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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

風姿花伝と帰り花

「風姿花伝」 世阿弥

花と、面白きと、めづらしきと、
これ三つは、同じ心なり。されば、時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり。
ただ、人ごとに、この時分の花に迷ひて、やがて、花の失するをも知らず。「麒麟も老いては駑馬に劣る」と申す事あり。
さりながら、まことに得たらん。
能者ならば、物数はみなみな失せて、善悪見どころは少しとも、花は残るべし。
時の間にも、男時・女時とてあるべし。いかにすれども、能にも、よき時あれば、必ず、また、悪き事またあるべし。
秘する花を知る事。
「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからずとなり。」

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「秘すれば花」、、、室町時代の能楽師「世阿弥」の有名な言葉です。(^。^)

「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」という一節には、「隠しているものは、本当はたいしたものではない」という意味が込められており、芸道の秘伝は、「他人に知られないことで最も効果を発揮する」と世阿弥は述べている、とのことです。(^-^)

しかし、ある経営管理学者は、「秘すれば花というのは、日本人の奥ゆかしさや、欲望を刺激する方法を表しているのではなく、勝負を制するための明確な戦略、方法論を示している」と分析されており、秘密にしていること自体に価値がある、とのこと。(°▽°)

世阿弥が言いたいのは、“隠しているものの価値が重要だ”ということではなく、“隠すこと自体が重要だ”ということで、さらには「隠していることすら相手に気づかれてはいけない」と指摘しています。!(◎_◎;)

世阿弥の言葉では、もう一つ、有名なものに「初心忘るべからず」(花鏡)がありますね。( ^_^)/~~~

「路地裏に秘するが如し帰り花」 祖谷馬関

(注)帰り花は初冬の季語。初冬、小春日のころに返り咲く花をいう。桜・桃・梨・山吹・つつじなどに多く見られる現象。思いがけなく、ニ・三輪咲いたけなげな花に、やがて来る厳しい冬を思いやる。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「京都検定対策シリーズ」

<6月>

(1)東本願寺「内事」重文に 殿舎群14棟も追加指定
★東本願寺が所蔵する国宝「教行信証」(坂東)本★
★渉成園にある頼山陽が選定した十三景のうち池は 「印月池」★

(2)秀吉の「京都新城」 堀は極端に狭かった?
★秀吉が京都に最初に造営した押小路通小川西入るにあった城は 「妙顕寺城」
*秀吉は、1583年、大坂城造営に着手すると共に京都では妙顕寺を首都経営の拠点とし、妙顕寺は北方の寺之内地区に移されたが、
1586年、聚楽第が造営されるとその拠点機能を失った。この地を「古城町」と呼ぶのは妙顕寺城に因むもの。

(3)「お大師さま」へ感謝 智積院と仁和寺で法要
★秀吉の祥雲禅寺の地に家康の許可を得て、と智積院を建立した人物は 「玄宥」★★★
★白河天皇皇子で、仁和寺最初の法親王は 「覚行」★★★

(4)樹齢800年のカエデの巨木 苦渋の伐採 古知谷阿弥陀寺
★古知谷阿弥陀寺は(弾誓)上人の開創、寺町通の阿弥陀寺は(清玉)上人が開山★★

(5)豪快梵天「ぶん回し」 「暗闇の奇祭」宇治・県神社
★県神社、敷地神社(わら天神)の祭神は 「木花開耶姫命」(このはなのさくやひめ)
★京都三大奇祭とは、太秦牛祭・(やすらい祭)・鞍馬の火祭<(由岐神社)の例祭>

(6)半夏生見頃 建仁寺・両足院
★両足院の創建者・龍山徳見とともに来日した林浄因が祀られる神社は 「菓祖神社」★★
*〈 御祭神 〉田道間守命 、林浄因命

(7)鞍馬で「竹伐り会式」
★鞍馬寺の本尊・尊天とは、護法魔王尊・(毘沙門天)<鑑禎>・(千手観世音)<藤原伊勢人>★★
★「七度半の使い」が行われる「竹伐り会式」の始まり、大蛇を退治した僧は 「峯延上人」★★★

(8)「聚楽第」醸す佐々木酒造 家康邸宅跡石碑
★聚楽第(城)、秀吉は京都にいくつの城を造営したか 「五つ」
→「指月伏見城」「木幡伏見城」「妙顕寺城」「聚楽第」「京都新城」
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