

毎年この時期になると、楽しみなのはジャム作りです。ホーローの鍋で、こまめにアクをとりながらくつくつ煮込むだけで出来ますが、最近は電子レンジを使うレシピもあります。どちらにしろ、煮詰まると焦げやすいので細心の注意をはらいつつ、ベストな状態で火をとめるのがポイントです。
さて、採れたての野菜が並ぶ直販店に立ち寄ると、ジャム用の小粒のいちごが「お待ちしておりましたよ」と私を見上げていました。さっそく、1パック700gを買ってジャムへと変身させてあげます。ころりと丸い可愛いいちごは甘みが強く、酸味が少ないのでジャムに最適です。洗ったいちごに三温糖を振りかけ、さらにレモン汁を搾って入れしばらく待つと、砂糖といちごの液が溶け出してきます。ここで火にかけ、あとは煮るだけです。
今回は電子レンジで作ってみました。ラップをして、まず6分加熱。ふきこぼれないように様子を見ながら再び数分加熱し、今度はラップをはずして加熱します。こまめにアクを取ったり、粘度を確認しながらの作業は少し面倒ですが、いちごの形を残したい場合はレンジでの調理が良いようです。
たちこめる濃厚な甘い香りは、魅惑のエントランス。味見と称して何度もスプーンですくいたくなるほどです。これでよし、のタイミングで取り出して完成。煮沸消毒したビンに入れたら、あとは冷めるまでゆっくり待ちましょう。
さすがはジャム用のいちご達です。しっかり味がありながらも、まろやかに出来上がってくれました。どこかヨーロッパの風味がするのは、いちごの種類のせいでしょうか。トーストよりも、クラッカーやスコーンに合いそうです。
私は甘党ではありませんが、ジャムぐらいはスイートなほうがいいですね。それとも、私が作ったので、甘ーくなりましたか 。

いちご(ジャム用)・・・・700g
さとう(三温糖)・・・・・150 ~200g 好みで
レモン汁・・・・・・・・・1個分