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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「わた弓や琵琶になぐさむ竹のおく」 芭蕉

野ざらし紀行より、今日の一句。(^。^)

わた弓や琵琶になぐさむ竹のおく」 芭蕉

実は、馬関、この句には馴染みがあります。(^-^)

奈良県葛城市の竹内村に、芭蕉翁ゆかりの「綿弓塚」と呼ばれるスポットがあり、そこにこの句を刻んだ句碑があるのです。(^_^)

句碑の建つ庭と近くの民家を整備して休憩所とし、芭蕉の資料や司馬遼太郎氏の色紙などが置かれています。ちなみに、司馬遼太郎氏の母方の郷里がこの竹内村なのです。( ; _ ; )/~~~

松尾芭蕉が、門人・苗村千里の旧里である竹内に宿泊した時に詠んだ句を記念し、1809年に建てられた句碑だそうです。m(__)m

芭蕉は、1684年に竹内を訪れ、當麻寺に参詣して諸仏を拝んだと言います。
その後も度々この地を訪れ、孝女伊麻にも会いました。
孝女伊麻とは、父の長右衛門に孝行の限りを尽くした人で、この物語は『今市物語』として書き記されています。(^。^)

さて、「綿弓や 琵琶になぐさむ 竹の奥」という俳句の意味は、、、

まず、「綿弓」とは、繰り綿を打って柔らかい打ち綿に製する道具で、小さな槌で絃を打ち弾いて綿を作る時、ビンビンと琵琶のような音がします。(^-^)

句意は、「ひっそりとした竹林の奥のこの家に宿り、ひなびた綿弓の音を琵琶の音と聞きなして、しばし旅愁を慰めている。」といつたところです。(^_^)

では、竹内村を通る日本最古の官道「竹内街道」にちなんで一句献上。( ^_^)/~~~

 「いにしへの道もたそかれ茜色」 祖谷馬関


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