BIBA☆ハンドメイド

手作り&フォト、ポエムにエッセイ・ブログ

新緑へ

2008-04-30 13:40:24 | フォト


緑風にせかされて、季節の絵筆は忙しく
野山に色彩を乗せていく
若草色と萌葱色の、際限のない詠唱
梢が揺れるたびに、翼をつけた憧れが舞う

私は若緑の、リリカルで純情な
たくさんの美しい喜びを受けとろう



小川が息を吹き返し、流れる脈の力が増すごとに、
萌え出た緑は活気を帯びてきます。
まぶしい陽を木立で避けながら、そっと葉陰のおしゃべりを聞く昼下がり。
見るもの、聞くもの、すべてが爽やか。






海へ

2008-04-27 12:37:32 | フォト


風は常時、海岸線をたなびかせる
陶酔するほど濃い潮の匂い

波頭は真珠の連なり
そして、金と銀の間で煌めき
何かを強く訴えるように向かってきては
さざ波として、優しく砂を掻いていく・・・





まだ少し冷たい海で過ごす時間。
磯辺を渡り歩き、塩溜まりをのぞき込む楽しさ。
砂浜では指先だけを波に遊ばせ、無邪気に地表の70%を知ろうとします。
耳に残る波の声と、
浸食されて、不思議なほど丸くなった石を、お土産に。




あみぐるみのケーキ

2008-04-24 16:05:01 | あみぐるみ


あみぐるみで作るスイーツ
冷蔵庫に入れて冷やさないで
それは、あたたかいままでOKなの

食べられないから、消えてなくならないし
溶けないから、ずっと部屋に置いておける

チョコの香りはしないけど
甘い味は想像できるでしょう?

イミテーションだからって笑うわね
でも、リアルな世界にも、たくさんの嘘がある

また、少女のようだと笑うわね
じゃあ今、あなたの目の前にいる私は本物?




そこに毛糸があれば、どうしても編みたくなります。
まずは、頭の中でイメージを作って、編みながらまた考えて、
そうして出来上がった2種類のケーキ。
プティ・イチゴ・ケーキとショコラ・ケーキです。

ふわふわの編みぐるみのケーキは、夢のワン・シーンのよう。
こっそり見つけた可愛いケーキ。食べてもいいの?
食べたら夢が覚めてしまいそう。いいえ、きっと続きがあるかも・・・
オリジナルのケーキに、どんなお話をつけましょうか。

コリラックマのあみぐるみ

2008-04-22 17:08:21 | あみぐるみ


詳細は解りませんが、どうやらコリラックマというのもあるらしく、せっかくなので作ってみました。
リラックマよりも、ひとまわり小さなサイズ。
オフホワイトとピンク、ポイントに赤いボタンという、なんともベビーライクな甘い配色がファンシー度を高めます。
やんちゃっぽい姿も、子グマそのままです。
先日のリラックマと組み合わせれば、ほんわかムードの一角に。

でも、ちょっとプリティーすぎるかな?
大人カワイイではなくて、完全にキッズ・ワールド・・・
彼等二匹が住み着いて、いささか私は困惑気味かもしれません。





*「自分でできる! 手づくりリラックマ」(主婦と生活社)

リラックマのあみぐるみ

2008-04-20 21:46:23 | あみぐるみ


ふと立ち寄った本屋さんで見つけた、リラックマの手芸本。
内容のカワイさに思わず購入して、さっそく、あみぐるみを作ってみました。

寝そべったり、ごろごろしたりと、無防備にゆるいクマのキャラクターは、子供から大人まで、現代の人々の心をなごませ、相変わらず人気です。
キティーちゃんやミッフィー等と共通する、表情の変化がないシンプルさ。
あどけない顔と人間味あふれるポーズの、面白いバランス。
微笑ましいストーリーもポイントでしょうか。

作るのはリラックマですが、ついつい編むのに夢中になって、真夜中まで製作に没頭してしまうことも。
細編みだけで進めるので、目の増減にさえ気をつければ、サクサク編めます。
出来上がりは、さすがにかわいい!
眺めているだけでもリラックス効果があり、さらに、手にとれば、あったかい温もり。
コロンと丸くて、やさしいリラックマ。
ようこそ!







*「自分でできる! 手づくりリラックマ」(主婦と生活社)

ベイクド・チーズケーキ

2008-04-18 18:13:03 | COOKING

外では小降りになった雨の中で、鳥がさえずりながら飛び交います。
部屋のオーブンからは、ふくよかな香りが流れ、さあ、チーズ・ケーキがそろそろ出来上がり。

あつあつの型を、ふっくらと埋めるケーキ。
じっくり蒸し焼きされた表情は、夢から覚めたばかりで、まだ、どことなく恥じらい気味です。
そおっと労うように、ケーキをテーブルの上に置き、熱さが冷めるまで待ちます。
やがて、膨らみが3分の1程度に落ち着けば、食べちゃいたい気持ちを抑えて、冷蔵庫へ格納。
こうして数時間、じんわり冷えたチーズ・ケーキをやっと口にすることができました。

レモンの爽やかな味のあと、すぐにクリーム・チーズのコクが広がる、とってもなめらかなケーキ。
あっさりしているのに濃厚で、ふわっとしていてクリーミィー。
我ながら胸を打たれる、バランスのとれた美味しさです。
作って良かったを実感できる、満足なチーズ・ケーキになりました。
ヘルシー度も、また魅力なスイーツです。





レシピ

<材料>18㎝ケーキ型(底がはずせるタイプ)

・グラハム・クラッカー・・90g
・バター(無塩)・・・・・・40g
・クリーム・チーズ・・・・150g
・砂糖・・・・・・・・・・75g
・卵・・・・・・・・・・・2個
・サワー・クリーム・・・・100g
・生クリーム(乳脂肪35%)・・100g
・コーンスターチ・・・・・・大さじ1
・レモン汁・・・・・・・・・大さじ1

<作り方>
1 グラハム・クラッカーをビニール袋に入れ、麺棒でたたいて細かくする。

2 ボウルにグラハム・クラッカーと溶かしたバターを入れてよく混ぜ、ケーキ型に敷いて冷蔵庫で冷やす。

3 クリーム・チーズをレンジにかけ、指で軽く押せるくらいに柔らかくする(2分くらい)

4 3)をボウルに入れて、泡立て器でよく混ぜ、さらに砂糖も入れて混ぜる。

5 さらに、サワー・クリーム、レモン汁を順に加えて混ぜる。
6 卵を少しづつ加えて、さらに混ぜ、コーンスターチ、生クリームも入れてなめらかに
なるまで混ぜる。
7 ケーキ型に流し入れ、型の底をアルミホイルで覆う。
8 オーブンの天板か耐熱容器にお湯を注ぎ、ケーキ型を入れる。

9 オーブンは180℃で30分。表面がうっすら色付いてきたら、160℃にして30分ほど焼く。(焦げないようにアルミホイルを被せる)
10 途中でお湯が少なくなったら足す。
11 焼き上がったら型のまま冷まし、その後、冷蔵庫へ。

12 型から出して、カットします。


*私の持っている、底の取り外しのできるケーキ型は16㎝だったので、型に入らなかった生地は、プリン型で焼きました。
こちらもなかなか美味しくできました。

ガザニア

2008-04-16 19:34:19 | フォト


呪文へと繋がりそうなことばが、
この情熱的な花の名まえ
朝日の合図で、燃えさかる恒星のごとく、かっと咲き
一分(いちぶ)のとまどいも見せず
激しい美しさを、ありったけの力で示し
その印象は何にも遮られはせず、
それどころか、挑みかかるほどではないか

だけど陽がとろけ、地上の息が凪ぐ夕刻になれば、
花は、たたまれた鳥の翼のようにそっと閉じ
ドラマチックに一日を終えるのだ



葉はギザギザ、そして強烈なインパクトの花。
一見、手強そうなガザニアは、戦闘態勢にいる兵士みたいに勇ましいですが、とても綺麗に咲いてくれます。
花の種類は、黄色やオレンジ色の他に、このようなストライプが入ったものなどバリエーション豊か。
緻密な花芯も魅力の、フォトジェニックな花です。


フレッシュ・フルーツ

2008-04-15 20:20:34 | フォト


柑橘類の爽やかなデモンストレーション
空気中に飛沫する酸っぱいミストが、辺りをリフレッシュ

目に飛び込む、透き通った暖色系
オレンジからイエローまでの、心憎いグラデーション
太陽の光と色を使うことを許された、幸福な果実

人は乾きを癒そうと、その輝かしいしずくを求め
潤した喉元から、活力が漲っていくだろう、それは
それはあたかも、自らが燃える太陽になったように


カラー

2008-04-14 21:27:54 | フォト


春の目次も、ずいぶん進んできたようです。
フラワー・ショップでは日々、新しい種類が追加され、色も香りも
一段と賑やかになりました。
今日、選んだのは白いカラー。
シンプルながら存在感があり、1本で飾ってもモダンに決まる
カッコいい花です。
花びらに見える白い部分は、実は、苞(ほう)と呼ばれるもので、中央の棒状の花を包んでいます。頼もしいかぎりですね。

まだ、開ききらないカラーを真上からのぞき込むと、筒のように
くるりと巻かれた奥に、黄色の花が息を潜めています。
目線を誘導する螺旋のラインは、どこかインダストリアル。

この渦をたどって行けば、未来へ繋がるのでしょうか。
遠い生命の過去に出会うのでしょうか。
あるいは、無限に螺旋が続くのでしょうか。
自然の造形美に、あらためて感嘆させられます。


ゼラニウムの夢

2008-04-13 23:59:11 | フォト




遠い波の音に乗せて、軽快な花のリズムが聞こえてくる
いつしか色彩は夢にまどろみ
緩くなる時間をカクテルに注いで、熱い風を待つ
光の揺りかごでゆらぎ、やさしく、やさしく漂う花



球状に花を付けるゼラニウムは、たいへん丈夫で、
寒さをしのげば、ほとんど年中咲いてくれます。
最盛期になれば、鮮やかな花色とボリュームが楽しめます。
花の芯と、葉や茎に芳香があり、アロマオイルなどにも利用されるほど。
今日は一つずつ摘んだ花を水に浮かべて、ちょっとトロピカルに。
ぷっくりした5枚の花びらが、本当に可愛い!