ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

母、豪州へ行く

2011年02月15日 | Journal

64歳の母が去年の3月にメルに来た時のことです。

いやいやいや、大変でしたよー
あはははは。

上げ膳据え膳。

誰がって、母が上げ膳据え膳食ってたの!

私が1日3食、ちゃんと用意してたのよ。LHの離乳食と。
母は英語が全くダメだというのと、海外に来たことでやたらめったら臆病になってて、スイッチオフケトル(お湯が沸くと切れる電気ポット)とか電子レンジも使えないって言って、一切触らなかったのヨ。
食器洗剤機も壊れてたから、食器洗いもすんごく面倒だった…。

あと、母はよく考えずにしゃべるから、ムカっとくるようなことを連発だったしね。

5週間の滞在のうち、最初の2週間はそうやって、私の神経ギリギリって感じでした。

でもそのうち、母もこちらでの生活パターンにも慣れてくると、洗濯物とアイロンを担当してくれたり、LHをベビーカーに乗せて午前中と午後に1回ずつ散歩に行ってくれたりして、大助かりでした。

経験者の方はよくお分かりだろうと思いますが、育児は子供が起きてから寝るまで、家事は家族が起きてから寝るまで休みはないんですよね。
主婦/母親自身はお布団に入っても明日のことを頭の中で考え、計画し…というかんじで。

そんな中、少しでもワークロードを負担してくれる人がいるというのはすごく助かるし、自分の親だから遠慮せず頼める、というのがすごく良かったです。

だから最初の2週間以降は、母に来てもらってよかったとつくづく思いました。

この2010年3月~4月の滞在の時は、うちのLHがまだ午前と午後に1回ずつ寝ていたのと、離乳食と授乳が少しあったので、外出は大変でした。

それに、滞在最初の2週間はまだまだ残暑のメルボルン。
それでも日差しがそんなに強くない日を選んで、徒歩で最寄のBox Hillショッピングセンターへよく行きました。
そこのマーケットの規模に驚いた母。写真を撮っておいてとリクエストが出たので…。↓


観光はほとんど3週目からでした。こちらでの生活に慣れてきたと思ったら、「あれ?帰国まであと3週間しかない!?」ってあせったほどでした。

まずは何といっても、フリンダース・ストリート駅から!


州議事堂で。ベビーカーとその横に立つ母が見えるかな…?


エキシビションビルディング前で。
母はこの建物の外観にももちろん感動してたけど、その前の公園や花壇など自然のものにかなり目がいってたかな。田舎モノの園芸好きには、ぶったまげる規模だもんね。(笑


普段、私がどんなところへLHを連れて行っているかも見てもらいたかったから、電車に乗って何度か屋内プレイセンターへも足を運びました。
ここなら安心して遊ばせて、お茶もできる…なんて思ったのが甘かったけど。


結局、交代でお茶。母には未経験のホットチョコレートを。すっかり冷めちゃったけど…。


週末はうちのGの出番でした。母に色んな食べ物を食べてもらおうと、あちこち連れて行ってくれました。その中でもこの本格的飲茶には母も関心…、そして舌鼓。


LHはこの頃1歳のお誕生日前。まだ今ほど動物には興味がなかったんだけど、まぁ、子供って動物が好きな子が多いし、行ってみるか…ということになって。
結局、きちんと見えたのはこのキリンとライオンくらいだったかな。
すんごく暑い日だったうえに、なんとMelbourne Zooって、うちの田舎よりデカイやんかー!!!1日じゃ歩いて回れない!
LHに象さんやおサルさんを見せてあげたくてさまよい歩いているうちに、コアラに出会い、母はちゃっかり記念写真。「あー、これだけでもオーストラリアに来たかいがあったワ」って。え?

最後に1枚。

もちろん他にもたくさん写真はあるんだけどね。
この写真は、ショッピングセンター内の授乳室で。子供を遊ばせるところも結構充実。
この日は、LHの1歳の誕生日プレゼントを選びたくて来たんだけど、とにかくLHがいたんじゃゆっくり買い物ができない。
で、母がお守りをしててあげるから買い物しておいでと申し出てくれて、大助かりでした!
お母様様!

母が帰国する1週間まえには、以前の日記で書いたように、LHの誕生日パーティーをしました。
母には細巻き寿司を2種類作ってもらい、LHの面倒もみてもらい、とそこでも大活躍でした。

見送る前日には、やっぱり滞在を延長してほしくなってきた私。
またシングルマザーのような大変な日々に戻るのかというのがすごく憂鬱でした。
母には素直に「来てくれてありがとう」と言えない性格なので、出発の前日、母の寝室でとりとめもないことをおしゃべりしながら、母が荷造りするのを見ていました。
「この航空券じゃ滞在延長できへんし」と遠回りに『もっといて欲しかった』と言うと、母も「そんなことはもっと早う準備せんといかんやろ」とポツリ。
二人して泣いたのでした。

LHはしばらく、母が使っていた部屋へ行って母を探しているような行動も見られたけど、そのうち私もLHもプレイグループに行ったり、お友達と遊んだりと母ナシの生活のリズムに戻っていきました。

というのが、もうすでに去年の話!

この3月には私は里帰りを終えてメルに戻りますが、母も一緒に渡豪します!
2度目です!

今度はLHの睡眠や授乳・食事の時間にあまり束縛されることもないので、もっと色んな所に遊びに行けたらいいなーと思っています。


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