Georgette Heyer. 1958/2004. Venetia. Arrow Books.
私からは大満足の!
25歳になるVenetia Lanyonは、Harrogate生まれ・育ち。でも必ずしも世間知らずというわけではなく、聡明で弟思いの優しさを兼ね備えた美人。求婚者も絶えません。
この求婚者2人というのが、少し自分勝手で冴えないんです。
この二人がこれ以上何も思い込まないように、でも怒らせないように適当に相手をすることにうんざりしながら、Venetiaは平穏な日々を送っていました。
そしてある日、Venetiaは悪名高いLord Damerelと劇的な出会いをします。
自分よりもずいぶん年上のDamerel(38歳)ですが、Venetiaは生まれて初めて自分の言っていることを理解してくれる人と出会えたと心から実感。笑いも共有できる友人ができたと、彼と過ごす時間が増えます。
一方Damerelのほうは、美しく、ユーモアもあり、曇りないまなざしのVenetiaに対し、初めてあった瞬間から友情以上のものを感じていました。
Venetiaの弟の怪我がきっかけで急激に親しくなる二人ですが、Damerelの過去のスキャンダル、Venetiaの周りの人たちの介入や、求婚者達のジェラシー、そしてVenetia自身の生い立ちのことなど影響し、二人のロマンスはイバラの道です。
H/Hのウィットに富んだ会話も、Venetiaが求婚者達をうまくかわす様子なども、「ぶっ」と吹き出してしまうほどユーモアが冴えてます。
H/Hの絡みもラブラブ。
すごくロマンチックで二人の姿が今でも目に焼きついています。
二人の劇的な出会いをここでチラっとドウゾ:
"Oh, how full of briars is this working-day world!
Well, fair trespasser, you are justly served, aren't you?' he said. 'Stand still!'
She remained obediently motionless while he disentangled her skirt from the brambles. As he straightened from himself, he said: 'There you are! But I always exact a forfeit from those who rob me of my blackberries. Let me look at you!'
Before she had recovered from her astonishment at being addressed in such a style he had an arm around her, and with his free hand had pushed back her sunbonnet. In more anger than fright she tried to thrust him away, uttering a furious protest. He paid no heed at all; only his arm tightened round her, something that was not boredom gleamed in his eyes, and he ejaculated:
'But beauty's self she is . . .!'
Venetia then found herself being ruthlessly kissed.
馬小屋で子猫をの様子を見ていたVenetiaとDamerelのラブラブな様子もお気に入りの場面の一つです。
でも、こういう風に二人がいい雰囲気になってる時に限って、弟のAubreyがひょっこり顔を出すんです。その辺、コミカルでした。H/Hのウキーッ!というイライラが聞こえてきそう。特にDamerelの。
他の方の不評も耳にしましたが、私はこれ、お気に入りリスト入りです!
>>Spotlight on Georgette Heyer
先日、別の作品のオーディオを借りてきたのですが、最初の数分だけ聞いて返しました。朗読を楽しむどころじゃなくて、黙読のペースで読みたいとばかり思ってしまい、楽しめませんでした。
P&Pなど知っているお話なら朗読を聞いてもいいかなと思いましたが。
私からは大満足の!
25歳になるVenetia Lanyonは、Harrogate生まれ・育ち。でも必ずしも世間知らずというわけではなく、聡明で弟思いの優しさを兼ね備えた美人。求婚者も絶えません。
この求婚者2人というのが、少し自分勝手で冴えないんです。
この二人がこれ以上何も思い込まないように、でも怒らせないように適当に相手をすることにうんざりしながら、Venetiaは平穏な日々を送っていました。
そしてある日、Venetiaは悪名高いLord Damerelと劇的な出会いをします。
自分よりもずいぶん年上のDamerel(38歳)ですが、Venetiaは生まれて初めて自分の言っていることを理解してくれる人と出会えたと心から実感。笑いも共有できる友人ができたと、彼と過ごす時間が増えます。
一方Damerelのほうは、美しく、ユーモアもあり、曇りないまなざしのVenetiaに対し、初めてあった瞬間から友情以上のものを感じていました。
Venetiaの弟の怪我がきっかけで急激に親しくなる二人ですが、Damerelの過去のスキャンダル、Venetiaの周りの人たちの介入や、求婚者達のジェラシー、そしてVenetia自身の生い立ちのことなど影響し、二人のロマンスはイバラの道です。
H/Hのウィットに富んだ会話も、Venetiaが求婚者達をうまくかわす様子なども、「ぶっ」と吹き出してしまうほどユーモアが冴えてます。
H/Hの絡みもラブラブ。
すごくロマンチックで二人の姿が今でも目に焼きついています。
二人の劇的な出会いをここでチラっとドウゾ:
"Oh, how full of briars is this working-day world!
Well, fair trespasser, you are justly served, aren't you?' he said. 'Stand still!'
She remained obediently motionless while he disentangled her skirt from the brambles. As he straightened from himself, he said: 'There you are! But I always exact a forfeit from those who rob me of my blackberries. Let me look at you!'
Before she had recovered from her astonishment at being addressed in such a style he had an arm around her, and with his free hand had pushed back her sunbonnet. In more anger than fright she tried to thrust him away, uttering a furious protest. He paid no heed at all; only his arm tightened round her, something that was not boredom gleamed in his eyes, and he ejaculated:
'But beauty's self she is . . .!'
Venetia then found herself being ruthlessly kissed.
馬小屋で子猫をの様子を見ていたVenetiaとDamerelのラブラブな様子もお気に入りの場面の一つです。
でも、こういう風に二人がいい雰囲気になってる時に限って、弟のAubreyがひょっこり顔を出すんです。その辺、コミカルでした。H/Hのウキーッ!というイライラが聞こえてきそう。特にDamerelの。
他の方の不評も耳にしましたが、私はこれ、お気に入りリスト入りです!
>>Spotlight on Georgette Heyer
先日、別の作品のオーディオを借りてきたのですが、最初の数分だけ聞いて返しました。朗読を楽しむどころじゃなくて、黙読のペースで読みたいとばかり思ってしまい、楽しめませんでした。
P&Pなど知っているお話なら朗読を聞いてもいいかなと思いましたが。
申し訳ありません!
編集ページが色々と変わってて、新着コメントに気づかなかったのと、その頃からブログを放置し始めたのが原因で…。
せっかくコメントくださったのに本当にごめんなさい。
Venetiaですが、読了、ご苦労様です☆
私と同じように楽しまれたと聞いて、嬉しいです。
発音ですが、applefieldさんのおっしゃるように、英語だとヴェニーシャだと私も思います
ではでは、本当に遅れて申し訳ありませんでした!
読了しました。最後まで展開が面白かったです。Kさんのレビューなどを参考に、別のヒストリカルロマンスに手を出そうかと思ってます。