BIBA☆ハンドメイド

手作り&フォト、ポエムにエッセイ・ブログ

ゴージャスなドイリー

2007-10-01 20:18:43 | レース編み


手招きをする秋に、私は「ちょっとまってね」と微笑みかけると、再びレース針を動かします。新しい編み模様に出会うのも楽しく、難しくても臆せずに挑戦です。

 レース糸には、結構カラフルな色があるのですが、私はやはり白を選びます。一枚ひらりとあるだけで、そのコーナーが華やかになるのは、やはり白いレースのほかないでしょう。
 デザインも多種多様。例えば昭和を彷彿とさせるレトロなデザインも、丸い桐の御盆で運ばれてきた甘いノスタルジーのようで、それはそれで素敵です。
 でも私が作りたいのは、ヨーロッパのアンティークに近い雰囲気を持つ、エレガントで洗練されたレース。手芸本から見つけた、イメージ通りのデザインだけを形にしていきます。雄鶏社から出ている本はどれもセンスが良く、2冊買ったレースの本は大活躍です。

 糸は今のところオリムパス製しか使用していませんが、輝くような白と出来上がったときの清楚感が素晴らしいと思います。また、すべりも良好で編みやすいので、制作中も楽しい気分でいられます。
 レース針にはクロバーの№8。実に針先が1㎜程度しかなく、これで細い糸を編んでいきます。でも持ち手がペン状になっているので、指にタコができたり、余計に疲れることはありません。
  
 秋の夜は長く、私はその長さを愛おしみます。レースを編む手をふと休め、さざめく虫の声に聞き惚れながら、あるいは、麗しい月の光を仰ぎながら・・・・
 そしてまた、とくとくと流れる時間を編み込んでいくのです。


 写真は、実家の母への誕生日プレゼントとして作ったもの。すっきりとシャープでいながらゴージャスなデザインです。

テーブルセンター

2007-08-21 23:32:49 | レース編み


 レース編みに出会ったのが昨年の6月のこと。
1年を迎えた記念にテーブルセンターを編んでみました。
直径約60㎝と、今まで製作したドイリーの倍の大きさ。
手慣れたサイズとは違い、何かと苦心した一枚です。
 
 編み進めるほどに天使の羽が積もるように重くなり、それと相対的に細かい目が、みるみる息吹いていきます。一段に長い時間がかかるようになり、間違えばまた長い距離を編み直すなど、進行が鈍くなりがち。
 そんなときは焦らずに、レース本来の優雅さを思いだしましょう。
急いで仕上げようとせず、あくまでゆったりと、編んでいく過程に心を寄せることが大切です。
無限に広がる幾何学模様の美しさ。
贅沢な時を約束する、糸と針のハーモニー。
すべてが美しい規律のもとで、私に感動を与えてくれるのです。

 完成したテーブルセンターは、パイナップル模様が魅惑的に展開する、エレガントな作品。このレースに合う素敵なテーブルを探してみたくなりました。

レース編みのジャグカバー

2007-02-27 00:10:24 | レース編み


今年は冬が来たような来ないような。。
もう春を意識したレースを編んでみました

はっきりとした模様が新鮮なジャグカバー
結構手軽にできる大きさです(直径約17㎝)
水色のマーブル柄のビーズで、上品な仕上がり


 レース糸40番  「優美なレース編み」より