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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

光る君へ、取り敢えず観る?

「源氏物語」、、、世界に冠たる日本文学の最高峰ですが、このところ、NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送開始もあって、何かと話題になっています。(^。^)

大河ドラマに靡(なび)いた訳ではないのですが、いま読んでいる本のタイトルは「源氏物語を七日間で読破する」、、、タイミング的に絶対「吉高ファン」と思われて仕方ないですよね。(°▽°)

本の内容は、タイトルどおり、源氏物語の分かりやすい口語訳や漫画を用いて、各人物や背景、価値観などを紐解いています。(^-^)

加えて、古語の説明も受験参考書並みに詳しく掲載されており、非常に参考になります。(^_^)

例えば、「とりあえず」という言葉

現代では、「ひとまず」や「まずは第一に」という意味が大きく、「とりあえずビール!」なんて文例もあるほどですよね。(^。^)

これに対して、「取り敢えず」の古語としての意味合いは、「あっという間に」とか「たちまち」というもの。(^-^)

源氏物語の「須磨」の巻で、次のような節があります。

「高潮といふものになむ、とりあへず人そこなはるるとは聞けど」
[訳] 「高潮というものに、たちまち人が危害を加えられるとは聞くけれど」

一方で、「且つ且つ」という古語。
「かつがつ」と読みますが、この意味が現代でいう「とりあえず」に近く、「ともかく、何はともあれ」となっています。ややこしいですね。(≧∇≦)

源氏物語の「明石」の巻では、次のとおりです。

「思ふこと且つ且つかなひぬる心地して、涼しう思ひゐたるに」
[訳] (明石入道は)「念願がともかくかなった気持ちになって〜」
と使われています。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「光る君へ」、、、吉高由里子さんのファンではありませんが、源氏物語を原文で読み下せるよう、精進したいと思います、、、けど、七日間では無理!( ; _ ; )/~~~

「光る君取り敢えず行け紅葉の賀」 祖谷馬関

(注)紅葉の賀は秋の季語。紅葉の美しい頃に催す祝宴。または紅葉を観賞する宴。奈良時代に始まり「源氏物語」の「紅葉賀」には当時の華やかな御遊の様子が描かれている。
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