BIBA☆ハンドメイド

手作り&フォト、ポエムにエッセイ・ブログ

ログキャビンのパッワーク・クッション

2008-03-02 13:11:31 | パッチワーク


陽光が水面をはじく小川を、3月のボートはゆっくり漕ぎ出す
オールがたてる波に、そこかしこで呼応するから
私も戸惑うことなく応えよう
春のせせらぎが約束する、復活と再生と新しいいとなみ



さて、パッワークのクッションが完成しました。
細長い棒状のパターンなので、型紙作りやカッティング、そして縫い合わせなどは安易に感じましたが、ステッチは想定外。
幅2㎝の布で構成されているので、こびとの畑に苗を植え付けるような感覚のステッチでした。

とはいえ出来上がってみると、全面を覆う畝が生み出す立体感が、なんともいえない愛らしさ。
シンプルなデザインですが、11種類もの布を使っているので、とても華やかです。
明快な幾何学デザインとロマンティック模様。
ストレートなラインにかけられた繊細なステッチ。
幾つもの要素と、そして温もりと。

まだまだ、あるでしょうね。
1個あるだけで、部屋がぱあっと明るくなる理由、
それはね・・・


ログ・キャビン

2008-01-26 12:08:15 | パッチワーク

片付けをしていたら、製作途中だったパッチワークが出てきました。昨シーズンは見かけなかったし、その前の年のものだったでしょうか。
クッションにしようと作りかけのまま、しまい込まれ、季節を随分と通過して、やっと再会となったわけです。
自分で作ったものは愛着もひとしお。私は対面を喜び、さっそく仕上げへ向けて、いそいそと手を動かすことにしました。
表面にあたるパッチワーク部分は、すでに中綿まで挟んであるので、あとはキルト・ステッチをかけて、裏面の布と繋ぎます。

ログ・キャビンとは、細い長方形の布を、その名のとおり丸太を組むようにして縫い合わせるパターンのことです。直線の快活なリズムが生み出すのは、明るさと力強さ。
なぜ、黄色と茶の配色にしたのか、今となっては謎ですが、花畑のようなキルトに、ちくちくステッチを刺していきます。


でも今日は、いい天気だなあ。出かけちゃうかも。
ステッチの続きは帰ってから・・・。あら、本当よ。
今度はちゃんと完成させてあげます。

クリスマス・キルト

2007-05-07 16:06:42 | パッチワーク


10年ほど前に作ったパッチワークのキルトです。
写真の上部にちょっと写っているのが54.5㎝四方の作品、
その下のものは横1m55㎝、縦1m75㎝で、私が製作したハンドメイドの
中では最も大きな作品です。
デザインはオリジナル。もちろん手縫いです。

大きなキルトは、20.5㎝角のパターンを56枚つないであります。
パターンをそれぞれ楽しむことができるように、ブーツ型とツリー型の2種類のパッチワークは、柄の組み合わせを全部変えてみました。
柄の生地は輸入もので、サンタやテディベア、キャンドルにソリなど、クリスマスに関わる可愛い模様がプリントされています。

最初のサイズはこの半分程の予定だったのですが、作っているうちにパターンが何枚できるか挑戦したくなり、ここまでの大きさになりました。
でも、私にとってパッチワークは冬の寒い時期限定の趣味です。
ましてクリスマス・シーズンを過ぎると、いささかテンションも下がってくるので、製作してるのは1年のうち2ヶ月ぐらいだったでしょうか。
ですから、パターンをすべてつなぎ、キルト綿と裏布を合わせて、さらにステッチをかけて完成となるまで、足かけ4年を費やしています。

まるで、古代エジプトのピラミッド建設に携わる季節労働者のような作業行程でしたが、ベストな時期に楽しく作るのも結構いいものです。