには満足いかないけど、この初期の頃の作品はPage Turnerです。
Anna Campbell: Claiming the Courtesan
Nicola Cornik:  Lord of Scandal
Amanda Grange: Mr.Darcy's Diary
Laura Lee Guhrke: And Then He Kissed Her
注目のThe Girl Bachelorシリーズ1作目。2作目も1月に出版されてます。
Candice Hern:  Merry Widow Trilogy
Georgette Heyer:  Arabella
Elizabeth Hoyt:  Prince Trilogy (Book1, Book2, Book3)
Karen Marie Monning:  ハイランドの霧に抱かれて
2作目以降にはあまり期待しないほうがいい…。
Elizabeth Rolls:  A Compromised Lady
要チェック作家リスト入り!
Elizabeth ThorntonTrap Trilogy
                                Whisper His Name
                                You Only Love Twice
私のツボ入りヒーローばっかり。
Tracy Anne Warren:  Mistress Trilogy (Book1, Book2)
3作目は1月出版。
Lauren Willig:  The Secret History of the Pink Carnation
これに続くBook2と3も出てます。

女子達による女子達のためのHotties
Anthology: Alluring Tales
Renee Bernard: A Lady's Pleasure
Sylvia Day: Ask For It
Sharon Page: Sin
Lisa Marie Rice:  Dangerous Lover

                

コンテンポラリー:
Cynthia Harrod-Eagles: Dangerous Love
Melanie La'Brooy:  Serendipity
                             Love Struck

                     
Enochの昔の作品が恋しくなって、"London's Perfect Scoundrel"を再読。楽しめました
BBCドラマシリーズのP&PをDVDで見たら、A.Grangeの"Darcy's Diary"をまた読みたくなって読みました。これはドラマと合わせて読むと面白さ倍増することを発見!

1月のリージェンシー

2008年01月08日 | HR Mania!

新年早々気になる本は、まずこの3冊↓
 The Wicked Ways of a Duke / Laura Lee Guhrke
 1894年、英国。Girl Bachelorシリーズ。針子だったPrudence Boshworthは突然多額の遺産を相続することになりますが、1年以内に結婚するというのが条件。Rhys De Winterの優しい一面だけを見たことがあるPruは彼が一番相応しいと思い彼を選びますが、実は彼は皮肉屋の放蕩ものだということに気づくのは後の祭りでした。
全くの形だけの結婚で好都合だと思っていたRhys。ただ、彼女と恋に落ちてしまうまでは…。

 The Stolen Princess / Anne Gracie
 リージェンシー、新シリーズ。とある小さな王国の後継者である幼い息子を連れてヒロインPrincess Callieは英国へと逃亡し、伯爵家の息子であるGabriel Renfrewに助けてもらいます。GabrielはCallieが何か隠しているのは気づいていましたが、それが何であるか、この二人の命を狙う事件が起こるまでは見当もつきませんでした。そしてこの二人を救うには結婚するのが一番と、結婚を申し出ます。

 The Favorite Mistress / Tracy Anne Warren
 リージェンシー。Mistress3部作の最終巻。Book1と2はレビュー済み。Gabriella St. Georgeは父の敵を討つため、(1作目のヒーロー)Rafeを殺そうと計画しますが、危機一髪のところでRafeの友人、Wyvern公爵に止められます。そして公爵は何かと彼女の面倒を見るようになります…。



うちのGさんからのクリスマスプレゼントは
ロマンス小説専門店で使える図書券だったので、早速この図書券で前から気になってたものをいくつか買おうかと思います。

 Irresistible / Mary Balogh

 Lady of Milkweed Manor / Julie Klassen

 The Sense of Honor / Ashley Kath-Bilsky

 What a Gentleman Wants / Caroline Linden

 The Accidental Countess / Melissa Schroeder
 1808年、英国。


コンテンポラリーだけど、Jane AustenのP&Pに影響されて書いたというこのお話もアマゾンでは評判がいいです。
 Pemberley by the Sea / Abigail Reynolds


その他1月の新刊: カッコ内の数字はRT Books Reviewの5段階評価です。
Queen of Dragons / Shana Abe (4)
 リージェンシー時代、英国とカルパティア山脈が舞台…。

A Seduction in Scarlet / Sara Bennett (4)
 ビクトリア期、英国。ホットなようで

The Spymaster's Lady / Joanna Bourne (4.5)
 1700年代後半‐1800年代前半の英国とフランスが舞台。

His and Hers / Dawn Calvert (4)
 現代&ビクトリア期の英国をタイムトラベル

Wizard's Daughter / Catherine Coulter (4.5)
 1835年、英国。パラノーマル

Confessions at Midnight / Jacquie D'Alessandro (4.5)
 リージェンシー。The Lady's Literary Societyシリーズ

Highland Wolf / Hanna Howell (4)
 1477年、スコットランド。

One Night with You / Sophie Jordan (4)
 リージェンシー。

Heart of Fire / Kat Martin (4)
  1844年英国。The Heart Trilogy

Explosive / Charlotte Mede (4.5)
 リージェンシー。ホットだそうです

Knave's Honor / Margaret Moore (4)
 1204年、イングランド中部。

Shadow Music / Julie Garwood

                 

Gからもう一つクリスマスプレゼントで、Jane Austenの
BBCドラマDVDコレクションをもらいました。感激!!!
早速、P&Pを一日で一気に見ました。
あまりに良かったので、それから2日後、またもう一度見ました。

このDVDコレクションで一番いいのはやっぱり、P&Pだと思います。
キエラ・ナイトリー主演の映画はこれに比べると生ぬるいです。あの映画は私からは
あとは、個人的にPersuasionとMansfield Parkが原作もドラマも好きです。
でも、Mansfield Parkと、それとEmmaなら、最近の映画のほうが好きです。

Upcoming Reviewこれからレビュー予定の本の中には
Untouched / Anna Campbell
Web of Love / Mary Balogh
The Perfect Rake / Anne Gracie
The Wedding Game / Jane Feather
などがあります。忘れてしまわないうちにレビューしたいと思います。


この月曜日から仕事再開という方が多いのでしょうか。
私はフルタイムで働いてないからお気楽極楽でいいけど、一応ちょこっとだけ仕事が入ってるので行ってきます。

今年はどんな年になるでしょう。
昨年に引き続き、今年もブログでおしゃべりに付き合って下さいナ


12月のリージェンシー

2007年12月10日 | HR Mania!

早くも12月ですねー。今年もダラダラと過ぎていきました…。
そんな一年を締めくくる(???)今月の気になるリージェンシー・ヒストリカル小説を挙げてみました。
カッコの中の数字はRomantic Times Book Reviewの評価(5段階)です。

 Untouched / Anna Campbell (4.5)
80年代に流行ったいわゆるBodice-ripperもの復活か、否、こんな男尊女卑・レイプものはロマンスじゃない・復活させるべきじゃないとオンラインを騒然とさせた1作目"Claiming the Courtesan"に続く注目のリージェンシー・ノワール2作目。RT Timesの中でCampbellは、1作目がこんなに話題をよぶなんて思ってもみなかったと言っています。ただAlpha Maleが大好きで、そんなヒーローに匹敵する強いヒロインのことを書くのも大好きだからこういうお話になっただけ、と。
子供の頃にかかった病気のせいで頭がおかしいとされ幽閉されていたSheene侯爵。そんな彼の"気を紛らわす"ために無理やり連れてこられたけど、解放されることを決してあきらめないGrace Pagetとのロマンス。二人は侯爵はおかしくないと証明するために共に戦います。

 The Accidental Mistress / Tracy Anne Warren (4)
Mistressシリーズ2作目。男の子の格好をして義父の元から逃げ出したLily Bainbridgeは、Ethan Andarton(Lord Vessey)に身分を見破られ、彼の世話になることに。Lilyは何か秘密があるようだけどEthanに話すつもりはありません。そして
財産が手に入るとLilyは未亡人として社交界に現われ、二人の関係はさらに燃え上がります。でもやっと二人が一緒になりたいという気持ちが通じ合ったと思ったら、二人の仲は切り裂かれてしまうようです。

 Her Secret Fantasy / Gaelen Foley (4.5)
Spiceシリーズ2作目。1作目のヒロインの兄Derek Knightと、お金持ちと結婚しないといけない貧乏なLily Balfourのお話。誰かがDerekの積立委員会から横領しているのですが、LilyはDerekが第一容疑者と目星をつけた男の婚約者でした。

 Naughty by Nature / Barbara Pierce (4)
14歳の時に美形の旅芸人にそそのかされ、男爵の娘としての地位を捨て舞台女優になったPatience Winlowは、ひょんなことからRamscar伯爵の妹のコンパニオンとして雇われます。

 Harstairs House / Amanda Grange (3)
ジョージア期、ゴシック風ロマンチックサスペンス。Susannah ThorpeはHarstairs Houseを相続しますが、まだ賃貸期限があと1ヶ月残っているOliver Bristowというハンサムな紳士とその期限が切れるまで一緒に住むことになります。ですが、奇妙な事件が次々と起こり始め、Mr.Bristowが誰かに襲われて大怪我をします。屋敷には
秘密の地下通路があったり、屋敷から見える海の向こうには意味ありげな光がチラチラと見えたりも。謎を解明していくにつれSusannahはOliverに惹かれていきますが、彼にも何か秘密がありそう…。

 The Accidental Countess / Melissa Schroeder (4)
Colleen MacGregorはお金持ちの貴族紳士が大嫌いですが、この雪降る道端に泥酔して倒れている紳士を見捨てるわけには行かず、家につれて帰り面倒を見ます。が、神父が寝室にいる二人を発見結婚するはめに。Sebastian WareとColleenは、式後Sebastianはロンドンへ去り、しばらくしたらColleenは「Sebastianは死んだ」と村の人に言っておけばいいという形だけの結婚に同意します(Sebastianは自分と結婚したがらないスピンスターのColleenにちょっとプライドを傷つけられます)。ですが、Sebastianの周りで奇妙な事件が相次ぎ、そして家族に不幸があり、彼が伯爵を継ぐことになります。ロンドン社交界の花婿ハンター達から逃れるためもあってColleenとの結婚を本当のものにしようとします。

 As You Desire / Connie Brockway (4.5) 1997年出版
古いけど、ずっと気になってます。エジプトが舞台。
まさに白馬の王子様に危機一髪のところで救出してもらうDesdemona "Dizzy" Carlisle。この王子様とは、頼りになるけど自分を所有物のように扱う幼なじみのHarry Braxton。彼に救出してもらってDizzyは嬉しいやら腹が立つやら。 Dizzyが学者の祖父と一緒に住むためにエジプトに来て初めて友達になったのがHarry。トラブルに巻き込まれてばかりのDizzyを助けるのはいつもHarryでした。 ある秘密を抱え、いつ危険な目に合うか分からない人生を送るHarryは、一生独身でいるつもりでしたが、彼のいとこが来て全てが変わります。Dizzyが彼のいとこを花婿として考え始めたからです。そしてDizzyのことだけでなく、ある伝説のアンティークをめぐってもこのいとことライバルになるようです。

 If His Kiss is Wicked / Jo Goodman (3)
9月出版。多分以前にもリストに挙げたと思うのですが、気になってるので、再び。アマゾンでは、読者数は少ないけど今現在★★★★1/2です。サスペンスが中心になってしまってロマンスが薄いようですが…。

 The Warrior / Kinley MacGregor (4.5)
The Brotherhood of the Swordシリーズ。パラノーマルのDark Hunterシリーズの作家Sherrilyn Kenyonがヒストリカルを書く時はこの名前。このヒストリカルのほうでも、アマゾンでは高評価だしレビュー者数も多いのですが、S.Kenyonファンの組織票が動いているのかも…。私は"Claiming the Highlander"で痛い思いをしたのですが、それでももう一度挑戦してみてもいいかな。

その他、余裕があれば…
 The Price of Pleasure / Connie Mason

Deborah MacGillivrayのThe Dragons of Challonシリーズ(スコットランド中世モノ)。アマゾンでは読者数も多いし評価も高いです。
 Book1: A Restless Knight (2006年1月)
 Book2: In Her Bed (2007年8月)

            

"Sneak a Peek!" 1月出版のもので、すでに気になってるものがあります

 His Favorite Mistress / Tracy Anne Warren (4)
 The Wicked Ways of a Duke / Laura Lee Guhrke (4.5)
 The Stolen Princess / Anne Gracie (4)

                  

来年4月16-20日、米ペンシルバニア州ピッツバーグで、Romantic Times25周年記念のRT Booklovers Conventionがあります。
(多分ロマンス系の)本好き・作家志望・作家・出版社の人たちが大集合するイベント盛りだくさんの大集会です。参加費用を払えば誰でも参加できます。
旅費も滞在費も自腹です。
「サイン入りの本がたくさん無料で手に入る!」とか言われても、フル参加だと$465くらい払うので…。

2008年のMr. Romanceを決定するコンテストもあります。
勝者を決める基準は、ロマンス本カバーモデルらしいルックスはもちろんだけど、ロマンチック度、人柄や魅力などもだそうです。

25周年を記念して、Fabioを始め歴代のモデルさん達も、全員ではないけど、ゲストとして来るディナーパーティーも催されます。

私は地元でよく似たことがあれば参加するかもしれないけど、アメリカくんだりにまで行きたいとは思いませんね…
みなさんはどうでしょうか…


今月のリージェンシー

2007年11月08日 | HR Mania!

先月書いた「今月のリージェンシー追加」記事に上書きしてます。

今回一番気になるのは、Tracy Anne Warrenの新シリーズ、Mistressトリロジーの1作目です。

My Fair Mistress / Tracy Anne Warren
ロンドンの資産家(金融業者っていうのかな?)であるRafe Pendragonは冷酷さで有名。
弟がRafeから借りたお金を返すためならなんでもすると決心した家族思いでやさいいJulianna Hawthorn。Rafeはエキゾチックな美しさを放つJuliannaが弟のためにそこまでやるなんてと心を動かされますが、レディーがこんなことに関わってはいけないと、脅したら逃げ帰るだろうと「そんなに借金を返したければ愛人になってもらうか」と言います。が、なんとJulianaは弟と残りの財産を守るために承諾します。

読み終わったので近々レビューしますが、先に結論から言うと、オススメです!

あとの2冊は:
・The Accidental Mistress
・His Favorite Mistress
のようです。



先月下旬に出た2作:



Irresistible / Mary Balogh

再販

Sophia Armitageは、半島戦争の時、夫について戦場で生活したことがありました。そして未亡人になっていたSophiaはある日、ロンドンのハイドパークで偶然、夫の戦友たちと再会します。
最初は普通の親しい友人同士だったけど、その中の一人Nathaniel GascoigneはSophiaのことを特別な目で見るようになっていきます。
一方、Sophiaは、Nathanielにも誰にも言えない重大な秘密を抱えていました…。

このお話と平行して(?)、Natの友人Eden(Lord Pelham)は、Natが後見人になっているLaviniaとユーモラスなラブロマンスを展開するようです。




 Dangers of Deceiving a Viscount / Julia London
Desparete Debutanteシリーズ3作目。
Lady Phoebe Fairchildは、わけあってMadam Dupreeという偽名で手作りのドレスを売っていました。もちろん、レディーが商売するなんてありえない世の中なので、本当の身元は秘密。
ですが、Summerfield子爵のある依頼で危うい状況に。彼の邸宅に招かれ、住み込みで舞踏会のドレスを作ることになります。子爵とPhoebeの間のセクシャルテンションはすぐに上がり、Phoebeは子爵から愛人になって欲しいと言われます。
最初は肉体的なものにたいする魅力だけだと思っていたPhoebeですが、やっぱり愛する人と結婚したい。でも、その愛する相手は…。
それに、偽名を使って独身男性のいる家で住み込みで働いていたことがばれたら、結婚のチャンスなんて全くゼロに。

J.Londonは、すれ違い・勘違いのパターンが好きなようで、私がこれまでに読んだのはそんなお話ばっかりです。
私はそのパターンが嫌いなんですけど、印象深いお話はいくつかあります。だから、また今回もあらすじを読んだら手に取りたくなってきました。
幸い、図書館が注文したようなので、早速予約しておこうと思います。



今年の初めに長い闘病生活の末亡くなったKathleen Woodiwissの遺作。
HCで値段はちょっと高めのAus$43.95
Everlasting / Kathleen Woodiwiss
Abrielleは美しくて聡明で花嫁候補No1でしたが、義父の爵位や財産に問題が生じると、彼女の名前・名誉まで汚されてしまい誰も花嫁としてもらってくれそうな人はいなくなってしまいます。ただ一人、醜い獣のようなDesmond de Marle以外は。
Desmondと婚約してからAbrielleは、宮廷の晩餐でハンサムで背が高くて黒い髪に鮮やかな青い目をしたスコットランド人Raven Seabernと出会います。瞬間、二人の間に特別な空気が生じ、二人ともお互いのことを忘れることができません。



もうすぐクリスマス。私はプレゼントは全部本がいいなぁ。
Regency Christmas Wishes (再販)/ Sandra Heath, Emma Jensen, Carla Kelly, Edith Layton, Barbara Metzger


あと、私は時間に余裕があればこちらも:
Eloisa Jamesの
Desperate Duchess
An Affair Before Christmas

図書館で注文かな。E.Jamesは大ファンというわけではないので、お金を払うのには躊躇。

図書館にあれば借りようかなと思うのが:
Blackthorne’s Bride / Shana Galen
Lady Betrayed / Nicole Byrd
Rogue’s Lady / Julia Justiss
In My Wildest Fantasies / Julianne McLean

リンクなしなので、皆さんも気になるものがこの中にあればアマゾンなどで検索して下さいね。ゴメンナサーイ゜(。´∀`)ノ゜


最近絶不調のS.LaurensからはCynsterシリーズのスピンオフPBが出ました。HCですでに出てますが、不評です。ブー。
Taste of Innocence / Stephanie Laurens



Hotなものでは、Sylvia Dayの新刊があります。
The Stranger I Married
A Passion For Him

こないだAsk for itをレビューした時、やっぱり、勘違いブログが何度か図々しくコメントを残していったので、削除にすごくイライラしました。
中学生男子じゃないんだから、いちいち色んな言葉に反応するなっての。


今月のヒストリカルで気になるのは、プレビューで絶賛されているデビュー作品:
When a Lady Misbehaves / Michelle Marcos

その他ヒストリカル:
Heat of the Knight / Jackie Ivie
Sword of Rome / Constance O’Banyon
His Captive / Diana J Cosby

これも気になる:
Sarah McCarty
Caine’s Reckoning
Promises Keep
Promises Linger



うちのGはハイランダーもののタイトルを見ると、偽スコッティッシュアクセントでタイトルを読んでくれます。

興奮しないけど。


今月はこんな感じでしょうか。
リージェンシーだけじゃなくて、ハイランドや中世ものでもチョコチョコっと気になるものが出てきて、どれを買うかどれを図書館で注文するか、考えどころです…。


ロマンス小説好き

2007年10月24日 | HR Mania!
Spotlight on Renee Bernardではずかしい表紙の話をしたんですけど、ロマンス小説の醍醐味はやっぱりロマンスですよね。
ものすごく誤解されやすいのはこういう表紙のせいでもあるんですけど…。

先日メッセージを下さったカナさんも、旦那様から「エロ本」扱いされているようなことをおっしゃってました。

うちもです、うちも…。

たしかに、図書館でああいう表紙の本を借りるのは、ビデオ屋でポルノを借りる時と通ずるものがあります。(あるの。)

でも、ロマンス読者(特に私)が図書館で若い男性司書さんにこんな表紙を見られて恥ずかしいって感じるのは、みんな偏見の目で見るからです!
内容はロマンスなので、何もやましく感じる必要はないんだけど、みんな偏見の目で見てるのを知ってるから顔が赤くなるんです。

その点、ポルノを借りる人は普通に恥ずかしいでしょ。
本当に内容がそうなんだから。


いいか、声を大にして言うから耳をかっぽじいてよく聞け、旦那諸君!(若い司書君も)

ロマンス小説の本分は、ロマンス。
ロマンスっていうのは、人間の感情や人間関係(Hも含まれる)を扱うんです。


「ロマンス小説が好きだ」って研究室のCに話したことがあったんですけど、「私はあんなのがまんできない。ロマンスだけが人生の全てじゃないじゃない」って言われました。

彼女はロマンス小説を読んだことがないのに、がまんできないって…
それにどうやって「それが全てじゃない」って言い切れるの?
その時は私は「ただの食わず嫌いじゃないの?」って言っておくにとどまりました。

そしたら先日、そんなCちゃん、15年ぶりに初恋の人とばったり会って食事に誘われました。
それから3日間、ゴチャゴチャと私に「どうしよう」「何話したらいいと思う?」「なんか変だよね」とか聞き続けたんです。
口を開けばその話。


「ロマンスだけが人生じゃない」って言ったよね?

へーっ。


「ロマンスはもう十分読んだから、これからはもっとこう、高尚なものを読み始めたら?」とうちのGが馬鹿にしてたんですけど、そんな彼が好きなジャンルはTrue Crime。ダーマーやゲイシーなどの連続殺人鬼・食人鬼・レイプ魔など。あと、ホラーも。


眉をひそめる人はいるかもしれないけど、でも、そういうお話に惹かれる人は惹かれるし、その理由なんて人それぞれだし、あんまり説明のしようがないじゃないですか。


ちなみに、Cちゃんが好きなのは伝記です。うちのGのオヤジ殿も好きです。
私から言わせてもらうと、「他人の人生なんて読んで何が楽しい?」です。

・・・よっぽどの大ロマンスを含んだ波乱万丈な人生じゃないかぎり。えへ

色々ジャンルはわかれますが、人の好みは十人十色。なのに、ロマンス小説好きばかり馬鹿呼ばわりされたりするのにはうんざりです。

10月のリージェンシー

2007年10月12日 | HR Mania!

今月はなんといっても、クレイパスの新刊ではないでしょうか

Mine Till Midnight
Lisa Kleypas

Wallflowerシリーズに出ていたハーフジプシーのCam Rohanがヒーローのお話だそうで。ヒロインは思いがけず上流社会の仲間入りを果たしたAmelia Hathaway。

でも、ジプシーのお話には惹かれない私…。
それに「思いがけず」上流社会のメンバーになったヒロインという設定など、またまたクレイパス得意の上流階級バッシングメッセージたっぷりかと思うと、さらにこの作品からは遠のく私。
でも、あまり波のないクレイパスだからファンの期待にはこたえてくれる可能性大。
私は気が向いたら読んでみようと思います。


これも大ファンだったら即買いでしょうか。先月半ばにでたHunterの新作。
Lessons of Desire
Madeline Hunter

Rothwell兄弟シリーズ。Lord Elliot Rothwellが、作家Phaedra Blairを無実の罪を証明し刑務所から出してやると申し出ます。もちろん、ある条件のもとに…。
私はこれは、ちょっと様子を見てからにします。Hunterは昔の作品のほうが勢いがあっていいかな。
Book1はRules of Seduction


あとは、
Education of Mrs. Brimley
Donna MacMeans

デビュー作品。Emma Brimleyは女学校に就職を申し込むのですが、仕事ほしさのため履歴書で一つ、自分は未亡人だとウソを書いてしまいます。
見事就職しますが、なんと彼女に任された仕事とは、結婚前の子女達に『結婚生活』のノウハウを教えることでした。困り果てたEmmaは近所に住むLord Nicholas Chambersに助けを求めます。"Lord Bedchanbers"とあだ名されるセクシーでハンサム、そして画家としての才能も持つNicholasは、Emmaがギリシャ神話の登場人物の格好をして自分の絵のモデルになることを条件に引き受けます。



お金と時間があれば…

Sin and Scandal in England
Melody Thomas

Art of Temptation
Lauren Royal

Seduction is Forever
Jenna Peterson

Book1: From London with Love
Book2: Desire Never Dies



読もうと思ったらアメリカ人ヒーローなので即やめた
Secrets of a Proper Lady
Victoria Alexander

Book1: A little Bit Wicked
Book2: What a Lady Wants




最近、私のWish Listで「読んで読んで」と訴えかけてくるのが、

The Widow's Kiss /
 Jane Feather
2002年出版ですが、再版されたんでしょうか。お店でよく見かけます。

The Sense of Honor / Ashley Kath-Bilsky

Without Reserve / Abigail Reynolds

A Clare Darcy Trilogy / Clare Darcy
G.Heyerに匹敵するとのうわさ。

Before the Season Ends / Rose Burkard Lionore

The Dutiful Rake  /  Elizabeth Rolls
先日これとは関係ないけど"A Compromised Lady"を読みました。これですっかりRollsも私の「要チェック作家」のリストに。

The Chaperone Bride  /  Nicola Cornick
Cornickの作品は読みたいものばかり。



        
先月、BBCドラマの"Under the Greenwood Tree"というのを見ました。
            
DVDは去年発売。
美人教師Miss Fancy Dayをめぐって村の男性達がライバル争いをする・・・というLighthearted Romanceのような感じで、私は楽しめました。
でも、もともとのこのThomas Hardyの原作はロマンスだけがお話の根幹ではないようです。村人の生活だとか、女性(Fancy)の揺れる気持ちや、近代の発明品(オルガン)が伝統(村人のバンド)にとって代わる様子などが描かれているそうです。もちろんドラマ版でも無視はされていないけど、私が見た限りではロマンス中心になっています。
Wives and DaughtersNorth and Southで活躍した役者さんもチラホラ。必見!というわけではないけど、機会があったらゼヒどうぞ。
私からは


               

レビューするつもりだったけど、多分もうしない(面倒になった)のは:
By Design  /  Madeline Hunter 

Black Silk  /  Judith Ivory  (かなり印象深いお話だけど、H/Hどちらも好きになれなかった…。)

Captives of the Night  /  Loretta Chase 
です。

           


ロマンスヒーローに泊まって欲しくない12の理由

2007年09月07日 | HR Mania!

The Goddess Blogsの5月の記事になりますが、Sabrina Jeffriesが"12 Reasons I'd Never Invite My Heroes to Sleep Over"を掲げています。
おもしろいのでゼヒ一読を。

ヒーローの髪の毛や胸毛の描写なんかもよくお話の中で出てきますけど、パイプがつまるほどのケブゾー君だったの・・・?みたいな


あと、8番目の理由:
「女性が3つ以上の避妊方法をとっていても、さらにその上にChastity Beltを使っていても、ロマンス小説のヒーローたるものは女性を妊娠させる精力があるので」

(爆
             
これがそのChastity Beltです。

実はこのChastity Beltに関して検索していたら上のブログに当たったんですけど、きっかけは、BBCの"The Antique Roadshow"という番組でした(←よく見ます)。
お宝鑑定団みたいな番組です。

その番組で先日、Chastity Beltを持ってきた人がいたんです。ガレージセールで安く買ったかなんか。
彼が持ってきていたやつには、前の部分に大きなフック型の鋭いトゲが付いていました。
バリエーション有りのようですね。


結局、骨董品としては、いくらかはっきり覚えていないのですが、結構いい値段してました。
「錠前なしでも?!」なんて持ち主は笑ってました。

もともとは旦那の留守中に浮気はしませんという約束のためにはいた女性がいたとか。
19世紀にはいると、職場のスケベ上司から身を守るためとか、身体ともに悪影響を及ぼすと信じられていた自慰行為を防止するためというのが主な目的だったようです。


それにしても、あの骨董品の持ち主、別にコレクターってわけでもなかったようだし、あのベルトどうするんでしょうね。
飾りにはちょっと・・・という代物ですしね。


ロマンス小説男性読者

2007年09月05日 | HR Mania!


"9月のリージェンシー"で紹介した本の中で題名が間違ってたものがあったので、先日直しました。
(
The Secret History of the Pink Carnation, The Masque of the Black Tulip) 

スンマヘン


土曜日、2ヶ月ぶりにロマンス小説専門店へ。
その日は、お目当てのものが切れていたか、まだ入荷していなかったので、とりあえず楽しめそうなものを買って帰ってきました。

そして月曜日も、仕事(←結局またひきうけてる)が終わってからイソイソと足を運び、また数冊購入…。給料入る前から痛いヮ。
あ~でもロマンス小説に囲まれるって幸せ
全部買えないのは悲しいけど。

店長さんはあと5週間で赤ちゃんが生まれるという大変な時期。「破裂しそう」って言ってました…


それにしても、ロマンス小説を私達のように楽しむ男性読者っているのかな~と思って。

この、私が行くお店はロマンス小説と犯罪小説の2ジャンルだけを取り扱っています。店員さんも3人だけで、私のような常連客ばかりで顔も名前も覚えてもらってます。

店内はロマンス小説と犯罪モノの部屋に別れているのですが、犯罪モノの部屋には男性のお客がいるのは珍しくありません。でもロマンチックサスペンスもたくさんあるので、やっぱり女性客が圧倒的に多いんです。

で、ロマンス小説の部屋でよく見かける男性といえば、本を受け取りに来るうちのGサン(と付き合わされたかわいそう?な彼の同僚)のような人たちです。

真剣にあれこれロマンス小説を手にとってどれにしようか迷っている男性は、これまで見たことがありませんでした。

が、今回、初めてそんな男性を見かけました。
白髪の年配の方。

ずーっと椅子に座ってカタログを読んでいたので、最初は奥さんを待っているんだろうと思っていたら、お店に私とそのおじさんだけが取り残されると、おもむろに立ち上がり、本を手にとって、裏表紙のあらすじを読んだりしながら選び始めたんです。
数冊買ってました。

自分が読むためでしょうか。
奥さんのために選んであげてたんでしょうか。


ずっと前になりますが、Avonの掲示板で「ロマンス小説を読む男性っているの?」と聞いた人がいました。そしたらなんと、「僕読んでます!」という返事がありました。(掲示板もチェックしてたのね)
「男のフリをしたウソのレスではないし、自分は女性を好きな男で、ロマンス小説から男が学べることはたくさんあるよ!」とも言っていました。

ロマンス小説の読者ターゲットは主に女性だと思うので、男性がロマンス小説を読むのって意外な印象がありました。
だからって男性が読んじゃいけないってわけではないですけど。
結局は個人の好みの問題だし本人が楽しめればそれでいいので、先入観は持ってはいけませんよね。

その白髪の男性を見たうちのGは目をまん丸にして、「あの人大丈夫?」なんてひどいこと言ってたけど、ア~タもこういう小説からもうちょっとロマンチックなセリフくらい学んでもいいのにねって。


9月のリージェンシー

2007年08月31日 | HR Mania!
今月の気になるリージェンシーです。

まずはBastion Clubシリーズの6作目から。

Beyond Seduction / Stephanie Laurens

Gervase Tregarth、6代目Crowhurst伯爵は次に目にした結婚適齢期のレディーと結婚してやると、自暴自棄な誓いをたてます。というのも、誰も訪れてこないようなコーンウォールの山奥とその周辺の村にはそういう女性は一人もいないだろうとたかをくくっていたから。でもなんと、お隣のMadeline Gascoigneがある日訪ねてきます。
あとは、いつものワンパターン。結婚するまでに二人が納得のいくまでラブシーンを重ねる…。でも、買っちゃうんだろうな、私…。


気になる2冊目はElizabeth Rolls。知らなかったけど、オーストラリア人だそうですね。

A Compromised Lady / Elizabeth Rolls

幼い頃はイタズラ好きのオテンバだったTheaですが、社交界デビューしてからはすっかり影の薄い存在に。でもRichard Blakehurstだけは、彼女の手に触れた瞬間に彼女に運命のようなものを感じます。TheaもRichardに惹かれずにはいられないのですが、彼を見るたびにデビューの日のダンスパーティーで自分が犯した過ちを思い出さずにはいられません。これがばれるとRichardは去ってしまうだろうとTheaは信じています。



これまたオーストラリア人作家Christine Wellsのデビュー作品も気になります。

Scandal’s Daughter / Christine Wells

一生遊んで暮らすつもりのSebastian Laidley(Carleton伯爵)はある日、ゴッドファーザーが臨終の際に言い残した願いをかなえる約束をします。幼なじみのGemmaを探し出し、彼女を結婚させてあげること。
魅惑的で有名だった母のように美しい容姿を持つGemma Maitlandの願いはただ一つ、祖父の屋敷の管理をすること。
Gemmaを結婚させるために、伯爵は自分の妹の結婚式の手伝いをして欲しいという名目でなんとかかんとか彼女を自分の屋敷に連れてきます。そして伯爵がイライラしたことに、Gemmaと結婚したがる男性はゴロゴロいたのです。


Elizabeth ThorntonやLiz Carlyleがお好きなら…と薦められたのが、

If His Kiss is Wicked / Jo Goodman

恥ずかしがりやでおとなしいEmma Hathawayは、いとこのMarisolが恋人と別れたいと伝えてきてほしいというとんでもない頼みを引き受けてしまいます。この時図らずも何かの事件に巻き込まれてしまいます。ですが、誰かが自分の命を狙っていると周りに話しても誰も信じてくれません。そこでEmmaは最後の頼みの綱Restell Gardnerに話します。
とてもハンサムだけど社交界ではあまり受け入れられていないRestellは、スキャンダルから人を救うことで知られていました。Emmaの依頼も一つ返事で引き受けます。ただ、いつもと違うのは、美しい緑の目をした依頼人のEmma。ただ単におとなしいだけのお嬢様ではないよう。Emmaにどんどん惹かれていくRestellですが、事件解決に集中できなくなると彼女の命を危険にさらしてしまい、果ては彼女を失うことにもなりかねないと、自分の気持ちを抑えます。でもRestellの気持ちはつのるばかり…。


そして、あっというまにシリーズ3作目となったElizabeth Hoytの

The Serpent Prince

気になってたSimon、Iddesleigh子爵のお話。子爵の暗くてつらい過去が少しずつ明らかにされる一冊だそうです。
田舎娘Lucy Craddock-Hayesはある日、大怪我をして意識不明のSimonを道端で発見。周囲の反対をものともせず家に連れて帰り、回復するまで看病します。そしてSimonは自分の一生をかけてでも大切な弟(兄?)のかたきをうつと心に誓っていることを知ります。
お話のあらすじはこれ以外はよく分かりませんが、ティッシュ・ハンカチのご用意を!とのことです。

Book1: The Raven Prince
Book2: The Leopard Prince



これも時間があったらCatch-upしないと。Elizabeth Boyleの"The Bachelor Chronicles"シリーズ。4作目が出ました。

Love Letters From a Duke

Book1: Something About Emmaline
Book2: This Rake of Mine
Book3: His Mistress by Morning


さらにさらに、Lorraine Heath。いつも私のWish Listに入っているけど、まだ試したことがなかったような。

Just Wicked Enough / Lorraine Heath

これとちょっと繋がりがあるのが、"A Duke of Her Own"だそうです。


ホットなものではHoltの新作が出てます。お好きな方はどうぞ。

Forbidden Fantasy / Cheryl Holt

私は結構です。


あとは、暇とお金があれば以下のものも…。
Truly Yours / Barbara Metzger
What a Rogue Desires / Caroline Linden
Bride Enchanted / Edith Layton
A Dangerous Man / Candace Camp
The Marriage Wager / Candace Camp

             

リージェンシーではなく、ヒストリカルではたくさんある中でもKaren Hawkinsが気になります。以前Hawkinsの作品にはギャフンと言わされたのですが、Second Chanceということで…。

To Scotland, with Love
How to Abduct a Highland Lord


         

ロマンス中心じゃないと思ったら、どうやらロマンスらしいリージェンシーもので気になるシリーズがあります。
Lauren Willigの
1.The Secret History of The Pink Carnation
2.The Masque of The Black Tulip
3.The Deception of the Emerald Ring

アメリカ人留学生Eloisa Kellyが博士論文を書くために、19世紀のイギリス人スパイ"Pink Carnation"や"Black Tulip"のリサーチを始めます。行き詰っていたEloisaですが、思いがけずPink Carnationに関する資料がたくさん入った箱に辿り着きます。箱を開けると、私達読者もすーっとナポレオン戦争の裏舞台で活躍したスパイ達(女性も含む!)の世界に誘われます。
Mary Baloghがオススメだと紹介していたので、これは読まねば!ということで、私も遅ればせながら1作目を読み始めました。

                 

さらにロマンスから離れ、気になっていたヒストリカルミステリー。
Laura Joh RowlandのSano Ichiroシリーズです。
17世紀の江戸を舞台にしたSano Ichiroというお侍さんが難事件に挑みます。
私は現代の法医学を使ったミステリーにはまった時期があったのですが、これはまたそれとは全く別世界のようですね。
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私は"Shinju"(「心中」)が未読の山に。