Julia Justissのちょっと前の作品を2つ。
ハーレクインから2冊を1冊にまとめて出版されているリージェンシー物語のシリーズです。
(お話自体はつながっていません。)
コテコテのリージェンシーではありませんが、今回も読み応えアリです。
The Untamed Heiress (2006)
Helena Lambarthは子供の頃からずっとお城に閉じ込められたまま成長したちょっと変わったヒロイン。
母が恋人と逃げてしまったので、復讐に燃える父のせいで自由を奪われてしまったのです。
父が亡くなったらこんな城や村から出てってやると強く思っていたHelena。実際に、父の葬儀が終わるや否やロンドンへと旅立ちます。
Helenaの母も彼女に知らされることなく、数年前に亡くなっていたのですが、母の友人の息子Lord Darnellがロンドンの弁護士のところに到着したHelenaを迎えにいくことに。
乞食のような格好をしたHelenaでしたが、Darnellの家族に暖かく迎えられ、彼の母や妹のサポートのもと、ロンドンデビュー。
Helenaが美しくしとやかな女性に変貌すると、彼女のことが頭から離れなくなるDarnellですが、財産不足で困っている彼は上流階級でお金持ち令嬢と婚約を発表してしまいます…。
Helenaは、とても紳士で家族思いのDarnellに惹かれますが、こんな気持ちは生まれて初めてで困惑します。それに彼にはもう婚約者が。
お互い同じ家に住んでいると避けることも難しく、2人は否定しがたい気持ちに苦しみます…。
父親から虐待されて育ったのに、Helenaは心も外見も美しく、弱者を放っておけないような心優しい女性に成長する様子や、HelenaとDarnellの互いに対する感情の変化が印象に残ってます。
A Scandalous Proposal (2000)
上流階級の貴婦人方に人気の帽子屋を営むEmily Spenser。
(もちろん、ワケアリですが)
ある日、店内で嫌がらせを受けていたところをCheverley伯爵に助けられます。
お店の場所代?(税金?)を法外な値段に吊り上げられて困っていたでけではなく、払えなければ体で払ってもらおうかみたいな展開になってきたところを()伯爵に助けられたのです。
しかもかなり高額な場所代まで立て替えてくれたのです。
伯爵のほうは、はっきりいってEmilyに一目ぼれ。
何気に友達の用事についていった先がEmilyのお店。そこで彼女を見るや否や、もう彼女のこと意外考えられなくなってしまったのです。
Emilyはしばらく伯爵が立て替えてくれたお金は返せそうにありませんが、何かお礼にお返しをしなければと一度食事に誘います。
EmilyもCheverleyの紳士的な魅力に惹かれ、二人は「今回だけ」ということで関係を持ちます…。
が、二人の関係はそれだけでは終わらなかったのです…!
シンデレラストーリーです
これもヒーローとヒロインの心情がよく描かれて、読んでいて充実感ありました。
今回の2冊といい、前回の2冊(Regency Secrets)といい、すっかりJulia Justissは私のお気に入りになりました。
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