台風通過後初の週末、気持ちの良い青空と暖かな潮(水温25℃)に恵まれました。
多少のウネリと白濁りは”ご愛嬌・・・”と言ったところでしょうか? (^_^)
さて本日のお客様は、セルフのNさんがネットで集め連れてきてくださった若者達です。 実はこの方達、土曜の午前は利島でドルフィンスイムの筈でした。 ところが、大島入港直前に”利島欠航”が決まり、急遽朝からのダイビングと相成りました。

初ファンDIVEの方が数名居るとの事で、まずは野田浜で肩慣らし! 早朝着にも関わらず皆さん元気イッパイ、さすが若さですね~。
野田浜はかなり砂が動いていました。 浅場のベニシボリはおそらく全滅、あちらこちらで産卵していたのに残念です。
”タカノハハイツ”には、ニラミギンポが10個体近く、そんな中に混ざって数匹のヒトスジギンポ。

”タカノハハイツ”ならぬ、 ”ギンポ団地”と化していました。
2本目は、3DIVE希望者を募り秋の浜へ・・・ 台風の最中はかなりのウネリが押し寄せていたと思うのですが、案外生物に影響は少なかった様に感じました。
さて今回は、お客様からあるリクエストを頂いていました。
それは、 「ウミガメが見~~~~~~たい!」 との希望。
文字の大きさが↑ お気持ちの強さを表しています。(笑)
そんな訳で、3本目は”ケイカイ”へ・・・。
最近の遭遇率は80%、かなり自信を持ってのエントリーでした。
ところが~~~~
午前中に潜った人達は口々に「カメ居たよ~!」と言っていたのですが、全然目に入りません。根の上で休んでいないかと、目を凝らしますがやっぱりダメ! 結局、イサキに取り囲まれただけで1DIVE終わってしまいました。 エントリー前のブリーフィングで「此処はかなりの確率ですよ~」等と期待を持たせた事も内心後悔・・・。(>_<)
さて本日の1DIVE目・・・ やはり”ウミカメを見たい”皆さんの希望は強く、それに応えるべく気持ちを改めて”ケイカイ”へ・・・。
透視度も良く緩やかな流れ、自分の中ではかなりの自信が有ったんですけどね~・・・ しかし結果は2連敗。
さて本日の2本目、最後の1本です。
”王の浜”で ウミガメ 探しに賭けるか? 諦めて、秋の浜で季節来遊漁を堪能するか?選択してもらう事にしました。
結局、皆さんの希望は 「ウミガメ探し~~~!」
初日に”王の浜”に潜ったNさから、イロカエルアンコウの情報を得ていた事もあり、私も望むところです。(笑)
更にポイントに着くと、地元サービスの方から耳よりの情報を頂きました。
それはコレ・・・。

今シーズン初見、ナンヨウツバメウオです。 エントリー口でアオリイカの子供に混ざり、水面に浮かぶ枯葉に成りきっていました。 2個体居たのですが、どちらも体長は5cm程 可愛かったです。
さて情報通りの場所で イロカエルアンコウ を確認!

普通カエルアンコウは、同色のカイメン等に寄り添う事が多く余り目立たないのですが、これは見ての通りかなり大胆! まぁ、動かなければ他の魚から見てカイメンにしか見えないのかも知れませんが・・・。
潜水時間も予定の半分ほどを経過し、そろそろ折り返し地点に差し掛かった頃・・・・・。
「出たぁ~~~~~~~~~~~!」
いきなり目の前を泳ぐアオウミガメ!

少し小振りでしたが、目の前をゆっくり々泳いでいます。 急いでボードに殴り書き! 全員でしばらく”憧れのカメ”と泳ぐ事ができました。 いや~、メデタシ!メデタシ!です。 結局カメと出会えて一番嬉しかったのは、私かも知れません。 かなりのプレッシャーでしたからね~。 いや~、この一瞬でフッ!と肩が軽くなった様に感じました。(笑)
”王の浜”と言えば、大きなテーブルサンゴがあちらこちらに点在しています。 季節来遊漁が増えるこの時期、そんなテーブルサンゴを巡るのがとても楽しみです。
このところ”秋の浜”でも良く出現しますが、ナンヨウハギやヤリカタギを初めて見たのは”王の浜”です。
今日もこんなチビちゃんが隠れていました。

さて本日の最後は サザナミヤッコの幼魚

今年は個体数が多く”秋の浜”でも幼魚が沢山見られますが、これは5cm近くあります。 すこし薄暗い凹みの入り口でブルーの体色が妙に目立っていました。まだまだ水温の高い時期は続きます。しばらく成長の過程が観察できれば嬉しいのですが・・・。 無事に育てよ~。